モラハラ被害について深刻にお悩みの方を拝見しますと、
専業主婦という方が多いのかもしれないと思いました。
奥さんのことを家に閉じ込めて、束縛し、外出もさせない。
そういうモラハラ人間が多いですから、
モラ夫が最初からそういう人を選ぶというのは、頷ける事実なのかもしれません。
でも、夫のモラハラに気がついたところで、離婚するにも、先行きの不安が付きまとってしまう。
そして、結局、モラハラ夫から逃れられず、ずっと苦しい思いをしている。
今回は、そんな、モラハラ夫と専業主婦についてまとめてみます。
今日の最後の一言。
イビキ?かいて寝てたよって言われたから、疲れてんのかな〜?って言ったら、「家にいるだけ(専業主婦)なのになんで疲れるの?」って言うモラ夫
普通の旦那様はこんな考えを持っているのでしょうか?#モラハラ#モラ夫— mirea (@ftmicn) October 26, 2017
モラ夫が専業主婦を選ぶ理由
外界との接点を全て断ち切り、妻を自分だけのものにしたいという、強い束縛。
それは、モラハラ夫の、歪んだ愛。
女は、ずっと家にいて、掃除、洗濯、食事の支度をしていればいい。
俺が食べるタイミングを見計らって、魚を焼けばいい。
毎朝三つ指をついて、行ってらっしゃいませと、送り出せばいい。
そして妻には、自分の時間など必要ない。
お前は俺に尽くせばいいんだ。
モラハラ夫の根本的思想は、こんな風だからです。
こんな風だから、専業主婦を選びます。
会社や、家以外では、全く別人となるモラハラ人間。
もしかしたら、職場では、ものすごい仕事ができる、慕われ上司なのかも知れません。
それがムカつきますよね。
会社では、秩序を守り、バリバリと仕事をして、周りと円滑なコミュニケーションを取れている。
それなら、出来るんじゃん、と。
普通に生きられるんじゃないの、と。
誰かに何かしてもらったら、ありがとうと言い、悪いことをしてしまったら、ごめんなさいと謝る。
あなたも、そういう事が出来ているんじゃない。
じゃあなんで、家の中ではあんな風なのよ!と。
言いたくなりませんか?
要するに、モラ夫が専業主婦を選ぶ理由は、身勝手な都合です。
会社のストレスをぶちまけ、家の中では、自分のいいように動かす奴隷が欲しいからです。
“妻の人生”なんて、これっぽっちも考えてません。
「お前のことが大事だから」
「お前のことが心配だから」
だから家にいて欲しいだなんて言葉、絶対信じちゃダメです。
専業主婦でも、モラ夫から逃げられる説
とある専業主婦の被害者妻が、モラ夫から逃げた話をご紹介しますね。
もう何年も、何十年も働いていない。
家とスーパーの往復。外の世界のことなんてまるでわからない。
たまに、電車に乗って出かけると、世の中にはこんなにもたくさんの人がいるのかと驚いてしまう。
そんな方も少なくないと思います。
私の知るとある奥さんは、長年、夫のモラハラに苦しめられ、
ずっと専業主婦をしてきましたが、先日、ついにモラ夫の元から逃げ出したのです。
2人の大きなお子さんがいる、50代の女性です。
それまで、何十年も耐えてきたんだから、あともう少し。
そんな思いもあったようですが、勇気を出して決断したんだと言います。
そして、彼女が選んだのは、家具家電付きの初期費用ゼロの賃貸アパートでした。
実家に近い場所を選び、すぐにパートで働き始めたのだそうです。
すぐに離婚!と言うよりは、まずは夫と離れたかったそうなんです。
夫に分からせるため、本気を見せるためというのもあったと言います。
ずいぶん勇気のいる決断だったと思います。
専業主婦であっても、財産分与が請求できる事はご周知のことと思いますが、
そういう権利を一旦差し置いても、とにかくモラ夫の元を離れた、大胆な行動。
もしかしたら、
「お前が勝手に逃げたんだろう!」
そんな風に言われて、財産を一円も渡してもらえないかもしれません。
出て行った妻を追いかけるとごろか、
逆ギレしてくるモラ夫もいるかもしれません。
でも蓋を開けてみると、そのモラ旦那さんは、どちらでもなく、
奥さんが出て行って、何日かしたあと、
「どしたのー?今どこよ?」
そんな感じで、穏やかに連絡してきたと言います。
それから、子供達に探りを入れたり、時々控えめにLINEしてきたり。
無理矢理探し出したり、キレ散らかして電話してくるとかいう事は無かったようです。
それから、かれこれ一年半ほど経とうとして居ますが、白黒はっきりつくことなく、
モラ旦那が押しかけてくることもなく、
モラハラのない、穏やかな暮らしが続いているようです。
白でも黒でもない、別居生活が続いている状況は、
決してスッキリはしないけれど、
彼女は今、一人暮らしを謳歌しています。
リビングを好きなように飾り、夜遅くまでシフトを入れ、パートで疲れた日には、
ソファにどっしりと座って缶ビールを飲む。
今はそれが、とにかく幸せだと言います。
当のモラ旦那さんは、残された大きな一軒家で、どうにか暮らしている様子。
時々子供達が帰ると、それなりに暮らしているんだそうです。
これもひとつの形だと思います。
とにかく別れて、答えを出して、スッキリして、次に進む。
それもそうだけど、
とにかくモラ夫の元から離れて、自分の精神を正常化する
という事も、モラ被害から自分を救う、ひとつの形です。
妻の本気を見たモラ夫が、離婚話を少しは真に受けるかもしれませんし、
病んでいた精神が回復した自分なら、毅然として、離婚に立ち向かえるかもしれません。
自治体の窓口や、法テラスなどの弁護士さんの無料相談では、専門家が相談に乗ってくれます。
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妻を働かせる甲斐性なしもいる
ちなみに、うちの場合は、モラ夫自身に
まるで出世欲というものがなく、共働きにこだわっていました。
ようは私の収入を完全にあてにしていたのです。
本当に甲斐性のない男でした。
最近そういうモラ夫も見かけませんか?
私の事をどんどん働かせ、産後、時短を取るのも断固反対だったのです。
妻を働かせ、家事も育児もさせれば、金も入るし、その方がいいかも知れない。
そうやって考える、
どうしようもないモラ夫達が増えてきているのも事実のようです。
その場合は、ある程度、別居や離婚に踏み切りやすくなるかも知れませんね。
そしたら割り切って働いて、ちゃっかり資格を取って置いたり、
貯蓄したりして、モラハラ離婚に備えましょう!
まとめ
専業主婦だから、モラハラ夫と離れられない。
子供がいるから、働けないから、金銭的な不安も大きいから。
そうやって苦しまれている方もたくさんおられると思います。
でも、それを良いことに、逃げられまいと思っているのが、姑息なモラハラ人間達です。
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