モラハラ夫との離婚を決めたあなた。
その離婚の決断、間違っていませんよ。
ただの怒りっぽい人や性格の悪い人ではなく、あなたの旦那様がモラハラパーソンであれば、離婚を選択した事は間違っていないと断言します。
多くの専門家やカウンセラーも、そう伝えています。
モラハラは治りません。
でも、あんなモンスターみたいな人物と、どうやって離婚するのでしょうか。
- 無事にモラハラモンスターから離れる方法は?
- 子供がいても無事に離婚できるの?
- やっておくべき事は?
実際に子供を連れてモラハラ夫の元から逃げ出した私が、やっておいてよかった事、やっておけばよかったと後悔している事などを織り交ぜて、お伝えしていきます。
モラハラ夫との離婚手順① 『決意』を固める
まずは離婚の強い決意を固めましょう。
私は子供が0歳の時に、子供を連れてモラ夫の元から逃げ出しました。
モラ夫、事あるごとに離婚だ!と騒ぐけど、私だって離婚したい。出来れば今すぐにでも。でも、現実的にお金の事を考えるとそうもいかない。自分がお金に困るだけなら怖くなんかない。ただ、子どもにそれなりの暮らしをさせたいってだけ。自分1人の経済力だとそれが厳しいから離婚出来ないだけ。
— とーこ (@to_uco) May 29, 2017
こんな風に、お子さんがいて離婚に踏み切れないと考える方は多いと思います。
私は育児休職中で、収入と言えば「育児休業給付金」というわずかな手当だけでした。
でも、今現在子供と幸せな暮らしができています。
収入の面で不安が消えたわけではありませんが、育休前の職場への復帰と、
在宅ワークを行って生計を立てていこうと思っています。
ちょくちょくママ友とお茶したり、月に一度は外食をしたり、
季節ごとに服や靴を買ったり、ネイルに行ったり…。
そんな贅沢はできませんが、
子供を連れて公園に行き、
落ち葉を集めて遊び、
ベンチでジュースを飲み、
記念日には家でささやかなごちそうを食べる、
今の暮らしのほうが、何倍も、何万倍も幸せです。
強がりではありませんよ。
モラハラを受けたことのある方ならば、わかってくださると思います。
好きな服を着て、好きなものを食べても、毎日苦しかった。
そんな生活からの解放は、ほんとに夢みたいです。
もちろん、理想論だけでは離婚できません。
例えば、
母子家庭向けの職業訓練というものがあります。
ハローワークが実施しており、
手当の給付を受けながら高等職業への再就職も目指せる制度です。
実際、私の知人も、この制度を利用し、
専業主婦から看護師への道を進んでいます。
専門学校に通いながら育児をするのは大変そうですが、彼女も、
モラ夫から解放された幸せな日々を手に入れました。
苦労はするかもしれません。
でも、モラ夫と一緒にいたほうが、何倍も辛くて、苦しい苦労をすることになる。
だったら私は、子供と二人で、
平穏な毎日を過ごしたい。
心から笑いたい。
子供を守りたい。そう思いました。
モラハラ夫との離婚手順② 自分の家族や親に話す。
決意ができたら、
次に、自分の親兄弟、家族に、
自分はモラルハラスメントという嫌がらせを受けており、
モラハラパーソンは自己愛性パーソナリティ障害という病気
である可能性が高く、酷い精神的苦痛を受けているという事を伝えましよう。
参考記事
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『モラハラ夫と発達障害』の関係とは?その驚くべき実態に迫る!
