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3. モラハラとの闘い

モラハラされる方が悪い!という意見に怒りや葛藤を感じてしまう?

更新日:

モラハラされる方が悪いって言葉、モラハラについて調べていたら、

見かけることはありませんか?

モラハラを解決したくて・抜け出したくて本気で調べているのに

こんな言葉を見つけたら、突き放された気持ちにもなりますし、

誰も私の気持ちなんてわかってくれない!って思ってしまいます…

 

モラハラの苦しみわかりもしないで、言われたくない!

って言いたくなるのも無理はありません。

 

でも…

この言葉の意味、ちゃんと理解していくと、心当たりがある話が出てくるもので…。

つまり、この厳しい意見には、真摯に向き合う必要があると思います。

この記事を通して、モラハラと自分の関係性を理解して、

モラハラから一抜けするための大事な気づきを見つけて欲しいです。

 

『モラハラされる方が悪い』の言葉の本当の意味って一体…?

モラハラはされる方が悪い。される方にも原因(問題)がある。

こう言われたら、あなたはどう思うでしょう?

私は最初、このフレーズを見た時、とても刺さって複雑な気持ちになりました。

 

え?!私が悪い?!悪いのは明らかにモラハラする方でしょ?!

って…。なに?!この意見は、モラハラする人が正しいとでも?!って、

不安にもなったし、みんなして私を責めてるの?!って感じたことも。。

 

断言しておきますが、人としておかしいのは、モラハラ人間の方です。

…ただ、どっちが悪い・間違えてるという断言はしません。

 

 

ただでさえ、モラハラされっぱなしの毎日で心が弱っているのに、

こんな冷たい言葉、受け入れるのは怖かったし、つらかった…のですが、

そう言われる理由を正しく確認していったところ、正直…納得しました。

 

わたし
私の性格がモラハラ人間を引き寄せていたんだ…

と…。衝撃です、自分がモラハラを悪化させていたとわかったんですから。

 

一見すると、モラハラはされる方が悪いという言葉は、不快しかない言葉かもしれませんが、

実はかなり的を射た意見。だから、詳しい意味を理解もしないで、ひどい言葉!

と思わないでください。正しくわかったら、モラ脱却の一歩になるはずです。

 

注意ポイント

この記事は少し厳しい内容もあるかもしれませんが、大切な話だと思いますので、

最後まで、『自分に向き合い・考えながら』読んで欲しいです。

ただ、この記事を読んだ・される方が悪いというワードに反応したということは、

あなたが変われる人だからだと思います。

 

『モラハラ被害に遭いやすい性格の持ち主だ』と認識しましょう

世の中には、モラハラ遭う(遭いやすい)性格の人と、モラハラに無縁な性格の人がいます。

そして、残念ながら、今この記事を読んでいるあなたは恐らく被害者でしょうし、

前者のモラハラに遭うタイプの性格だということなんです。

 

『モラハラなんて悪!する方が悪いに決まってるでしょ!』

と…モラハラする人を非難したい気持ちはわかりますし、

自分の性格にも問題・原因があると言われたら、とても理不尽に感じることでしょう。

 

私もそうでしたから。

わたし
なんで私が悪いの?私にも原因があるとか意味わかんない!

って…これ以上私を責めないでって思ってました。

 

モラルハラスメント(いわゆるモラハラ)を受ける人には特徴があります。

一見被害者側には何の特徴もなさそうですが、

モラルハラスメントは被害者と加害者の相互の関係で成り立つものであり、

自分には関係ないと思っているあなたも十分注意が必要と言えるでしょう。

引用元:大阪千里法律事務所-弁護士による離婚相談-

 

でも、モラハラの一番の原因とも言われている共依存。

(※こちらにも共依存の参考になる記事があるので、確認してみてください。)

 

これを詳しく確認していくと、まさに…私の性格がモラハラ夫の性格にハマった結果、

私はモラハラを助長させる共犯者でもあると気付いたんです。

 

以前の私は、『こんな性格悪いモラハラ人間と合う人なんているのかしら?!』と、

モラハラ人間のことを、可哀想な人だと思っていましたが…

甚だ遺憾ではございますが…被害者はモラハラ人間と合う性格ということなんです。

 

つまり…される方が悪いというのは、決して個人攻撃の意味ではなく、

自分の性格・自分自身を変えないと、モラハラの苦しみは終わらないという意味。

モラハラ本人がどうこうではなく、自分に向き合うのも大切だよって意味なんだと思います。

 

 

モラハラ被害者のはずが『モラハラ加害者』になりかねない?!

