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3. モラハラとの闘い

ハラハラドキドキ!汗と涙のモラハラ夫とのバトル録音物語!

更新日:

「モラハラの証拠を掴むには、まず 録音!」

とよく言われますね。

私も、ボイスレコーダーを用意して、実際にモラ夫のモラハラ語録を録音した1人です。

そして、そのデータを裁判に提出しました。

でも、録音する時に思ったんです。

 

これって犯罪にはならないの?とか、見つかったら逆に訴えられない?とか。

それに、証拠として使えないなら、こんなにドキドキしながら録音しても無意味だし、いったいどんなことを撮ればいいのだろう。とか。

 

でも、モラハラ夫の録音をする時、どんな風にどんな事を撮れば、裁判に有利になるでしょうか。

私の、血と汗と涙の録音物語を聞いてください。

ドキドキ!緊迫の初録音!

毎日のモラハラに苛まれ、ネットの中に答えを探していた時。

気力も体力も消耗する中、私は、「録音」というキーワードを目にしました。

「録音」しようと思ったのは、モラハラ夫と、心から、ちゃんと、キチンと、離婚したいと思ったからです。

 

そうでもしないと別れられない。

証拠を掴まないと、誰にもわかってもらえない。

子供だって取り上げられてしまうかも知れない。

自分自身の身を守るため。

そういう思いでした。

 

でも、生活費も満足に渡してもらえない私の手元には、お金がありません。

ボイスレコーダーを買えません。

そんな時にまず試みたのはスマホの録音機能でした。

 

じゃあどうやって撮るの?

わざと怒らせてモラさせるの?

怒りそうだな~と思ったらスイッチ入れるの?

それとも24時間スイッチ入れとくの?

でも、スマホ見られたらお終いだし。。

 

と悩みながら私が最初に録音挑戦したのは、モラ夫に、「話がある」と言われた時でした。

何か気に入らないことがあって、私を呼びつける時です。

子供が寝たのを見計らい、自分の部屋に呼びつけ、私を立たせてお説教をするのです。

モラ夫を持つ奥様なら、そういうチャンスは少なくないと思います。

その時に、私はズボンのポケットに、録音を起動したスマホを入れておきました。

 

すると、案の定。

いつものモラハラ節炸裂です。

いつものどんよりとした疲労感と同時に、ちゃんと撮れているだろうか、という高揚感が湧きました。

なんなら少し反論でもして、モラ節をエスカレートさせてしまおうかしら。

私はちょっとだけ楽しんでいました。

そして話は終わりません。

悠長に話すモラ夫氏。

そうですね、かれこれ1時間くらい。

私もやや応戦しながら、態勢を変えたりしていました。

そして、私は話しながら自然にベッドに座り込みました。

すると次の瞬間、

 

 

 

カタッ…!!

 

 

ポケットのスマホは見事に床に落下。

神様はなんと悪戯好きな事でしょう。

そのスマホの画面は、見事に正面を向いていて、録音画面が露わになってしまったのでした。

これは、作り話のような本当の話です。

スマホが落下するときは、スローモーションに見えました。

 

「……はぁ?お前、録音?!」

 

モラハラ夫も妙に芝居掛かっている。

そして、今の今まで、私にこっぴどい暴言をぶつけていたというのに、私の事を薄汚い犯罪者のような目で見ました。

 

「お前…最低だな。」

(いや、最低なのはお前だよ。)

「やってる事、ヤクザと一緒だぞ?」

(へ?ヤクザ?)

 

ヤクザはちょっと違うんじゃ?(笑)

と思いましたが、バレてしまったら仕方ありません。

申し開きもできず、私は呆然としました。

「あなたが、自分の言った事も覚えてないって、よく言うから、撮っておいたほうがいいと思ったの。」

そんな事を言ってもなしのつぶて。

 

「これは大問題だぞ!親にも言いつけるからな!ただで済むと思うなよ?」

それはそれは、たいそう大きな鬼の首を取ったように、モラハラ夫は言いました。

それからは大騒ぎ。

私を蔑むように扱い、自分の両親にも得意げに報告。

 

それからモラ夫と話をする時は、モラ夫に見えるようにスマホを置いておく事も義務付けられてしまいました。

こんな風に、私の初録音は大失敗に終わってしまったのです。

お分かりのように、モラ夫相手の録音は、失敗したらアウト。

いくつもの制裁を受けなければなりません。

 

失敗を生かして、新たな挑戦!ボイスレコーダー購入!