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ただ、「こんな事言われた」といっても、単なる夫婦喧嘩と思われてしまいます。
うちの場合も最初はそうでした。
親に話しても、また喧嘩したの?と言われたり、離婚という言葉を口にしてみても、あなたの我慢が足りない、夫婦なんてそういうもの。
などと言われたりしました。
でも、そのうちに、夫の言動に不信感を抱くようになったり、私が何度も伝えたりすることにより、彼はおかしい、と認識してくれるようになりました。
根気よく伝え、モラ夫の言動を見てもらい、問題をしっかり理解してもらいましょう。
“親には苦労をかけたくない”という方もおられるかもしれませんね。
ですが、モラハラパーソンという、一生あなたを苦しめ続けるであろうモンスターから、あなた自身と、お子さんを守るためです。
それこそ、単なる性格の不一致や、夫婦喧嘩じゃないんです。
決意を固めたら、頼れるのは家族だけです。
しばらく実家に置いてもらったり、新しい暮らしのためのお金を貸してもらったり、何らかの形で、協力してもらえるようお話ししましょう。
親御さんやご家族も、あなたが苦しむ姿は見たくないはずです。
さらに、モラハラは子供への悪影響があるともいわれています。
同じモラハラ体質になったり、
被害者体質になってしまったりするともいわれています。
ご家族の力を借り、お子さんの事も守っていきましょう。
モラハラ夫との離婚手順③ 相談窓口に行く
市区町村の保健師さんや、女性相談窓口に行って、モラハラ夫と離婚したいという明確な意思を伝えましょう。
相談窓口についてまとめた記事も読んで下さい。
参考記事
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今の現状と、受けている精神的苦痛について、それから子供の状況や自分のことを相談しましょう。
離婚や別居となれば、まずは家を出る事になります。
借家か持家か、家の名義などにもよると思いますが、多くの場合、モラハラパーソンが自ら家を出るという事は考えにくいでしょう。
実家に置いてもらえるにしても、
子供の学校のことや、自分の仕事、現在モラ夫の口座に入金されている児童手当のこと、などなど。
役所や女声相談窓口では、
そういった生活に密着する細かい相談に乗ってくれるはずです。
私の場合は、実家には帰れない事情があったため、シェルターについての相談や、
育休中でしたので、モラ夫と離れた場合の生活費のことなどを相談しました。
結局、暴力行為がない場合、シェルターに入る事はできず、当時育休中だった私は、やむなく、仕事に復帰するまで、モラ夫の元で我慢するという選択に至りました。
その後、無料の弁護士相談にも行きました。
共有名義であった家の事やローンのことなどを相談してきました。
モラ夫の暴言を録音し、証拠として保存して置いたほうがいいというアドバイスももらうことができました。
モラハラ夫との離婚手順④ 十分な離婚準備期間を取る
ここ、重要です!
モラ夫との離婚には、十分な準備期間が必要です。
念には念を、入念に、抜かりなく準備しましょう。
私が失敗してしまったのはココなんです。
育休が明けるまで、虎視眈々とモラ夫との日々を乗り切るつもりでいましたが、事態は急変し、
とあることをきっかけに、私は、仕事復帰前に、着の身着のまま家を出る事になります。
復帰まではあとほんの数ヶ月。
もう少し頑張れば、経済的に安定してから、しっかりと準備をしてから逃げられる。
子供のことを考えれば、不安定な生活なんてできない。
もうちょっと、もうちょっと…
毎日指折りカウントダウンしていました。
モラ夫から離れられる、その日を心待ちにしていました。
でも、それももう無理!!
モラハラ夫から直ちに離れ、今すぐに別居を開始しよう。コイツから逃げよう!!
そんな出来事がありました。
それはまさに、私が別居を決意した瞬間でもありました。
詳細についてはコチラの記事です。恐怖の体験をじっくりどうぞ!
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理解不能なモラハラ夫が怖い…聞いてください!私の恐怖体験
これってモラハラだったんだ。 そうやって気が付いた後、感じる ...
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結局、モラ夫の元から華麗に居なくなるつもりでしたが、
何もできないまま、マザーズバッグ1つで、家を飛び出しました。
仕事復帰前だった私は、家族の力を借り、アパートを借りて住むことになりましたが、
後から荷物を取りに行こうとしても拒否
されたり、
全然お金を渡してもらえなかったり、
様々な事で苦労しました。
いち早くモラ夫から離れたいという気持ちを抑え、あなたやお子さんの身に危険がある場合を除き、準備期間は十分にとってくださいね。
あとちょっとの我慢です!
それが成功への鍵です!
そして、私の実録失敗談はこちらです。
戻れるなら戻りたい。
いざ家を飛び出すあの時に!!
後悔してもしきれない事をまとめました。
あなたの別居への道が成功するよう、ぜひご覧ください。
参考記事
私はモラハラ夫から逃げ出しました。 家を飛び出しました。 & ... 続きを見る
モラハラ夫と離婚したいなら!準備すべきだった4つのコト!!
まとめ
モラ夫との離婚は、普通の離婚とは違います。
なかなか協議離婚は成立しないと思います。
私の場合は、調停・裁判へと発展しました。
親権や養育費をめぐって、争いになるかもしれません。
でも、モラハラモンスターから、子供と自分を守り、自由になるためです。
もう、モンスターと結婚してしまった自分を責めるのはやめましょう。
時間はかかっても、離れる事はできます。
モラハラモンスターの居ない、明るくて穏やかな毎日が待っていますよ。