私が己を振り返り、あの時はバカだったな…という戒め感がある話として、

被害者にとっては、少し耳が痛いかも…な、お話をさせてください。

超大事な話なので、少し長いのですがお付き合いいただければと思います。

 

以前の記事にも”ミイラとりがミイラに”という内容で少し書いたのですが…。

 

モラハラ被害者がモラハラをしてしまうことがあります。

 

あんな最低な人間と一緒になりたくない・一緒にしないでと思っていても。

日々のモラハラの洗脳から、自分を守る心理が働くからです。

 

私の実体験、私の知るモラ被害者の言動、モラ関係のサイトのコメントや

ツイートなどを見ていても、たまにこれは感じます…。というか、一定数そういう、

悲しいモラハラ返しをしてしまっている人はいて…。

 

 

この⇑ツイート⇑が、私の言いたいことを簡潔に表してるかな~って思うんですが。。

 

腹いせ的に仕返しとか…愚痴専用のアカウントで散々言い倒すとか…

サイトで自分は匿名で、モラハラ加害者を公表するとか…

気持ちに寄り添ってくれない・望むことを言ってくれない人に八つ当たりとか。

 

それであなたは本当にスッキリしているのでしょうか?

もしそうなら、ちょっと危険です。。と…私は思います。。ごめんなさい。

 

愚痴は別にいいと思うんです。でも、自分もそうだったのですが、

相手が悪いんだ!というアピールに一生懸命になって、相手を陥れたいとか…

ん~。。具体例を挙げると、たとえば、

とか、まぁ、色んなパターンがあると思うのですが…。

 

 

なんというか…こういうのって…

自分もやられたからやり返すって発想がある証拠だと思うんです。

同じ土俵で自分だってモラ人間には同じことし返したって良いみたいな。

 

あるいは、モラハラ人間が出来上がる心理状況と同じ、歪んだ自己愛が芽生えて、

私は被害者なの!みんな私をかばってくれるよね!私の正当性わかってよ!このくらいやり返したって許されるわよね!

って気持ちが出てくるんです。みんな私のことわかってよって。しかし…

我こそ被害者だ!って…これじゃ…モラ人間と同じじゃないですか?

私は悪くないのに…私は被害者なんだから…私を認めてよって。

 

モラ夫に日々コテンパンに打ちのめされて、自分を人から肯定してほしい気持ちも、

周りに味方になって欲しいのはわかります。でも、だからって、

モラ人間と同じ心理状態に陥ってしまったら、元も子もないのでは…。

 

私もお勉強になりました↓

 

やられたからってやり返していたら、終わるはずがありません。

こうなってしまうと…される方が悪いと言われるのも当然ではないかと思います。

これを被害者の逆モラハラ化というそうです。今知りました。

 

 

わかりますよ。モラられたことの腹いせ…行き場のない気持ち…助けてほしい…

わかって欲しい…正当化したい…味方になって欲しい…鬱憤を晴らしたい…

誰かにモラ夫をギャフンと言わせて欲しい…痛い目に遭って欲しい…そういう心の叫び。

 

でもそんな気持ちを引きずって、自分を正当化しようとしていたら、

気づけば自分もモラハラを相手や周りにしていることって、本気であります。

私は被害者なの!私は悪くないの!聞いてよ聞いてよ!って悲劇の主人公になるのは…

以前こちらで紹介したモラハラ人間のクズエピソードと同じです…。

 

関係ない人にまで攻撃的になってしまい…そりゃ…

モラ夫と似た者同士って言われても仕方ありません。この逆モラハラについては、

される方が悪いと言われる典型だと思っています。

 

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モラハラ被害者を責める意味ではなく『気づき』を得るヒント!

モラハラはされる方が悪い・される側にも原因があるという言葉は、

決して、被害者を責める言葉じゃありません!

だから、なんで被害者が悪いのよ!と頭ごなしにアンチ思考にならないで!

