ギャフンと言わせたい、憎っくきモラハラ夫。
大きな顔をして、妻を奴隷のように扱い、「誰のおかげで飯が食えているんだ」なんて、決まり文句を吐く。
気分1つでキレ散らかし、気の済むまで何時間でも文句を言い、その次は小学生ばりのシカトモード突入。
そのくせひどく周りの目を気にして、体裁を取り繕うが、自分の見下した人間に対してはどこまでも卑劣。
なんでも優劣や上下関係をつけたがり、いつも自分が優位でないと気が済まない。
家族の中でも常に自分が一番偉いと思っている。
自分は全てにおいて正しく、間違っているのはいつだって相手。俺は相手の尻拭いをする可哀想な奴。
いつだって不満だらけで、帰って来ても出かけても、いつだって不平不満を喋っている。
そんな、厄介すぎるモラハラモンスターの弱点はあるのでしょうか?
元妻がお答えしていきます!
モラハラ夫の弱点① モラハラできない環境を作る
モラハラ夫はいつだっでモラハラできるチャンスがないか伺っています。
まるで獲物を待つハイエナのよう。
こちらはごく普通の会話をしているつもりでも、モラハラの逆鱗に触れれば、それでおしまいです。
例えば、何か話していても、反論したり、正論を言ったりしないという事です。
では、次のような場合はどうすればいいでしょうか?
Q、一緒にテレビを観ている時、モラハラ夫が意見を求めてきたら?
A、モラハラ夫の意見に、わかりやすく賛同してみせる。
B、いや、私はこう思う。と、自分の意見を言ってみる。
答えは…
どちらも不正解です。
ごめんなさい。
でも、そういう事なんです。
いずれにしても、どんな反応をしても、モラハラモードの夫に対しては、それが材料になってしまうんです。
Aの解答をすれば
「お前には自分の考えってもんがないのか?」なーんて。もはやなんでもありですけど、モンスターはそうやって、難癖を付けてきます。
Bの解答をすれば
それがどんな内容であっても、「は?わかってねーなお前は。」「だからダメなんだよお前は。」と、こんな風になります。
ようは、何か言われる材料を与えないという事です。
模範解答は、
「え?どうだろうね。うーん。」
です。
反論でもないし同調でもない。わざとらしくもないし、無視しているわけでもない。
AでもBでもない、当たり障りのない返事をします。
そうする事で、モラハラ夫がけしかけるポイントをなくします。
モラハラ夫にとっては肩透かしを食らったような感覚かもしれません。
さぁてと、モラハラしよ♩って思って妻をはめたつもりが、予想外の返答。
モラ夫はイラっとしてるかもしれないけど、モラハラすることはできない。
いい気味です。弱点の一つ目。
はい、妻の勝利です。
モラハラ夫の弱点② 攻撃に屈しない妻
どんなに気をつけていても、まるで交通事故のように、予期せぬタイミングで不意に訪れるモラハラ。
どんなスイッチでモラハラされるか、何年一緒に暮らしていてもわかりませんよね。
だって、理不尽なんだから。
理不尽でメチャクチャ。妻に当たり散らす根拠なんてないんです。
なので、モラハラは、一緒に暮らしている以上、モラハラを抑えることはできません。
ではどうすべきか。
モラハラが起きてしまった時は、その被害を最小限に抑えましょう。
モラハラ夫は、妻にイライラをぶつけ、暴言をぶつけます。尊厳を奪うようなひどい言葉。
だから、反応してしまうんですよね、つい。
受け流すことができなくて、ひどい暴言に涙が出でしまったり、悔しくて反論してしまう。
すごくよくわかります。
でも、例えば、計らずも涙が流れてしまった時、モラハラ夫はなんて言いますか?
「ごめん言いすぎた」なんて、神様のようなことは言いませんよね。
「泣けば済むと思うのか?いいよな女はこれだから!!」
妻が余計に苦しくなる言葉を浴びせてきますよね。それがモラハラです。
だから、
泣かないんです。反論もしない。
そのまま受け止めないって事です。
夫がモラハラであると割り切り、戦略に乗らないという事です。
何か言ってきたら、
よく思いつくなぁ、そんな酷い言葉。
てかウケる(笑)
そんな風に、心の中でかっこよく受け流してやりましょう。
そしてなんの反応も見せなければ、モラハラは最小限に抑えることができるはずです。
はい、これが弱点の二つ目。
モラハラ夫の弱点③ 離婚、別居
長い歳月をかけ、育てて来た自分の召使い。好きなようにイライラぶつけ、ストレスを発散する俺だけの奴隷。
そんな、モラ夫にとって”かけがえのない妻”がいなくなる事。
モラハラ夫は、それを最も恐れています。
ここが最大の弱点です。
ある意味で、モラハラ夫にとって、妻は変えが効かない、唯一無二の存在です。
そんな妻が、本気で別居や離婚を切り出した時、モラハラ夫はひどく狼狽します。
だって妻がいなくなれば、今までみたいにストレスを発散できなくなってしまうんですから。
妻が「離婚しましょ!」と言ったときのモラオの狼狽っぷりは?
