『ロジハラ』
そんな言葉の存在をご存じでしょうか?
【ロジカル・ハラスメント】の略で
論理的な嫌がらせ・正論を振りかざして相手を追い詰め、不快にさせる行為 。
という事です。
「◯◯ハラ」
本当に種類が増えましたね。。。
おそらく、この記事をご覧になってくださっている方の多くは
正論なのか?良くわからないけど…パートナーの中では「正論!」
に不快な思いをされている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?
私もその一人です。
正論は時に人を追い詰める?正論って何?
正論って、道理にかなった正しい意見。の事ですよね?
では、なぜ人は正論を投げかけられて、モヤモヤしたり嫌な気持ちになるのでしょうか?
まれに、正論を言われても妙に納得したり、すんなりと府に落ちる時もある。。。
その違いは?
シチュエーション?
相手の言い方?
私の過去を振り返り、思い返してみると…
まだ新卒の頃に、雑談の中で上司に言われた言葉
「若気の至り。で許される事なんてないぞ。常に自分の行動には責任を持てよ。
必ず後に自分に返ってくるんだからな!」
だったり…
長男と激しくバトル中の私に、長女がボソッと放った
「今、お互いに熱くなってるときに何言っても無駄だよ。
少し頭冷やしてから話し直しなよ!」
と、反論する気も起らない
「はい。」
と素直に聞き入れてしまう「ザ‼正論‼」
という場面もありました。
これらは、私が勘違いしていた事や、気付いていない事。
に対して、悪意なく発せられた正論だったからなのかな?と感じます。
「相手にモヤモヤ」を抱かせている時点で正論ではない!
「確かに言っている事は、理にかなっている気はする…けど…」
的確な反論は難しい。
こんな状態を、皮肉めいて「正論」と呼ぶ様な気がするのです。
だから、正論を振りかざされると、不快になり、追い詰められるような感情になるのではないでしょうか?
人は感情のある生き物です。
「正しい」の基準は人によっても、その場の状態によっても変わってくるものだと思います。
モラ夫と一緒にいてしんどいところは
正論を振りかざす所。
だけど人間には感情があるところが
すっぽり抜け落ちているところ。— 愚痴る場が必要(壁打) (@ts_sh_star) June 11, 2016
職場では?家庭では?シチュエーション別の正論
職場では?
職場という、集団の中では「上司」「部下」・「先輩」「後輩」などの上下関係があり
ある一定のルールの中で仕事を進めていく場合も多いですよね。
最終的な決定権は、上司が持っていて、その指示に従って仕事を進めていく。
その中で、誰かが一方的な正論(持論)を押し付けたら…
コミュニケーションは難しくなってしまうし、場合によっては「ロジハラ」を通り越して
「パワハラ」になってしまう。。。
相手の考えや気持ちもくみ取る・言い方に気を付ける。
やはり配慮が必要!
家庭では?
家庭(夫婦)には、職場のような上下関係は存在せず、対等な関係のハズですよね?
お互いの「正しい」は、やはり違うのだから、意見を出し合って話し合い、
妥協点を見つけて、進めていけば、モヤモヤや不快感は生まれないハズ。。。
夫が一方的に、自分の中だけの正論を振りかざしてくるから
そこに亀裂が生まれるんですよね。
しかも、意識的にか?無意識か?
相手をわざと不快にさせようとしているとしか思えないような「内容」「言い方」
世の中の常識の裏をかくような、支離滅裂な正論。
これって。。。
ロジハラではなく、モラハラ!!
って思いませんか?
なぜここで、職場と家庭の話を出したかというと…
「正論・モラハラモンスター男」と一緒に働くという事は地獄以外の何物でもない‼
と、私の経験上、断言できるからです。
以前は今の夫と同じ職場で、同じ業務に就いていました。
皆さんご存じの通り、モラ男はとにかく外面が良い!
私も、初めはそんなモラ男の優しくて紳士的な態度に騙されて、仲のいい同僚として
楽しく仕事をしていました。
が!次第に仲は深まり、付き合うようになった途端に豹変‼と。。。
あるあるのパターンに。
20年近くやっていた業種で、私にもそれなりの経験や自信はありました。
でも、モラ男は…仕事のやり方についても全否定!
もともと、仕事に対する価値観はズレていたのですが、私は自分の経験から正しいと思うやり方を続けていると
「お前のやり方じゃ効率悪い!雑でも良いから早いモン勝ちなんだよ!」
「周りとコミュニケーションなんて取る必要なし!時間のロス!」
と、次から次へと自分のやり方を押し付けてきました。
「適当な仕事はしたくない!」と反論する私に、暴力や暴言で、自分の「正論」を振りかざし
納得いく仕事が出来なくなった私は、追い詰められ、結局その職を去る事となりました。。。
正論モンスター夫って、やっぱりモラハラ夫?
例えば、我が家で夫と意見の食い違いが生まれた時、夫は私の置かれている状況や
心の中にある考えには、一切目もくれず、自分の考え(正論)を一方的に振りかざしてきます。
子育ての方針から、食事のメニュー、外出先をどこにするか、お金の使い方、私の持病の事にまで。
私のこれまでの経験、意見、主張
全て間違っている!と言わんばかりに。。。
モラ夫って、口の立つ人が多いように思います。
だから、ビックリするほど自分に都合の良いように、一般的な常識からはかけ離れた
「正論」を平気で言ってのける…
こちらも応戦しようものなら、更に滅多打ちにされて、こちらのダメージが大きくなるだけ。。。
夫に相談するのは疲れた。
正論はときには人を追い詰めるというが、彼は常に正論で人を追い詰める。
— 母はいつもと違う性格で (@ritsnhitorigoto) December 8, 2016
そう‼
相手を刺激したくてたまらないモラハラ夫にとって、「正論」とはおそらく最強の武器なんだと思うのです。
意識的であれ、無意識であれ
自分の言動に相手が、怒り・悲しみ・反論という反応を示す事自体が
モラハラ夫の恰好の餌食になっているのではないでしょうか?
まとめ
私自身、これまで数々の夫からの正論攻撃で追い詰められてきました。
今は、とりあえずその場で応戦することは避けて「ふーん。そうかなー?」
位の対応で聞き流し、夫の正論には、さりげなーく反する行動(自分が正しいと思う行動)
をとるようにしています。
でも、全くダメージがないワケではありません…
正しい対処法が何なのか?
まだ私にも分かりませんが、1人でも多くの方が「正論に追い詰めれる毎日」から解放されますように!