 

確かに、既に戦闘不能なほど、モラハラに疲れている時に、言われたらとっても傷つくこのワードですが、

自分のための気づきのチャンス・自分に向き合うきっかけだと思って欲しいです。

先ほど挙げた、自分を変えようというのもその気づきのひとつ。

 

決して、モラハラする人を擁護する言葉ではありません。

 

だから、相手を責める思考をやめて、自分を見つめてください。

今現在のあなたの考え方を、ちょっと違う角度に変えてみましょう。

 

 

たとえば、人の振り見て我が振り直せ…って言葉がありますが、

相手を責めたり、相手を恨むとか、変えようとする前に、

その苦しい気持ちから自分を解放するにはどうしたら?と考えてみましょう!

 

恨みや憎み…相手を責める気持ちを抱き続けるのって、きっとあなたも苦しいはずです。

考えただけでイライラすると思います。でも…考えてみてください。

そんな苦しい・不快な感情をなぜあなたは手離せないのでしょう?

 

わたし
だって悪いことをしたのに、相手が謝らないから!

酷いことしか言わないんだもん!相手がわかってくれないから!

それだけ相手が私を傷つけたってことなのよ!

間違えてるのは相手なんだから、ムカつくのは当たり前でしょう!!

 

って…まだ『だって相手が』って言いますか?違うんです。ここで、

なんで私、こんな嫌な気持ち引きずるんだろう…って自分の心を見てください。

 

 

モラハラされたくないのに、自らモラハラされに行っていることって…

たくさんあります。私は見事にそうでした。(↑これこそがされる方が悪いの原因)

この気づきって、めちゃくちゃ大事なんですよね。

 

その事実を受け入れるのは、私もとても苦しかったです。

でも、きっとそれを乗り超えないと、モラハラから抜け出すなんて無理なのかも。

抜け出した人って、こういう気付きを放棄しなかった人なのではないでしょうか?

 

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『モラハラされる方が悪い』の言葉の誤った認識の仕方とは?

モラハラされる方が悪いとか、される方にも原因があるって言葉は、

日頃のモラハラに心が疲弊して、弱り切っている人からしたら、

とどめのカウンターパンチを食らったかのような気持ちになるかもしれません。

 

でも、それはきっとこの言葉を誤って受け止めてしまったからです。

大事なことなので何度も言いますが、この言葉は、

心が疲れ切っている被害者を、貶めるための言葉ではありません!!

 

そして…この言葉でノックアウトされた気持ちになるということは、

それだけ弱っている証でもあり、モラられ要素がある証。

誤った受け取り方をした方は、これから紹介するものに該当していないでしょうか?

 

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『どうせ誰もわかってくれないよね…』と卑屈に受け取らないで!

突き放されたように聞こえるこの『される方が悪い』という言葉に…

どうせ私の気持ちなんて誰もわかってくれないよね…。

…そう思っていませんか?

 

この言葉は、決して、モラハラ加害者の肩を持つ意味ではありません。

でも、こう言われてしまうと、

わたし
なぜ私が?!みんな外面の良いモラハラ人間に騙されてる…

と思いたくもなることでしょう。

 

 

その気持ちを抱いてしまうと、一層うちに入ってしまって、

私が悪いのかな…と自責し、孤独に感じてしまいます。

私の気持ちなんて、みんなからしたらどうでもいいよねみたいなネガティブ思考。

 

この言葉の意味を取り間違えてしまうと、周りが敵かのように見えてしまったり、

理解してもらえないんだと思ってしまったりしてしまうんです。

この取り間違いはモラハラに悩む被害者にとっては、致命傷になりかねません。

 

でも、それは違います!モラハラ被害に遭っている方の話を聞けば、

『そんなこと言われたら(されたら)そりゃ嫌だよね…』

って、モラハラされていない人もあなたの気持ちはわかります。

 

 

いくらモラ夫が外面が良かったとしても、話せばちゃんとわかってくれる人はいます。

モラハラを理解していない人(うわべの関係の人)もいるのは事実ですから、話しても、

モラ夫を擁護するような言葉が返ってくるような人は、今は離れておいていいと思います。

  • 『そんなことするような人には見えないけどなー』
  • 『思い込みじゃないの?』
  • 『その時、機嫌が悪かっただけじゃないの?』
  • あなたも相手になんかしたんじゃないの?』

 

こういう言葉を言う人は、そもそもちゃんと聞く気のない人なのかもしれません。

本当にあなたのことを大事に思っている人や、理解しようとしている人からは、

このような言葉は出ないと思いますから。

 

 

あなたの気持ちをくんだ上で、それは辛いよね、じゃあどうしようか?

