モラハラ夫と離婚したいけど、簡単には別れられない。
じゃあ、何か証拠を集めて、調停や裁判で、夫がおかしいということを証明しよう。
でも、いったいどんな証拠を集めればいいのだろう。
私は、夫がモラハラ人間であると気がついてから、だんだんと決意を固め、水面下で離婚に向けて準備するようになりました。
前回の記事では、私の、汗と涙の録音物語をお届けしました。
参考記事
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ハラハラドキドキ!汗と涙のモラハラ夫とのバトル録音物語!
「モラハラの証拠を掴むには、まず 録音!」 とよく言われます ...
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今回は、実際の録音のコツや、録音データ以外に証拠として使えるものはいったいどういうものか、具体的にお話ししたいと思います。
DVモラハラ夫は平気で嘘をつくので、離婚を考えているのなら、証拠をおさえておくことが大事です。
弁護士に相談して鉄壁の証拠をおさえましょう。— 犬神レイワ (@iranaiotto) December 6, 2017
証拠として実際に採用されたもの
録音に、日記に、メールのやりとり。
実際にはどんなものが、調停や裁判の場で、証拠として役立つのでしょうか。
私自身が、調停や裁判の場で、実際に提出した証拠を紹介していきますね。
モラハラ証拠① 録音データ
まず、証拠として提出したのは録音データです。
コツコツと撮りためた録音データを厳選し、私がモラハラを受けていた証拠として、裁判所に提出しました。
モラハラは、こう言われたとか、ああ言われたとか、なかなか言葉にして説明しにくいものがあります。
被害者の立場からすれば、心の底を抉られるようなひどい言葉を浴びせられているのですが、
実際の被害について誰かに話そうとする時、思うように伝わらない。
そんな経験ありませんか?
私はしょっちゅうありました。
女友達に夫の愚痴を聞いて欲しいと、思いのたけをぶつけるのだけれど、
何か違う!
私の言いたいことはそうじゃない!
弁護士の先生に、あいつはあんなにひどい男だと伝えたいのに、
なんか伝わらない!
そういうもどかしさです。
それに、言った言わないは、モラ夫の得意分野じゃないですか。
被害者がこう言われたと言っても、平気な顔で知らんぷりできるのがモラ夫です。
なので、やっぱり録音データなんです。
モラ夫がこう言っていた、という、確固たる証拠になるわけですから。
私の場合、男尊女卑も甚だしい、
「妊婦はいいよなぁ、なんでも思い通りに出来て。俺も産休取りてーな(笑)」
とかいうセリフや、子供の前で私に罵声を浴びせる場面など、いくつか有益なものが撮れました。
それを調停で提出した結果、
こちらの言い分が100%採用されるという、完全勝利をおさめることができました。
「死ね」とか、そういう直接的な表現ならなお、強力な証拠と言えると思います。
モラハラ証拠② 日記
続いての証拠は日記です。
私の場合、ブログ上に、モラ夫との日々を書いていました。
それは、実際離婚となった時、大いに役立つものと思っていました。
何があったか、今日はどんなことを言われたか、事細かにブログに記録していました。
でも、だけど…私の担当の弁護士先生の見解は、“ブログはNG”でした。
理由は、誰が書いたかわからないから。です。
大抵の場合ハンドルネームを使用しているブログは、
裁判所としては、被害者本人が書いているという証拠がない、ということになってしまうんだそうです。
だから、残念ながら、詳細を書き認めたブログは役に立ちませんでした。
そのかわり、手書きで書いた日記は、採用される確率が高いそうです。
うちの場合、モラ夫が、“捏造した日記”を出してきました。
なぜねつ造とわかったかといえば、出来事と日付と時間があっていないこと。これはモラ夫の凡ミス。
それに、日記に書いてあったことは事実無根。
私がいかに不良妻かどうか、物語が造られていました。
あと、言葉遣いが明らかにおかしかったんです。
「僕は」
とか、
「私は妻を優しく諭したが…」
とか…。
んなわけないでしょ!!
あんなベランメェ口調の人間が、なんで日記だけ僕とか私とかなの!
