そのそもモラハラって治るの?
モラハラ夫、治ったって人いますか??????
治らないよな??????— norkn (@_ypsm) October 10, 2018
うん。私も同じ意見です。
モラハラって治らないと思います。
病院に行けば検査を受けて、
「はい。陽性。あなたモラルハラスメント加害者です。」
「お薬出しておきます。一日三回服用してください。一週間もすれば治るでしょう。」
そんな風に治る病気なら、いいですよね。
そんな夢みたいなお薬があったらいいですよね。
たまにネット上で、「うちの旦那のモラハラが治った」と話している人がいます。
もしかすると治る場合もあるのかもそれません。
そもそもモラハラは、幼少期の家庭環境などに起因する一種のパーソナリティ障害だと私は思っています。
だとすると、治る確率は0%。
絶対に治らない不治の病。
という風には言い切れないんだと思います。
あえて言うなら、
その闘病生活は過酷を極め、治すのが本当に難しい難病
だと形容したいと思います。
参考記事
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あなたは理解できる?加害者モラハラ夫の心の奥底・心理とは!
続きを見る
こちらの記事で、モラハラ夫の深層心理についてまとめているのですが、モラハラ人間は「罪悪感」というものを持ち合わせていません。
また、周りの人間に対する「共感力」もありません。
なので、そもそも、悪いことをしている意識もなければ、妻が悲しんでいることに耳を傾けることできないので、まず、「治療しよう」と本人が思わないというのがポイントです。
頑張って治療しようと思うにも、まずは、治すきっかけがないということですね。
仮に、「治療しよう」の段階はクリアできたとしましょう。
ではどうやって治す?
簡単に言えば、モラハラが治る=暴言を吐かないっていことだと思いますが、そのためにはどうすればいいのでしょうか。
普通の意識を持った人(パーソナリティ障害を抱えていない人)ならば、暴言を吐く行為は「悪」だと認識できるわけですから、すぐにやめることができるでしょう。
でも、モラハラ夫は、自分の行っている行為が、「ダメなこと」で、それによって「妻を苦しめている」と認識することができません。
「罪悪感」と「共感力」がないからですね。
「すべてお前が悪い」「俺は何も悪くない」と言い切る、あの姿を思い出してください。
彼らは本気でそう思っているんです。
だから、治すことがとても難しいのです。
夫のモラハラが治ったかもしれないと錯覚した過去
モラハラ夫のパワーにも波がありますよね。
ものすごく荒波で、なにをどう抗っても飲み込まれてしまう時と、やけに穏やかで、スイスイと泳いでいられる時。
私自身も結婚生活の中で、何度かその、穏やかな時に、切実に苦しみを訴えたことがありました。
モラハラ人間は自分で言っていることに責任を持ちませんし、平気で嘘をつきますから、にわかに信じられませんでしたが、一度だけ私に謝罪したことがありました。
いつもならば、「苦しい」「辛い」「暴言止めて」と訴える私に、それを面白がっているかのように、余計に困らせ、苦しめるような言動をとっていたモラハラ夫。
でも、その日だけは、悪かったと謝罪したあと、
「でもさ」とか「俺だって」とか「お前のほうこそ」とか、そんなことを言うでもなく、
ただただ謝罪したのです。
何が起きたのかと思いました。
私はそれまでにたまりにたまった苦しみを、一時間くらいかけて、懇々と話しました。
すると彼は「本当に悪かった。これから言わないようにするよ。でもすぐには変えられないかもしれないから、その時はごめん」と言ったのでした。
その当時は初めての子供が生まれ、数カ月のころでした。
ようやく伝わったのだろうか。
この人も人の親。そうか、わかってくれたに違いない。もう大丈夫だ。そう思いました。
でも、その一週間後には、元の木阿弥。まるで変わらない夫の姿があったのでした。
栄養や睡眠を補えばモラハラが治る?!
モラハラの原因は栄養不足や睡眠不足にあり、それらを改善することでモラハラも治るという記事を目にしたことがあります。
モラハラの確実な原因はコレだ!!と、ハッキリと解明されていないわけですから、すべての説を否定も肯定もできません。
思えば、うちのモラハラ夫の場合、絶対的に睡眠不足だったことは間違いありません。
仕事から定時で帰宅すると、スポーツジムにいったり、喫茶店で永遠にだらだらしていたり、パチンコに行ったり、近くの川に魚釣りに行ったりと、好きなように余暇時間を過ごし、晩御飯の時間には帰宅。
食べ終わると、食べ散らかした食器はそのままに、ソファにだらりと座って、ひたすらスマホをいじくってました。
子供と私が忙しそうに寝る支度をしても、どこ吹く風。
そのまま夜更かししていつの間にかソファで眠っているという毎日でした。
もしも、毎日安定した睡眠をとり、健全な生活を送っていれば、少しは違ったのかもしれませんね。
確かに、睡眠てものすごく体に支障をきたします。
睡眠不足の朝は体中が痛くて、できれば、何もせずベッドに眠っていたいなぁ。そんな気分ですよね。
でも、だからといって、家族に暴言を吐くのか、乱暴に扱うのか、人権を侮辱するような言葉を吐きまくるのか・・・といえば、それは違いますよね。
睡眠不足や栄養面の偏りなどで、心身に支障をきたしてしまうことは大いに考えられると思います。
でもそれがモラハラ行動に繋がってしまうなら、やはりその人には、睡眠や栄養だけが原因ではない何か、心因性のもの、家庭環境などによるもの、パーソナリティ障害などによるものではないかと私は考えてしまいます。
まとめ
モラハラは、ズバリ、治りません!
モラハラ人間との元共同生活者として、そう断定したい気持ちはあります。
でも、いろいろ調べてみた結果、スッキリしない言い方ですが、
モラハラは「治すのがとても難しい」と結論付けたいと思います。
あえて申し上げれば「治すのがとても難しい難病」です。
でも、周りの、特に近しい人たちが苦しむばかりで、当の本人がその苦しみを抱えていないというのが、この”病気”の最大の難点なのではないでしょうか。
以前に、モラハラと発達障害との関係についてまとめた記事がありますので、よろしければご覧ください。
参考記事
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『モラハラ夫と発達障害』の関係とは?その驚くべき実態に迫る!
続きを見る