と考えた時に、そういうことをされないため一歩先を見て、

『される理由・原因を根本的に考えてみようという助言なんです。

 

『される方がどうなれば(される方の悪い部分をどうすれば)やられなくて済むか』

と、本質に向き合おうとするからこそ、でる言葉だと私は思います。

モラハラの核心をついた意見なんです。

 

される方が悪いの真意は、される人の気持ちを理解していないのではなく、

  1. モラハラの原理される方の悪い点がわかっている
  2. モラハラ被害者に寄り添った考えをしている
  3. 本気で被害者を救いたい・人生を楽しく過ごして欲しい

からこそ出てくる、愛のある言葉だと思いますよ♪

 

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『私が悪いんだ…』という自己嫌悪で自分を責めるのはやめて!

日頃から、モラハラ人間に、散々な暴言を言われ続け…

怪獣モラオ
なんでそんなこともわからないんだ!お前が不出来だから!

とか刷り込まれているため、”モラハラされる方が悪い”という言葉を

モラ夫が言うとおり…やっぱり私が悪いんだ…。

と解釈してしまうかもしれません。

 

責任感があり言われるようにまっとうしないとと思ったり、自分に自信がなかったり

相手にノーが言えなかったりするモラハラ被害者ですから、

このように、自分を責める考えをしてしまうのは無理もないのですが…。

 

自責傾向が強い(or完璧主義な)方の場合、モラハラ夫を許してしまうこともありますし、

モラ夫にもいいところはあるし…私にも悪いところはあるから…

と、なぜか相手を擁護したり・相手に合わせようとしたりしがちです。

 

でも、違います。される方が悪いという言葉は、

被害者を否定するために言っているんじゃありませんし、

あなたの気持ちや人となりを否定するということでもありません。

 

 

この言葉を、自分が悪いんだと受け止めてしまうと、

わたし
もうこれ以上、私を責めないで…どうしろって言うの?!

って、自己嫌悪的・自責的に思ってしまいますよね。

 

しかし、本当はそう受け取って欲しいのではなくて、

あなたはモラハラ人間をもっと責めても良いのに、なんで責めないの?

と、抜け出すために背中を押してくれてるってことだと思うんです。

 

モラハラされないために、もっとちゃんとNOって言ってみよう!って。

あなたはもっと自分を守る考え方をして良い!

あなたは価値があるんだからって思って言っているのではないでしょうか?

 

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『モラハラの辛さわからないくせに!』と批判・逆切れしないで!

どうせモラハラされてない人にはわからないよね!

…って。こう思ってしまえば、もう、どうしようもありません。。

これもミイラ取りがミイラ的な、他人への八つ当たりもある気がします…。

 

※ここから少し厳しい内容を含むので、該当しない方は次に飛んでください♪

 

わたし
やられない人にはわかるわけないでしょ!

と言いたい気持ちはわかります、私もそんな気持ちはありました。

こっちだって、好きでモラハラなんてされようと思っていませんから。

 

それに、やめてほしいし、やめさせたいから悩んでいるんですもの。

モラハラするような人だってわかっていたら、結婚してかなったし

って。モラハラ人間って、結婚してからわかることが多いですしね…。

 

でも逆に…やられない人からしたら、(やられない人の気持ちからすると)

そんなんだからモラハラされるんだよ…という思いもあるのかも…。

これは他人事だからとかではありません。

 

 

むしろ、当事者じゃない・モラハラされない人だからこそわかることはあります。

モラハラされない人は、ターゲットにされていないだけって思っていませんか?

 

モラハラ人間は、誰に対してもいつだってモラるタイミングを狙っています。

なのに、ターゲットにされないのは、

モラハラを交わす術を知っているからで、モラハラされない性格だから。

 

モラハラに苦しんでいた当時の自分にも言いたいことなのですが、

わたし
なんであの人はモラハラされないんだろう?

