そしてその頃になると、モラハラというものをかなり深く知り、どうやら、「治らないもの」だと認識するようになります。
そして、モラハラ夫とこれからも生きて行くのか、離婚する道もありなのかという選択肢が見え始めます。
ネットの中には、共存している人も、さっさと離婚を決め、穏やかに毎日を過ごしている人も両方沢山いました。
自分にとってどの道がいいのだろうか。真剣に考え始めるようになります。
そして、モラハラについて調べていると、出てくる「女性相談窓口」の文字。
モラハラなどの配偶者からの精神的DVなどについて相談できる窓口でした。
人生の展望について考えながらも、夫の暴言は続いていたため、とてつもなく辛くなる日もありました。
子供がいなかったら、自ら命を絶ってしまうという事も考えていたかも知れません。
それくらい思いつめた時、どうしようもなくなって、はじめて、女性相談に電話をしました。
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モラハラかも知れないという考えに至ってから、3ヶ月後くらいの事だったと思います。
そしてそこからは、どんどんストーリーが展開していきました。
誰かに相談して、それがハラスメントであって、やっぱり夫がおかしいのだと改めて認識できてからは、ちょっと吹っ切れたような感じになっていきました。
女性相談や、無料の「弁護士相談」を何度か行ううち、金銭面やその他の事情を含めても、離婚してやっていけるかも知れないという現実的なビジョンが見え始めました。
そしてさらに、モラハラについて調べるうち、最も驚愕した事実が明らかになりました。
モラハラを身近に見たり、受けたりして育ってしまった場合の「子供への影響」についてです。
私は、夫がモラハラ人間だとわかった時よりも、どんな暴言を浴びた時よりも、その事実を知った時、焦りと恐怖でいっぱいになりました。
それから、モラハラは幼少期の家庭環境などに深く影響するということもわかり、そうやって夫が育って来たのかと知ると同時に、自分の子供に対して、そんな環境で育てるわけでにいかない。
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モラハラは治らない。
それなら離婚するしかない。
そんなシンプルな考えに辿り着きました。
当時育児休暇中だった私は、職場に復帰するタイミングで、子供を連れて家を出ることを計画し始めました。
そうと決めれば後はたったの数ヶ月程度。
たったそれだけを乗り越えれば、この辛い生活からは逃げ出せる。
では、できる限りダメージを抑えて暮らして行くにはどうすればいいのだろうか。
当時はもう、気持ちは吹っ切れているので、思い詰めるようなことではなく、あくまでも前向きに、モラハラの対処法について調べ、実行するようになりました。
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ここまでくれば、自分の精神状態はかなり落ち着いて来ます。
まだ攻撃を受ければひどいダメージを受ける日もありました。
でも、いつモラハラが来たらどうしようと怯えるような状態からは抜け出していきました。
そして、だんだん、だんだん、モラハラ夫のことを鼻で笑えるようになっていきます。
モラハラ人間は基本的にみんな似ています。だから、ネットに書いてあったことを試せば、効果はてきめんでした。
逆に、こんなにわかりやすい人間は居ないかも知れません。
でも、モラハラ夫の元から華麗にいなくなるという計画は、とある出来事をきっかけに、まぼろしになってしまいます。
私は待った無しの状態で、バッグひとつを抱え、すぐさま子供を連れ、家を飛び出すことになりました。
自分の人生史上、最も過酷で、最もホラーな出来事でした。
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