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離婚を盾にする夫の嫌味「もう離婚する?」に同意してみた結果は?
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会社で嫌いな上司に正論言われて言い返せなかったから?
パチンコで負けたから?
欲しい物が買えないから?
イライラした顔つきで帰宅して見せ、妻が怯え、何かミスをするのを待ちます。
そして妻が罠にかかれば…さぁ!そこからは世にも楽しいモラハラの世界。
外のイライラをこの召使いに思う存分ぶつければいいだけです。
自分で書いていて気分が悪くなってしまいましたが、きっと、こんな感じだと思いますよ。
「ハネムーン期」ってよく言いますけど、別居や離婚を切り出せば、すぐにそうなります。
モンスターのようにキレ散らかしていた夫が、嘘のように豹変。手のひらを返し、必死で逃げる妻を追いかけて来ます。
DVモラハラ夫の優しさは、操作であり、言語化すれば、
「僕を見捨てないでね。また虐めさせてね。また暴力振るわせてね」
ということ。
虐める相手を手放したら自分の空虚感に直面する恐怖から、虐める人をどうしても手放せない。
だから人がしないほどの優しさを見せる時もあります。— 萩 (@hiyoko34778556) January 20, 2018
別居や離婚は、最後の選択肢とも言えます。小さい子がいるから、別居なんて簡単にはできないという方も、多いと思います。
でも、モラハラパーソンとは、離れなければ、苦しみからは解放されないと、私は思っています。
まずは1週間実家に帰るという形でもいいと思います。
モラハラ被害は深刻な状況を生み出します。
被害者は精神疾患を患ってしまう人も多く、私はモラハラが原因でパニック障害になりました。
発症から数年経った現在、症状はほとんどありませんが、まだふと、後遺症のようなものを感じることがあります。
あと、円形脱毛症。しばらく治りませんでした。
何年先にも被害を残すモラルハラスメント。
深刻な被害が出る前に、本当に辛くなってしまった時は、まずは一時避難でもいいので、離れてみてくださいね。
ちなみに…
ただし、別居や離婚を切り出した時、さらに事態が悪化する場合もありますので、完全復縁を目指す方には向きません。
たとえば、絶対謝らないタイプのモラハラ夫の場合、あなたの暴言に耐えかねて家を出るといっても、
「暴言を言わせるお前が悪い」
「別居はお前の勝手だから、俺は養育費も婚姻費用も払わない。」
「俺は悪くない。」
そう言われてしまいます。うちがそうでした。
その後調停に発展てしもなお、有責配偶者は妻であるから、婚姻費用や養育費の支払い義務はないと主張し続けていました。
そういった言動を見るたび、モラハラ夫であることを認識し、おぞましさを感じ、離れてよかった。と心から思っています。
まとめ
憎っくきモラハラ夫にも、少しは弱点があります。
365日、毎日がモラハラ夫の天下ではありません。
こちらの仕掛けた罠にはまり、モラハラできずに悔しそうにする姿は、見ていて気持ちがいい。
大いなる爽快感を感じることができます。
モラ夫には、とにかく無関心になる事です。
いちいちモラハラ夫の伏線に乗らず、スルリと交わして、なんでもない顔をしましょう。
“モラハラに屈しない妻”はモラハラ夫にとって最大の敵です。
この他にもモンスターをうまく操縦する対処法にまとめた記事があります。役に立つので読んでくださいね!
参考記事
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制御不能なモラハラ夫をうま~く操縦する『5つの対処法』とは?
続きを見る
この記事も参考にして、うまく弱点をみつけてくださいね。
何度もやってるといずれ手の内はバレてしまいますし、ダメージをかわすには限界がありますが、しばらくはこれで乗り切ることができます。
おためしくださいね。