と考えてみてください。

 

 

モラハラの愚痴を話したい被害者と、モラハラされない人との具体的な会話を、

冷静に分析していくと、モラハラされる人・されない人の違いがわかるかもしれません。

(※以下の会話の被害者はわかって欲しい欲求とイライラが溜まった状態です。)

 

被害者:『こんなことを言われたりやられたりしてるの!最悪!モラ夫!』

と、日頃のモラハラの鬱憤を感情的に話しています。

友達:『そうなんだ、それは辛いね。相手がおかしいよね!』

共感・同意してくれました。

被害者:『そうなの、この間はこんなこともあって。全部私のせいにするの!』

と、嫌だったエピソードを話し続けます。まるで愚痴マシンガン。

友達:『でも、なんでこう言い返さないの?こう言えば?』

と…核心をつくごもっともな意見をいう友達に…

被害者:だって~~だから!でも〇〇だし…』と返事していませんか?

 

 

このツイートのとおりなんですが、『だって言い返してももっと言ってくるから!』

でも言っても聞く人じゃないし』と言われたら、モラハラされない友達からしたら、

”でも”とか”だって”とか言われたら、どうしようもないじゃん…

ってなってしまうんです。

 

なぜなら、これ以上の解決策はない助言をしているのに、被害者自らが、

「でも…だって…〇〇だから」という以上、聞かされる方としてはお手上げだから。

 

この返答をされたら、そっか~大変なんだね~以外返す言葉がないし、

毎回聞かされてると、ほら…だから、モラハラされるんだよ

って言いたくもなってしまうわけで。。

 

 

『こうしたらどう?』とあれこれ提案しても、

『それはもうやってて、その上をいくこういうのがあって』と返されたとしたら、

わかりやすく厳しく、かつ、大袈裟に言うと、友達からしてみれば、

  • 『そういう風に言ってるのが好きな人なんだ』
  • 『本気で抜け出す気ないんだろうな~』
  • 『話したいだけ(聞いて欲しいだけ)かぁ…』

って思われてしまうのも、無理はないんですよ。

 

苦労を散々アピールされようが、愚痴られようが、こんなやり取りしかできなければ、聞くしかできません。

どう返しても、被害者自身の中での、堂々巡りの話なんですもの…。しかも、

友達には解決する・気づかせる責務はないし、途中から聞くのもしんどくなります…。

 

なぜかというと、心の距離の取り方を知っているからだと思います。

これがモラハラされない人の思考です。友達が冷たいのではありません。

なにを言っても”でも・だって”を言われたら、意見する気もなくなります…。

 

 

されてないからわからないとか、うちはもっとひどいからわからないよね、とか言い出したら、

抜け出すためのヒントを放棄しているだけのような気がします。

そして、そう言っている限りは、モラハラから抜け出せません。

 

抜け出すきっかけの放棄・きっかけをくれる存在にすら敵視するような発言をするという過ちに気づいてないから、

モラハラされる人が悪いと思われるのではないでしょうか?モラハラされない人からしたら

離れた方が良いと言っているのに、あれこれ言い訳を付けてモラ夫にしがみついているようにしか見えないのは無理もないことなわけです。

 

やられていない人に被害者の気持ちはわからないどころか、

『自分でモラハラ引き寄せてんじゃん…』って話なのかもしれません。

これはモラ夫の洗脳と、あなた自身のモラへの執着が原因だと思っています。

 

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モラハラされる方が悪いことに気づいても…どうしたら良い

少し私の経験をお話しさせてください。しばしお付き合いを。

『される方が悪い・される方にも原因がある』と理解した時の心のモヤモヤや、

私はどう考えるようにして抜け出せたかについてです。

 

まず、これまで話したように、この言葉に私も言うまでもなく、

わかってくれないの?なんで私が悪いの?まぁ私にも悪いところはある…

と、ノックアウトされたタイプですが、ずっとこの言葉は引っかかっていました。

いい意味で心に爪痕が残った言葉でもあったわけです。

 

ただ、説明してきたように、モラられないで幸せそうな人を見た時に、

わたし
あの人はなぜモラられないのだろう?

どうやったら、あの人みたいにいつも笑顔でいられるんだろう?

どういう考え(性格)なら、ああいう風になれるんだろう?

