親権は取れるの?
モラハラ夫との離婚後、心配なのは子供のことだと思います。
モラ夫と離婚したら、子供は?
ちゃんと親権が取れるのか?
モラハラ夫に有る事無い事言われて、子供を取り上げられないだろうか。
その辺、ご心配の方も多いかと思います。
まず、率直に申し上げます。
親権は取れます。
仮に、夫からモラハラ行為を受けている、という事由だけで離婚した場合、親権はほぼお母さんが取れます。
母親が専業主婦であっても、収入がないからと言って、それだけの理由で子供を取られたりしません。
裁判所の子供に対する考え方は、子供が小さければ小さいほど、「子供は母親が監護すべき」という姿勢です。
あと、現況を変えないという事。
これまで、日常的に母親が育児を行ってきた状況なのに、急に父親に変えるのはちょっと・・・。
そんな考え方を全面的に打ち出しています。
ネットの中には、母親側が不倫などの有責配偶者の場合でも、親権が取れたというケースも多く目にします。
私の場合、モラ夫が有ること無いことを裁判所に訴えて、私が酒乱で、アルコール依存症であるため、子育てできないとか。
パニック障害の既往歴をほじくり返して、精神病であるから子育てできないとか。
そんな事もありましたが、親権は私が持っています。
モラ夫たちは、至極当たり前のような顔をして、親権は自分にあると主張したり、妻に何らかの原因があるとでっち上げたりして、親権を取ろうとしてきます。
でも、そんなものに惑わされないでください。
何かもっともらしい事を言ってたら、それを無料法律相談とか、弁護士の先生とか、調停員とか、知識のある人に確認してみてください。
多分100%、モラ夫たちの戯言です。
裁判所や第三者は、正当な判断をしてくれますし、でっち上げがあったら、裁判や調停で事実を確認して貰えばわかる事です。
モラハラ夫たちが親権要求してくる理由は、ひとつです。
妻を困らせたいから
私はそう思います。
自己愛の塊であるモラハラ人間が、離婚しても、子供と一緒に暮らしたい、子供を愛している、子供と離れたくない、そんな考えを持っているとは到底思えません。
モラ夫と離婚話になった時、親権はてっきり要らないというと思ったのに、親権要求をしてきて、何で?って思ったことはありませんか?
妻を困らせるため。
モラ夫の目的はその一点です。
自分が親権を取れば、面会を設けることができ、また妻とも交流できる。
そしたら、また妻を取り込めるかもしれない。(洗脳できるかもしれない。)
普段の子供のお世話は、自分の母親に頼めばいいし。
そんな風に思っているに違いないと私は思います。
そんな浅はかなモラ夫の攻撃には、惑わされないでください。
ひとり親でも健全な子供に育つ?
上記でご説明した通り、親権を獲得できたとして、そうすると今度は、自分1人で子育てをするわけです。
父親のいない環境。
父というものを知らずに育つ我が子。
そのことに対して罪悪感を感じたり、自分を責めてしまうお母さんもいるかもしれません。
でもそれは間違っています。
大丈夫です。決してそんなことはありません。
私の場合ですが、子供はまだ2歳で、私自身も手探り状態の毎日で、決して偉そうなことは言えません。
でも、ここにたどり着くまで、いろんな葛藤があって、たくさんの自分責めをして、様々な知識や経験談に触れ、今は、「これでいいんだ」と言う自分なりの子供との関わり方を見つけられたと思っています。
そして、そんな私が一番大切にすべきと考えていること。
それは
母親の精神安定です。
母が、しなやかに、たくましく、まよいなく、子供に寄り添う事です。
母親自身が心満たされ、落ち着いていなければ、子供がその愛情を受け、真っ直ぐにすくすくと育っていかないと、私は思います。
覚悟を決めてみても、母親自身の心がゆらぎ、頼りなく、自信がなく、いつも不安定。
そんな状態は、きっと、ありのままに子供に伝わります。
そんな状態こそが、子供の育つ環境に、重大な影響を与えると私は思います。
モラハラ人間を生み出す過程を考えてみても、やはりそう思います。
参考記事
モラハラが幼少期の家庭環境や遺伝に起因するのは、 おおむね間 ... 続きを見る
うちの義母は…モラハラ夫を作り出す母親の3つの特徴とは?
モラハラ夫の母親は、簡単に言えば、異常な人ですが、そこには母親自身の精神状態や考え方が大きく関わってきます。
いつも自分ばかりを責め、私はダメな母親…常にそんな事を考えている、マイナス思考の情緒不安定な母親だったら。
愛おしい我が子は、どう思うでしょうか。
逆に、自分のお母さんがそんな風だったらどうでしょうか?
