街中でたまに見かける、歳の差カップル。
最近はめずらしくありませんよね。
“歳の差はひとまわり”ときいても、あまり驚かなくなってきました。
街中で見かけただけでは、一瞬親子のように見えることもありますが、親子とは歩き方が違う。
そこには男女の空気感があって、あー、カップルなんだなぁと思う訳です。
私自身は歳の差恋愛も、年の差婚もしたことがありませんが、皆さんはどうでしょうか?
モラハラ夫についてのご相談をいただく中で、旦那様が年上というケースは、少なくはありません。
中でも、10も20も離れたカップルには、その傾向はやや強いように感じます。
もちろん、どんなに年上でも、包容力たっぷりに、いつまでもずっと、優しく包み込んでくれる旦那様もいるはずです。
でも、今回の記事では、そんな年の差婚と、モラハラ の関係について、解説してみたいと思います。
年の差婚は年取っている側が若い側を深くは愛していないと思う。ただのトロフィーで、他人に自慢できるから価値があると思っているだけじゃないの?結局は自己愛だから、年の差婚する男の殆どがモラハラ男になるのでは?
— ann (@a_n_tokyo) April 6, 2019
年の差婚はモラハラを生み出す?
まずはじめに、
年の差婚、イコール、モラハラ。
という数式が合っているかといえば、それは違うと思います。
歳の差があるから、10も20も離れてるから、結婚やめといた方がいい。
将来モラハラになるよ。
とか、そういう根拠のないことは申し上げません。
それでは、いつまでも優しく、家族を守ってくれる、ちゃんとした年上旦那様に失礼です。
そもそも、
モラハラとは、その人の生まれや、育ってきた環境や、親の育て方、そういうものが起因していると私は思います。
こちらの記事でも、モラハラ人間にの生態について書いてありますのでご覧ください。
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そのため、単に、歳の差だからモラハラということではありません。
旦那様が年下でも、同い年でも、モラハラ人間は間違いなく存在しています。
でも、年上男性からのモラハラ被害と言うのが相談件数として多い背景には、少なからず、理由があると思うのです。
年上の旦那様って、最初はきっと、ものすごく優しいですよね。
モラハラ人間が“最初優しい”のは、年上男性に限ったことではありませんが、歳が離れているからこそ、頼り甲斐があって、経済力があって、包容力があって、まだ若くて未熟な私を、優しく包み込んでくれる。
そんな存在だったのではないでしょうか。
でも、日々を重ねていくにつれ、だんだんと綻びが出始めると思います。
年上男がモラハラになりやすい理由①
これは一定程度の範囲の確率であって、必ずしもそうではありませんが、まず、
相手が年上男性の場合は、彼に離婚歴があるケースが多いと思います。
そういう場合、年上男性と出会って、結婚に至る場合、離婚理由は普通に確認すると思います。
結婚する前の状態ですから、普通にラブラブなわけで、相手がバツイチやバツ2だった場合、なんで離婚したの?って優しく確認すると思いますが、別に書面で確認するわけじゃありませんよね。
「妻が浮気して」
「妻が浪費家で」
「妻がモラハラで…」
そんなふうに言われたら、同情こそしても、疑いはしないでしょう。
そうだったんだ、大変な思いしたんだ、でも、大丈夫、私とならぜったい上手くいくから。
私と幸せな家庭を築いていきましょう。
なんの装飾もせずに書けば、バツイチの年上男性と出会って、相手がすごく大好きで、夢中になっているときの気持ちは、こんな感じかもしれません。
でもここにモラハラ人間の最大の罠があると思うのです。
つまり、前の奥様とは、自分自身のモラハラ が原因で離婚したのに、それを包み隠しているということです。
もしもその人が真のモラハラ人間であれば、そんな嘘は、朝飯前のお安い御用といったところでしょう。
いや、真のモラハラ人間であれば、嘘をついているというより、“罪悪感”を持っていない人間ですから、
本気で、“自分じゃなくて、元妻がモラハラ”だと思っているかもしれません。
そうしたらたちが悪いです。
だって、そうしたら、
本人が本気でそう思っている離婚理由を疑えるはずもありません。
そうして、見事に相手を仕留めたら、ゆっくりじっくり、モラハラ を始めていくわけです。
そしたら、どうすればそれを見抜けばいいの?
どうすれば、モラハラ人間との結婚を回避できるのか?