 

という意識はするようになっていったんです。

 

 

そういう気持ちがあったので、しばし、モラハラに無縁そうな、

いつも笑顔で元気で明るい友人の考え方、受け止め方を観察することにしてみました。

 

ただ、人は人・自分は自分なので個性や性格の違いがもちろんあります。

ですので、最初のうちは、

わたし
ふむふむ。あなたはこういう時こう受け止めてるんだね。

と思いつつも、その性格の差を痛感して自己嫌悪に陥ることもありました。

 

うーん、私もそうなりたいけど…私にはできない…

って、モラハラされない人との性格の違い(自分のモラられポイント)

へこむことなんて何度もありました。あなたには簡単にできても私にはできない…。

って、自分が劣っているかのように感じたこともあったんです。

これは日頃からモラハラされてきたからこその、自責癖かもしれません。

 

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モラハラされる人・されない人の物事の受け止め方の違いを考える

モラハラされない人の考え方や、物事の受け取り方を観察して、

自分との違いに落ち込み劣等感を感じてしまったものの、ふと気づいたんです。

モラハラされない人と同じになる必要はないんだと。

 

参考にはした方がいいけど、比べて落ち込む必要はないんですよね。

とはいえ、物事の見方については、自問自答することにはなりました。

 

たとえば、モラ被害者とモラられない人の身に、全く同じことが起きた(同じことを言われた)とします。

※同じ人から同じテンションで同じことを言われた(された)という同条件です。

モラハラされる私は、ズルズルと引きずって考え込む癖がある反面、

されない人は、別に気にも止めてもいません。

 

あるいは、その事柄に苛立ったり落ち込んだり、気にしたりしてしまう

かたや、

別にそっかー程度に、気にしない深く受け止めない”されないタイプ”の人。

 

 

性格の違いと言ってしまえば、それまで。なにも話が進みません。

なので、この違いをどう捉えたら良いのか考えました。その時、私が本かなにかで読んで

超~納得して腑に落ちた話が、海に浮かぶ帆船のお話。(それで船の写真を挟みました)

 

海にたくさんの帆船がいて、帆船が人海は人生と仮定して想像してみてください。

風が吹いた時にその風を上手に使ってスイスイ進む船もあれば、風を受けた角度が悪く、海でグラングラン揺れている船もあります。

もしかしたら逆風になって後退している船風を帆がとらえきれず、転覆している船もあるかもしれません。

 

『風』は人生でおきる事柄です。それぞれの船の帆の張り方次第で、

風が味方になることもあれば、風に狂わされて思うように行かない・敵になることもある。

つまり、この、帆の張り方がそれぞれの心・受け取り方なんです。

 

 

追い風にするか向かい風にするかは、それぞれの船の帆の風の受け方次第。

  • モラハラされない人=向かい風の時に帆を閉じる=心に入れない
  • モラハラされる人=向かい風の中帆を風に向けて直撃=ダイレクトに受け止める

要は、帆の張り方・角度を変えれば、追い風は向かい風にもなるし、

向かい風は追い風に変えることもできるんですよね。

 

そして、ハッ!!と気づきました。

わたし
そうだ、私が受け取り方を変えればいいんだよね!

と!帆の張り方も角度も、自分の船(自分が船主)なんだから、変えられるわけだ!と。

苦手な風が吹いている時に、無理に帆を張って抵抗するから転覆もします。

 

 

モラハラされない人と同じにしなくてもいい、つまり、

帆を閉じれないのであれば、流されるまま抵抗しないのも良いんです。

同じ角度に帆をむけなくても、とりあえず風から自分なりの身の守り方をすれば良い。

 

『モラから逃げたら?』と言われても、『でも・だって』を言う人は、

向かい風の中、帆の向きを変えもしないで、無理やり進もうとして、

進めないんだけど!と嘆いている人のことなんだと思います。

 

この帆船と風、帆の張り方・角度で考えたら、

自分が頭で考えすぎて、話をぐちゃぐちゃにしているだけだったと気づけ、

シンプルに考えることができるように、私はなりました。

 

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つまり自分に優しく、自分の思う環境に持っていけば良いんだとは気づけたものの

…思考の癖は、そう簡単には治りません。

 

