離婚後、子供への面会要求をしてこなかった、とあるモラハラ夫。
彼は、離婚して数年後に、突然子供への面会要求をしてきたのです。
子供と離れ離れになったのは、子が0歳当時。子供には父親の記憶すらない状態でした。
その子が3歳になったばかりのころの、突然の面会要求でした。
妻の元にいきなり届けられた書類にはこう書いてありました。
子供との面会を要求する。
回数は月に3回から4回程度、時間は9時から17時。
平日は仕事のため、土曜か日曜のいずれか。
祖父母にも合わせる時間を設け、誕生日やクリスマスは曜日に関係なく面会を希望。
なお、妻の同席は必要ない。
という内容です。
いやー(笑)
笑えませんか?
それまで、子育てをろくにしていない人間が、若干3歳の幼児と、いきなりどうやって過ごすんでしょうか。
食事、トイレ、着替え、機嫌が悪くなった時の対処法。
そのすべてをご存知だとでも言うのでしょうか。
ましてや、知らないおじさんの元に預けられ、子供本人は泣きっぱなしに違いありません。
感情のままにキレ散らかすモラハラ人間が、ギャンギャン泣き喚く子供の、わず10分だって面倒を見ていられないはずです。
それに、9時17時ってなんですか(笑)
小さな子供相手にそんな、定時できっかり帰るOLじゃあるまいし。
何年もたった後、急に面会要求してくる意味も分かりませんし。
ってな感じでツッコミどころ満載なわけですが、こんな風に、離婚後だってなんだって、
とにかく理不尽に、元妻に対してあれこれ口を出してくるのがモラハラ夫たちです。
これは実際にあったモラ夫からの要求です。
今回はそんな、離婚後もしつこいモラハラ夫たちとその対処法についてまとめます。
離婚後しつこいモラ夫たちの行動
離婚後のモラハラ夫たちは、こんな行動や、理不尽な要求のあれこれをしてきます。
・ストーカー化する
・面会日ではないのに勝手に子供に会う
・妻の職場や家の付近をうろつく
・復縁を迫る
・メールや電話でしつこく連絡してくる
・子供に直接連絡してくる
・病気や体調不良のアピール
やっとの思いでモラハラ夫と離婚を成立させて、晴れて独身になっても、元被害者妻たちには、こんな風に悩まされる未来が待っています。
特に赤文字で強調した部分に注目です。
改めて言わせていただきますが、
モラハラ人間は蚤の心臓を持つ男たちです。
実際、そんな彼らに、大それたことはできないと、私は思います。
モラ夫が離婚後ストーカー化するというのは、あるあるのような気がしますが、
実際のところは、警察に通報したら、100%捕まるような大胆なストーカー行為はせず、
執拗に電話やメールをするなど、ネチネチと小さな嫌がらせをしてくるんだと思います。
例えば、こんな書き込みを見つけました。
数年前に協議離婚し、親権は私で子供二人を育てております。(養育費数万円)
元夫からは激しいモラハラ(たまに暴力も)を受けていて、当時私はうつ病になり心療内科に通いながら、やっと生きてきました。
離婚後は自由になり、貧しくても質素に子供二人と安心して生活を送れると思ったのですが、元夫はことあるごとに子供のことであれこれ文句を言ってきます。
初めは私の携帯にかけてきて、平日でも日中でも夜でも、子供のしつけや教育に関する自分の考えや愚痴をぶつけてきて、私も仕事に集中できず頭にきて着信拒否をしたら、今度はメールで攻撃してきます。
私が無視をしていると、最近では長男(現在高校生)に携帯にかけてきて文句を言い、お母さんに言っておけと伝言を伝えるらしく、子供も間に入ってしんどそうです。
元夫も親である以上は口出しする権利はあると思うのですが、いい加減イライラしてしまいます。攻撃をどうにかするアイディアないでしょうか?子供たちが成人するまで我慢するしかないのでしょうか?
これこそ、リアルなケースなんだと思います。
だからこそ、法的措置や警察や自治体、様々な分野での支援があるにもかかわらず、離婚後のモラ夫のしつこい攻撃に悩まされている人たちが減っていかないんだと思います。
嫌がらせへの対処法は?
では、そんなモラ夫たちへの効果的な対処法はあるのでしょうか。
あからさまなDV行為やストーカー行為に及ぶ場合は、裁判所に保護命令などを申し立てたり、警察への協力を要請することになります。
でも、上記のような陰湿なネチネチ攻撃にはどう対処すべきでしょうか。
私はこう思います。
ベスト対処法
基本的には相手にしない。
でもあまり放っておくと、もしもの報復が怖いので、時々クールに応対。
やはり、これに尽きるのではないでしょうか。
これまでの記事の中でも、モラ夫に対しては、
「相手にしない」「同じ土俵に立たない」「右から左へ受け流す」などの対処法をお伝えしてきました。
モラハラ夫に効く特効薬はないので、やはり、このように応対し、
だんだん攻撃が減るのを待つしかないのが現実かなと思います。
同居していた頃の様に、モラ夫の攻撃に反応し、怯え、苛まれては、モラ夫の思うつぼです。
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こちらのクールな応対で、モラ夫に「おもしろくねぇな」と思わせ、いじめ甲斐がない女だと思わせれば、こちらの勝ち。
そんな相手に対しては、だんだん、ちょっかいを出さなくなってくると思います。
ただし
親権や養育費についての取り決めはしっかり公正証書に残しておくこと。
現在の居場所がばれていないなら、住民票の不開示措置を必ず取ること。
これらの下準備は必ず行ってくださいね。
親権などをちゃんと取り決めないまま、スルーしていると、訴えられるなどの暴挙に出られかねません。
そして、この辺の取り決めには、弁護士さんなどの専門家についてもらうのがおすすめです。
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まとめ
基本的には相手にしない。でもあまり放っておくともしもの報復が怖いので、時々クールに応対。
とはいえ、どんなに冷静を保とうとしても、こちらの心を逆なでしてくるのがモラ夫たちです。
そんな攻撃に屈しないためには、離婚後の生活を心から楽しく充実させることも、一つだと思います。
子供との時間、新しい趣味、友人との時間、資格の勉強、おひとり様時間のオシャレな過ごし方研究・・・などなど、どんなことでもいいので、心からモラ夫の存在を消し去って、熱中できる何かを見つけること。
そうすれば、モラ夫からのメールが届いても、なんてことないはずです。
せっかく離婚したんですから、好きなことを好きなように楽しんでいいんです。
もうモラ夫に流されない、自分だけの人生を楽しんでくださいね。
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