と言うことになりますが、それは相手が未婚でも、離婚歴があっても同じで、一緒にいるときの小さな違和感とか、言動がヒントになります。
それから、周りの評判なども、判断のポイントになるかもしれません。
もっと詳しく書きたいところですが、ものすごく長くなってしまいますので、モラハラ男を見抜くポイントはこちらの記事でわかりやすく解説しています。
ぜひご覧になってみてくださいね。
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それと、離婚歴があるモラハラ人間の場合、前妻や子供との関係も要注意です。
例えば、養育費など、真面目に入金してないなケースは珍しくないと思います。
そうすると、自分と結婚してからも、そっちのいざこざに巻き込まれてしまう可能性もあります。
確認し難いポイントではありますが、離婚歴ある年上男性との結婚の場合は、しっかり確認する必要があると思います。
年上男がモラハラになりやすい理由②
それともう一つのポイントは、わかりやすいですが、
年下妻を見下す、という事です。
もともと、モラハラ人間は、相手、特に妻を見下す生き物です。
上下関係が大好き。
そしてもちろん自分が優位に、上に立っていたい生き物です。
そのため、年齢の大きな差がある場合、それを見事に振りかざします。
「年下のくせに生意気な」
「お前は何もわかっていない」
そうやって、年下妻を一蹴して来るわけです。
でも、10コ離れていようが、その前に、ふたりは夫婦な訳です。
夫婦関係には上下関係はありません。そんなものは存在しません。
でも、モラハラ人間の場合、その普通は通用しません。
そして、相手が年上妻でも同い年妻でも、モラハラ人間は相手を見下し、モラハラ してきますが、
相手が年下妻という場合は、その“属性がひとつ加算されている”といったところでしょう。
つまり、夫より年下というだけで、モラハラ夫にとっては、“一つの見下しポイント”になってしまっているという訳です。
とても浅はかですが、モラハラ人間の中ではそういう考え方なんだと思います。
妻というターゲットを探すとき、“年下妻”というのは、
常に優位に立っていていたいモラハラ男にとって、大きな要素と言えるでしょう。
そして、その他の必要事項。
従順で、健気で、相手に尽くすタイプで、正直者で真面目。
そういったところをクリアすれば、見事に、年上モラハラ夫のターゲットに選ばれてしまうわけです。
年上モラハラ夫との付き合い方
ここまでお伝えしてきたポイントに見事に当てはまってしまい、ウチは完全にコレだわ…という、あなた。
今後の年上モラハラ夫との付き合い方のポイントですが、日々の言動から、モラハラ人間だと、完全にそうだわと思う場合は、
どうか、離れる事を考えてみてください。
年の差婚である場合、
束縛の度合いも激しかったり、経済的なポイントも大きく、モラハラ夫の収入に依存しているというケースもあるかと思います。
その場合は、離れて暮らすことは想像しがたいかもしれませんが、
ひとつひとつ準備をしていくところから始めれば、不可能ではありません。
いきなり離れて暮らすことは無理でも、水面下で準備を始めて、半年とか、1年。そういうスパンで考えていきましょう。
モラハラは治りません。
私はそう思っています。
モラハラからは、離れることだけが、逃げ道です。
年上の、有無を言わせない威圧感で、身体的にも、経済的にも縛られ、逃げ場がない。
そんな状況からでも、必ず逃げ出せます。大丈夫です。
実家に帰ることができる人は、すぐに帰ってください。
でも、いろいろな理由でそれができない場合は、まずは自治体などの女性相談から始めましょう。
自分で暮らしていくためには、まず、就職することが必要ですが、事情を話すことで、
就職支援や、無料の弁護士相談などを受けることができます。
モラハラ夫が仕事中などに、徐々に進めていきましょう。
私自身も、子供が生まれたばかりの育休中に水面下での離婚準備を進めました。
時間はかかりましたが、ちゃんと離婚する事ができました。
今は子供と、穏やかな暮らしができています。
水面下で離婚準備を始める、詳しい手順はこちらで解説していますのでご覧になってくださいね。
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まとめ
今回は、年上男性がモラハラになってしまいやすいという内容をお伝えしました。
必ずしもそうではないでしょう。
テレビのドラマみたいに、10も20も年上で、イケメンで、経済的にも、内面的にも、厚い包容力で自分を守ってくれる。
そういう旦那様も、この世の中の何処かには、居ることでしょう。
でも、“歳の差”を道具にして、妻を縛り付けて苦しめる、そんなモラハラ人間がいるのも事実です。
でも、そこから逃げ出す方法はあります。
年下だからって子供のような扱いを受け、抑え付けられ、縛られる。
そんなの、まともな結婚生活じゃありません。
逃げ出して、あなたの人生を歩みましょう。