どうしても、これまでのモラ生活で身に沁みついた習慣は、

簡単に切り離すことはできないんですよね…。自分を変えるのもそれなりに、

大変なことには違いありませんから。(でも人を変えるよりはよっぽど簡単)

 

私の場合は、モラハラ家族で育ったせいもあってか、仕事の関係で精神を病んだことを機に

精神科へ通い、カウンセリングを受けるようになり、自分を変えることに

向き合えるようになったのはありますが…。

 

いくらなんでも、急にモラハラに一切動じない態度までは取れません。

なにをされるか・言われるかもわかりませんから、怖いですしね…。

 

 

そんな時、またある話にたどり着きました。ご存知でしょうか。

象の足に巻かれている鎖のお話です。

 

詳しく知りたい方はこちら!

 

ざっくり解説しますと、サーカスの象は子供の頃から逃げないように、

足に鎖を巻かれて杭などに繋がれて成長していきます。最初は鎖を取ろうと抵抗したり、

嫌だな、足のコレ外せないかなぁと逃げようとしたりはしているのですが…

 

何度も鎖を外そうとした結果、逃げられない・抜け出せないとわかった小象。

大人になっても、鎖が足に巻かれている=逃げられないと思い込んで、

ただ足に鎖を巻かれているだけ逃げようともしなくなるんですって。

(鎖は巻かれてるだけで、杭などに繋がれていなくてもです)

 

ムムム?!なにかに似ていませんか?これ…

モラハラに苦しむ、私じゃないか~!!

 

 

そう、象使いのモラ夫に対して、力もついて自分を守れるのに、抵抗もせず、

鎖(=戸籍など)に縛られて、抜け出せないと思っていた象は私。

これを気づいた時の衝撃。。な~んだ、私、鎖あるけど逃げれんじゃんみたいな。

 

散々、どうやればモラハラを終わらせられるのか、この苦痛から救われるのか

どう戦っていけば良いのか…悩みに悩んできましたが、結果、

あはは…自分からモラハラをされに行ってたのね

と…とうとう悟った瞬間でした。なるほど、される方が悪いのね。

 

鎖はつけられてるだけで、実は動けるし、力があれば、引きちぎれます。

 

みんな、鎖しかついてないんだから、逃げなよってアドバイスをくれていたんです。

なのに、自分で思い込んで、でもだってを言って、モラハラ加害者のせいにして、

モラハラと戦おうとしていた。そっか…逃げられるのに、逃げてないのは…

私だったんですね。この気づきは超スッキリできた私のエピソードです。

 

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おわりに

自分がモラハラから抜け出せたからって!!

って、読まれた方が私に対して不快に思われるかもしれないのですが…

私の経験も踏まえた上で…モラハラはされる方が悪いというのは一理ありました。

 

自分がもっと嫌をはっきり伝えたら良いんだし、友達や周りが解決してくれるわけでもなし、

まして、解決して欲しいとも思っていませんでしたが…

自分は自分で身を守る(思考を変える)しかないんだと思います。

 

本気だからこそ、逃げている自分も、思い込んでいる自分にも気づき、受け入れ、

自分の本音に向き合い、共依存を克服するという恐怖の試練もありました。

 

 

今はただただ、当時、愚痴を聞かせ続けてしまった友人に感謝しかありません。

よくもまぁ、こんな私を見捨てないでいてくれたなと。

でも、それは、受け流すことができる人たちだったからなんだと思います。

 

今も少しは私も、不快なことは引きずる癖はあります、正直に言えば。

ただ、もうモラハラ人間に心を乱されることはなくなりました。

嫌な気持ちを蓄積もしなくなりました。

 

苦しいことですが、最初は、この酷に聞こえるこの言葉、

『モラハラはされる方が悪い・される方にも原因がある』

の真意に、しっかり向き合って、自分を考えてみるのも良いと思います。

 

苦しい時にはいつでもこの記事や気になる記事コメントを下さいね♪

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  • この記事を書いた人

azuking

国内・海外問わず旅行が好き!海外だって1人で行くほどの、怖いもの知らずな一面も。現在は田舎移住ライフでのんびり生活をしています。心理学も好きで、良いのか悪いのか人間関係を観察してしまう癖も…。それも私らしくていいかな♪

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