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3. モラハラとの闘い

モラハラ夫に苦しめられ続けた妻は「浮気」しても許されますか?

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モラハラが辛くて苦しくて…誰かにすがりたくなる想い。

モラハラに悩まされ、苦しい毎日。

心が通わない夫。

 

こんなに苦しめられてると、もう、周りが見えなくなってしまう。

いっそ…彼氏でも作ってしまおうか。浮気してもいいかな。

 

ズタズタの心に寄り添うかのように、

優しく声をかけてくれる、会社の上司。

学生の頃からの友人。

昔の恋人…。

 

神様、許してくれますか?

私はもう限界です。

そんな、切実な思いを抱えたあなたに…。

 

モラハラ被害者は浮気しやすい?!

私自身、モラハラ被害者です。

でも、浮気も不倫もしていません。

だけど、浮気や不倫をしやすいタイプなのかもしれません。そう思っています。

 

理由は、依存心が強いからです。

 

そもそも、モラハラについて知り、その被害者である自分の心理についても知り、そうやって調べていくうちにわかったことです。

被害者を歪んだ形で支配し、洗脳するモラハラ人間。

彼らに見込まれただけのことはあります。

 

モラ夫と出会ったばかりのころの自分を、自己分析すれば、

人を信じやすく、のめり込みやすく、弱く、脆い。

そういう人間だったと思います。

参考記事

モラハラ夫に洗脳されやすい被害者妻の「心理と性格」を考えてみた!

私は、モラハラ夫と離れた今、 自分は洗脳されて居たんだな っ ...

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私がモラハラに悩んでいた頃は、幸いにしてというか、そばに誰かいたり、

悩みを打ち明ける男性はいませんでした。

 

でも、最も苦しいどん底にいた時、脆い心を支えようとしてくれる誰かがそばにいたら、違う結末になっていたかもしれません。

 

私は浮気していたかもしれない

子供が生まれたばかりだと言うのに、生活を変えるつもりがないモラハラ夫。

乳飲み子がそばで眠っていても、好きな音量でテレビを観て、好きなように外出していました。

それについて改善を求めるように伝えても、なぜ俺が変わる必要があるのかと言う態度。

 

家事も育児もワンオペ状態の中、ほんの少し手を貸して欲しいと頼めば、

「たったそれだけのこともできないのか。」と言われ、次々と暴言を浴びました。

 

赤ちゃんが母乳をうまく飲めず、睡眠時間もままならないような時、休日、モラ夫が急に帰ってきて、すぐに食事したいというので、

冷蔵庫にあるものでさっと作って料理を出すと、ゴミでも見るように扱い、そのお皿を指で突き、

「これ、下げていいよ。外で食ってくる。」

そう言って料理をそのままに、さっさと出かけて行きました。

 

別に、手伝ってくれなくても、労いの言葉をかけてくれなくてもよかった。

ただ、育児を理解し、普段と違うことも、静かに受け入れてもらいたかった。

それだけです。

 

でも、モラハラ夫は、それを絶対に、絶対に許しませんでした。

 

子供が生まれたことで変わる生活、我慢しなければいけないこと、制限されること。

その代わりに得た、2人の間に出来た、ここにやってきてくれた小さな命なのに。

私は何のために、こうして子育てをしているのだろう。

こんなに必死なのに、どうして伝わらないんだろう。

 

モラハラを理解していなかった当時の自分は、どうすれば伝わるのか、どうすれば夫と分かり合えるのか、毎日毎日悩み苦しみ、一生懸命言葉を紡ぎました。

でも、彼に伝わることはありませんでした。

 

何もする気力がありません。でも、赤ちゃんは隣で目を覚まし、お腹を空かせている。

そろそろモラハラ夫のことを起こし、お弁当も作らなければいけない…。

そんな風に、心が落ち着かないまま、体を動かしていた毎日は、本当に本当に苦しかったです。

産後の体が痛くて辛いことなんて、考える暇がないくらい、モラハラが苦しかったです。

 

そんな風に、身も心も、ボロボロの時、誰かの優しいぬくもりがあったら、縋ってしまうのかもしれない、そう思いました。

体を労わり、少し手を貸してくれるだけでも、心に染み込んだはずです。

 