録音初の試みから約1ヶ月。

もどかしい思いを抱えながらも、私はじっと過ごしました。

必要以上に私の行動をチェクするようになったモラ夫氏。

それだけでもずいぶん気が重たかったです。

 

「嫁に録音までされてよ。どう信じろっつうんだよ。」

 

モラ夫は、事あるごとにそれを持ち出すという、得意な浅知恵を披露している。

(そういうセリフはな、普段からちゃんとしてる人が、誰かに裏切られた時にいうセリフなんだよ。)

心の中でボヤキが止まりません。

 

そして、もうスマホでは録音できないので、生活費を切り詰めて、なんとか資金繰りをし、ボイスレコーダーを買うことに成功しました。

モラ夫には激安の食材でご飯を与えておき、

モラ夫のお給料でレコーダーを買うという、爽快感を味わいながら。

 

私は、スマホよりもはるかに小さい、USBメモリのようなサイズのレコーダーを選びました。

もうポケットから落っことすなんていう、凡ミスはできません。

 

絶対に落っこちない場所はどこか。

私が選んだのは、胸元でした。

 

どこかの女スパイのような気分で、モラ夫との対峙を前に、胸元にレコーダーをセット。

胸に当たる冷たい機械の感触が、緊張感をアップさせました。

そしてモラ夫の待つ部屋へ。

私はモラ夫と話しながらも、レコーダーが気になって仕方ありません。

微動だにすることもできませんでした。

モラ夫に何か言われても、生返事をするばかり。

そんな緊張と焦燥が、あろうことか後悔の念まで生み出して来ました。

これでまたバレたら、もうほんとにお終いなのに、ちょっと無謀だったんじゃない?

早く自室に退散したい。

胸のドキドキとした鼓動は止まりませんでした。

 

そして、ふと時計を見ると、お説教開始から2時間ほど経っていました。

モラ夫節も小康状態。

あぁ、やっと終わる。今度こそ、バレずに成功したんだ。

そう胸をなでおろした、次の瞬間…!

 

 

「こっち来いよ。」

(あー!それがあったか!!)

私はうっかりと忘れていました。

 

お説教を終えて、スッキリした後の拷問。

馴れ馴れしく体に触り、あわよくばそのまま…というあれです。

さぁどうしよう。

もういいや。

この手しかない。

こういう時はこれだ。

私はそばに駆け寄り、自らモラ夫の頬にキスをして、

「今日はもうこんな時間だよ。あなたも疲れたでしょう?明日ゆっくり、ね。」

心の中に、1ミクロたりともない、全く思ってもいない、吐いてしまいそうなセリフをやっと言いました。

すると、優しく諭されて満足気のモラハラ夫は、「わかった。」と笑顔で。

(気持ちわりーな!)

 

心の中でまた捨て台詞を吐き、私は自室に退散したのでした。

あぁ、終わった…。

子供がスヤスヤと眠る自室のベッドに、へなへなと座り込みました。

そして、レコーダーは化粧ポーチの奥底にしまい、子供に寄り添って眠りました。

後日確認すると、やはりボイスレコーダーだけあって、音声はしっかりと収録されていました。

今度こそ成功したのです。

 

まとめ

モラハラの被害って、なんか説明しにくくないですか?

自分の親や、あるいは弁護士の先生に、この苦しみをわかってもらいたいのに、うまく説明できない。

それがモラハラの陰湿なところでもあるんだと思います。

 

でも、録音データがあれば、それは一目瞭然

弁護士の先生にも、裁判官にもわかってもらえます。

離婚するにあたって、慰謝料の請求に当たって、少なからず有益なものになるはずです。

裁判で慰謝料請求等するわけですが、裁判の前にまず、調停があります。

私の調停レポートはこちらでご覧いただけます!

参考記事

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  • この記事を書いた人

***M***

私は子供つれてモラハラ夫の元から逃げ出しました。子供との穏やかな毎日はとても幸せです。モラハラの苦しみ・辛さ痛いほどわかります。私の実体験を知っていただくことで、同じように苦しんでおられる方のお力になれれば幸いです。お気軽にコメントください!お待ちしています。すぐにお返しできないこともありますが、必ず返信いたします。

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