っていう感じの、不自然なものばかりでした。
私から言わせれば、明らかに、絶対、この裁判のために、後から作ったものでした。
でもそれは、残念ながら、裁判所には証明できません。
私なりの思いは伝えましたが、それが嘘の物だって証明は、残念ながらできませんでした。
逆にいえば、日記は、それくらい証拠能力があるって事ですよね。
これから、モラハラ被害の証拠を残していくなら、手書きの日記で、詳細を認めておくといいのだと思います。
モラハラ証拠③ ライン(LINE)履歴
あとこれです。
モラハラ被害を友人に相談していた時や、夫がラインで”口撃”してきたときの履歴です。
ブログを提出できなかった私は、このライン履歴をずいぶん提出しました。
日付等が完全に残る、動かぬ証拠です。
いつも相談している友人がいるなら、相談するときは、後から証拠として出せるよう、
事柄を分かりやすく書くのがいいと思います。
あと、モラ夫がラインでキレてる時も、証拠に使う事を考えて、あえてキレさせちゃってもいいと思います(笑)
慣れてくれば簡単♪録音のコツ
前回の記事では、初めて録音に挑んだ時の事など、ドキドキの体験記をお伝えしました。
ここでは、それからどんどん録音に慣れていき、私なりに掴んだコツをご紹介します。
録音の肝は、操作に慣れておく事。
レコーダーは、ひとつスイッチを押せば録音できるものがほとんどだと思います。
そして、モラ夫が絶対開けないだろう、
化粧ポーチとか、オムツ入れとか、そういうところにいつも忍ばせておきます。
そして、あ、これ、モラが始まるな。
そんな瞬間が訪れたら、サッと取り出して、サッと胸元やポッケにセットして収録。
私はそうやって、実際に裁判所に提出した証拠をいくつも集めることができました。
なので、もしできれば、2000円くらいで買えるものもあるので、録音にはボイスレコーダーをオススメします。
でも、スマホでバレずに撮れれば、それでも全然問題ないと思います。
そして購入したら、ある程度操作に慣れておくと、実戦の時に慌てずにすみます。
予想外に苦痛だったのは…
いざ裁判所に、証拠として提出する時。
予想だにしなかった苦痛な作業がありました。
それは、録音データの“テープ起こし”です。
モラハラ発言の数々を、改めて聞き直して、そしてそれを文章に起こすんです。
一言一言、一字一句…。
一時停止とか、しながらね。
そして、相手方代理人提出用と、裁判所用と、CD‐Rを作成。
ボイスレコーダーに入っている音声を、CD‐Rに移す??
どうやって??
パソコン関係に不慣れな私には、超難問でしたが、ネットの情報を調べながら行って、どうにか完成しました。
そして、もう一度モラハラ発言を聞くのがまず苦痛だし、
モラ夫の声を何度も繰り返し聞くのも、それはそれは、甚だしい苦痛でした。
体力も気力も消耗する、モラ夫との離婚裁判で、最も辛かった作業です。
DVの時は、病院で診断書!
体に傷をつけず、陰湿な口撃で妻を責め立てるモラ夫の中にも、手を出してくる輩もいますよね。
うちはそうでした。
DVの時は、まず逃げてくださいね!
DVはだんだんエスカレートしますから、甘くみてはいけません。
それで、病院に行ってください!
できれば被害を受けたら直後に病院に行き、診断書を書いてもらうのが、証拠保全上では一番いいと思います。
それから、患部の写真を撮っておきましょう。
その上で詳細を日記に綴ります。
これだけで全然違うはずです。
口だけで説明するよりもはるかに、証明になるはずです。
あと、警察などにも届けるようにしてくださいね。
まとめ
モラハラ夫をやっつけるための証拠。
主に、録音データや日記、或いは診断書などです。
あと、弁護士の先生に聞いたのは、ものに当り散らした時は、
その時の音声とその後の散らかった場所の写真、なんかも、ひとつだそうです。
口撃で勝てないなら、こちらは確固たる証拠で。
クールに、華麗に、勝利をおさめましょう。
準備ができたら、離婚の準備!
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
参考記事
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