この先、大丈夫かな?と不安になったり。
私がしっかりしなきゃと、お母さんに甘えたい時も我慢してみたり、
「私って可哀想な人間」なんだと、「周りのお友達と自分を比べてばかり」いたり、自己肯定感を持てなくなってしまったり…。
子供に、そんな風に思わせてしまうと思うんです。
「お母さんが笑顔でいること」
それこそが、子供にとっての幸せってよく言いますけど、それって、
当たり前のようで
単純なようで
平凡なようで
実はとっても重大で、大切な事だと思います。
しつけは二の次!
それから、子供のしつけや教育について。
よく言う、
「お父さんに言いつけるからね!(怒)」
このセリフは、使えない訳ですよね。
子供に対するのは、自分一人。
飴も鞭も、太陽も北風も、ぜんぶ、ひとりでやらなくちゃいけません。
私は1人親になったばかりの頃、この子が恥ずかしい思いをしないように、そんな勝手な解釈で、しつけや教育をしっかりと行わなければいけないと思っていました。
保育園で、周りの子に比べてズボンを履くのが遅いと言われれば、家でも特訓しなきゃ。そんな風に思っていました。
私は仕事から帰ったばかりで疲れもたまり、でも、子供はいたずらしてダメなことばかりする。
ズボンだって覚えさせたいのに、あ〜もう…。そんな風にストレスフルでした。
その頃の私は、子供にとって決して“笑顔のお母さん”じゃなかったと思います。
でも今は、そんな考えを改めました。
無理ですよ。
全部、なにもかも、
通常ならばふたりの大人が、やっとのおもいでする事を、ひとりでやるんですから。
なので、私は、しつけは二の次。
そう考えることにしました。
だから、保育園で何か言われても、家では極力好きなようにさせています。
園では最近、トイレトレーニングが始まったようですが、我が家では何もやってません。
それが必ずしも正しい親とは言えないかもしれませんが、家に帰って来てまで、お互いストレスフルな状態で、トイレのトレーニングをして、それでおトイレができるようになったとしても、
私はそこに、母と子の幸せを感じません。
家でやらなくても、いずれできます。
なので、私は、しつけや教育は、園の先生にお願いする事にしました。
もちろん私の中でそう決めただけで、先生に言ったわけではありません。
しつけが大変だから、面倒だから、省いたわけではありません。
親として子供に与えるべきものの、優先順位を考えてみたからです。
それは、愛情、そして教育やしつけ、そして環境だと私は思います。
それならば、その全部はひとりでできないので、そして、
一番大事なのは、
ゆるぎない、裏切らない愛情を伝える
ことだと思うので、私はそれを優先的にやることにしました。
母親として、子供と慈しみ、愛すること。
そして、その次は、環境です。
自分の様に、将来お嫁に行って、急に行き場をなくしてしまった時、いつでも帰ってこられる場所を用意したい。
そう思って、いろいろ準備しています。
だから、しつけは、園の先生や、おばあちゃんに頼ることにしました。
必要最低限のこと以外は。
そうすれば、自分にも心の余裕が生まれます。
そしてそれが、母親の精神安定につながれば、我が子を安心させることができるのではないかと思うのです。
そうやって、そう信じて、毎日を過ごしています。
もっと極端に言えば、叱ることや教えることは、周りの大人に託し、自分は、子供が求めてきたときに、
「おいで。」って、温かく、迎えてあげる役をやればいいんです。
言うなればおいしいとこどりです(笑)
難しく考えてしまう方は、そんな風に解釈してみてくださいね。
私が子育てや、子供との関わりについて参考にさせていただいている専門家の著書や、ブログ記事はこちらです。
こちらは以前もご紹介した、モラハラの”専門家”Joeさんのブログです。
とてもわかりやすくて、論理的で、そうか!なるほど!って思います。
小児精神科医、佐々木正美先生の著書です。
やさしい文章でとても読みやすく、子育ての大切なことをたくさん教えてくれます。
まとめ
私は、子供が小さいうちに、モラ夫と離れられて、本当によかったと思っています。
モラハラのない環境
穏やかな毎日
これが当たり前のはずですが、それこそが、私たち被害者が理想とする暮らしです。
その中で、お母さんが明るい毎日を生きて、愛情を注いで、子育てをしていれば、ちゃんとした子供に育ちます。
育つはずです。
モラ夫のいない健全な毎日の中で、笑って子育てをしましょう。
子供の気持ちになって書いてみた記事もあります。
よろしければご覧になってみてくださいね。
参考記事
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モラハラ夫から「子供を守る」母親の葛藤と決断とは?
モラハラの魔の手から、子供を守りたい。 私は、モラ夫との同居 ...
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