「モラハラ=警察」
って、あんまり直結しないように感じますが、実際のところ、関係あるんでしょうか。
モラハラで苦しんでも、DV行為がなければ警察では相談に乗ってもらえない。
警察に訴えられるような被害がなければ、こんなに苦しんでいても、被害届も出せない。
モラハラで警察に相談は、なんか違うかなぁ…。
私、以前はそう思っていましたが、実は意外とそうではないんです。
実際に私は、モラハラ夫との離婚争いのなかで、警察にもお世話になりました。
夫婦問題で悩んだ時、“意外と頼りになる警察”についてお伝えしていきますね。
それにしても、モラハラ夫からの精神的暴力って警察署へ駆け込んで良い案件って恥ずかしながら初めて知った。家庭内無視とか物を隠す・勝手に物を廃棄する、その他にも自尊心を傷つける発言を連発するとか気分次第で態度を大きく変えるとかいう内容でも通報OKだそうな
— よーじろ@NieR Automata (@deadlymaker) September 7, 2018
夫のモラハラに人生初の110番通報
私が人生で初めて110番した時の話を聞いてください。
まず、うちの場合なんですが、DVがあったんですよ。
私は、夫に壁を背にして、首を絞められた事が何度かあります。
110番した入り口はそこでした。
でも、DVがなくても警察に相談できるので、大丈夫!
そこについては後から詳しく書きますね!
それまで、娘が眠っているときに繰り広げられていたのに、夫はだんだんと見境もなくなり、子供の前でも暴れるようになっていました。
いつか子供にも危害が及ぶかもしれないと、恐ろしくなっていた時。
私は日々のモラハラ攻撃にも耐えかね、子供を連れ実家に避難した事がありました。
そしてもちろん、その日は実家に泊まる旨、夫に連絡してありました。
すると、あろうことか、夜中の0時過ぎ。
突然夫がやってきたのです。
そして、私の実家のインターホンを連打!ドアもバンバンとと叩いてきたのです。
そして携帯を見ると、
「勝手に子供を連れ去るな!今から取り返しに行く!」と恐ろしい内容が。
私は飛び起きた状態だったため、これは現実か?と、そんな風に思いながらも、
自然に110番通報していました。
そして、
「夫に暴力を振るわれそうになっているので助けてください」と伝えました。
その時はまだ直接DV被害がある前です。
それでも、警察はすぐに対応してくれ、10分経たないうちにパトカーが到着しました。
そして、家の中にドシドシと何人もの警察官が入ってきました。
あの光景は今でも忘れられません。
密着24時的な番組で見るような、屈強な警察官が何人も。
そして無線機で何やら連絡を取ったりしていました。
そして夫はと言えば、家の外で車の中にいたところを、職質され、警察官に確保されていました。
でも、
「俺の話を聞け!悪いのは妻で、子供を勝手に連れ去ったんだ!俺は何もしていない!」
と、そんな風に、何人もの刑事に囲まれても、
怯むことなく無実を訴えていたそうです。
そして、家の中と外に隔てられた状態で、お互いに事情聴取を受けること約2時間。
あれやこれや、とにかく色んなことを聞かれました。
そして最終的には、
今日のところは何もしていない夫を捕まえることはできないとの事で、
夫が帰路につくのを見届けてから、警察官たちは帰って行きました。
最後に、また押しかけてきたらどうすれば?と不安を訴えると、
「あの旦那さんは、そんなタマじゃないでしょ。
もう来ないと思うよ。でも万が一あれば、また通報してね。」
と言われました。
“そんなタマじゃない”って(笑)
警察官にも見事に見抜かれている事が少しおかしくもあり、そのセリフが私を少し安心させてくれました。
モラハラ相談にも乗ってくれる
上記のように、身の危険を感じた時は、通報することにより、
すぐに駆けつけてくれることは間違いありません。
でも、そうでない場合でも、相談を聞いてくれるんです。
私の場合ですが、警察が介入したこともあって、もはや夫と元に戻ることは考えられず、それからは別居について計画を立てることにしました。
その中で例えば、夫が仕事で不在にしてる間、荷物を搬出して、家を出たいという時、
搬出が終わるまで、そばで待機して見張ってもらう事ができるそうです。
それから、万が一に備えて、自分の電話番号を警察に登録しておくことにより、
110番すると、こちらの情報が直ちに伝わるというシステムも。
一から住所やらを伝えなくても、すぐに駆けつけてくれるとのことです。
モラハラ夫は、モンスターですから、何をするかわかりません。
別居、離婚を計画する際は是非利用していただきたいと思います。
はじめのうちは、警察が介入するって事がなんかもう物騒な話で、どこか現実離れしてましたけど、でも、生活安全課の担当刑事さんはものすごくいい方で、最後まで子供や私の身を案じてくれました。
そして、モラハラについての被害を伝えた時に警察署でもらった資料。
そこには、「ハネムーン期には気をつけて!」そんな文言が載っていました。
モラハラ夫のハネムーン期について詳しく書いてます。読んでくださいね!
-
何これ?モラハラ夫のハネムーン期とその見分け方を徹底解説!
ハネムーン期。 この言葉を、モラハラについてまとめているサイ ...
続きを見る
ネットでモラハラについて調べまくっていた私には見慣れた文句でしたが、
まさか警察署でそれを目にするとは思いませんでした。
モラハラ被害について、警察も、
イマドキの情報をしっかりと持ち対応してくれているんだな、とそんな風に思いました。
気軽に相談できる窓口
いま、警察にはこんな窓口があるそうです。
直接被害を受けたわけではないけれど、今後起きるかもしれないとか、ストーカーされてるかもしれないとか、隣の家で何かあった気がするとか、
110番するほどではないけど、警察に相談したい事がある時。
そんな時に利用できるシステムだそうです。
相談内容に応じて、女性相談や役所関連の窓口を案内してくれることもあるようです。
日々の暴言がすごすぎて、いつか手を上げられるかもしれないという相談も、できるのではないかと思います。
中には全く手を出さないモラ夫もいますけど、何をするかわからない人間達です。
もしもちょっとでも身の危険を感じるような事があれば、ご相談してみてもいいと思います。
ちなみに、私が初めてモラハラの相談したのは、自治体の女性相談窓口です。
よろしければこちらの記事もご覧ください。
参考記事
-
【実体験】モラハラ夫に悩まされ役に立った『相談窓口』とは!
妊娠出産してから特にひどくなった夫の態度。 何を言っても、ど ...
続きを見る
まとめ
正直、自分が警察にこんなに関わるなんて思ってもみませんでした。
モラ夫と出会うまでは・・・。
普通に、ただおだやかに、何の苦しみもなく生活している、
そんな人生だったら、未だにこんな事、知りもしないんだと思います。
でも、こうなった今を、私は後悔してません。
人間として女として母として、強くなれた気がしますから。
もしよろしければ、こちらの記事もご覧になってみてくださいね。
私の一押しです!
参考記事
-
モラハラ夫と離婚した事を後悔しない女達
モラハラ夫との離婚。 たくさんの人が思い悩み、たくさんの人が ...
続きを見る