いけないとか、はしたないとか、そう言うのを飛び越えて、誰かに助けてもらいたいというような、そんな感覚。

猛吹雪の中、必死に歩いてたどり着いた山小屋に、助けを求めるみたいに。

 

それくらい追い詰められた時はもう冷静な判断も、普通の時ならできる判断も、できなくなっていたと思います。

 

宅配便のお兄さんがイケメンだったら、男性として意識するとか、そう言うことじゃなくて、例えば、偶然にもSNSで繋がった昔の彼氏。

少しメッセージをやりとりした後、「お前また無理してるんじゃないの?」そんな風に懐かしい声を聞けば、心がどうにかなっていたかもしれない、そんな風に思うのです。

 

だけど、浮気も不倫もダメ、絶対!

 

「どんなにモラハラで苦しくても、不倫、浮気、絶対しないでください。」

 

これは、ネット上で見た、とある弁護士さんの言葉です。

モラハラを専門に取り扱い、モラハラを熟知した男性弁護士の言葉。

 

いきなり現実へと引き戻してしまいますが、

ご存知のように、「モラルハラスメント」は、法廷離婚事由として認められていません。

 

一方で、

「不貞行為」は、法廷離婚事由として認められています。

 

不貞行為は、婚姻関係にある男女どちらかが、自由な意思にのっとって、異性と肉体関係を持つこと、とされています。

つまり、不貞行為、異性と肉体関係を持てば、法廷離婚事由になります。

 

法廷離婚事由となれば、一方的に離婚されるだけでなく、財産分与、親権などにおいても、

有責配偶者として、全ての権利を失ってしまいます。

 

有責配偶者とは、読んで字の如く、責任のある配偶者、つまり、自らが要因をつくり、婚姻関係を破綻させた人です。

有責配偶者からの離婚の申し出も、原則認められないことになっています。

 

こんなに恐ろしいことはありません。

 

たとえ、辛くて苦しくて、どうしようもなくて、たった一度きり、優しさに身を委ねてしまっただけでも、

モラハラ夫がそれでも離婚を望まなければ、離婚することもできません。

一生、モラ夫に攻め続けられながら、言うことを聞いて過ごさなければならないんです。

離婚できたとしても、財産はもちろん失い、親権を取られても、何も言えません。

 

ちょっと想像して見てください。

 

相手はモラハラ夫です。

妻が浮気や不倫をしているかもしれないと感付けば、あらゆる手段を用いて、その証拠をつかもうとしてくるでしょう。

そして、もし証拠が出てきてしまったら、もう…あとは想像できますね。

浮気や不倫をしている場合ではありません。

辛くて苦しくても、浮気や不倫は、絶対に絶対にダメなんです。

まとめ

モラハラに苛まれている時、浮気や不倫をしてしまいそうになる自分。

それぐらい苦しいことだと、被害を受けたことがある経験者ならば、みんなわかっています。

誰も、責めるつもりもありません。

だけど、それが発覚したら。

モラハラ夫にバレてしまったら、地獄の始まりです。

一生モラハラ夫の奴隷になるのが嫌なら、子供を奪われるのが嫌なら、絶対ダメ。

絶対にしてはいけません。

子供のためだと思えば、強くなれるはずです。

それなら、もう、潔く離婚しましょう。

私は、そんな脆い心を断ち切って離婚に踏み出しましたが、

法廷自由なんかなくたって、モラハラ夫との離婚は壮絶です。

モラハラ夫との離婚調停がどんなものかまとめておきましたので、よろしければこちらもご覧ください。

参考記事

モラハラ夫との離婚調停とはどんなもの?不成立の場合は?

離婚には、協議、調停、審判、裁判といくつも種類があるのをご存 ...

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でも、いつか離婚はできるはずです。

そしたら好きなように、自分の人生を楽しみましょう!

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  • この記事を書いた人

***M***

私は子供つれてモラハラ夫の元から逃げ出しました。子供との穏やかな毎日はとても幸せです。モラハラの苦しみ・辛さ痛いほどわかります。私の実体験を知っていただくことで、同じように苦しんでおられる方のお力になれれば幸いです。お気軽にコメントください!お待ちしています。すぐにお返しできないこともありますが、必ず返信いたします。

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