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3. モラハラとの闘い

モラハラ夫のせいでパニック障害になった私の体験といま!

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モラハラが原因でパニック障害を患ってしまう方は少なくありません。

私がそうなんです。

今は完治することができましたが、それは思った以上に恐ろしい病気でした。

 

パニック障害って詳しくはどんな病気なんだろうか。

どうなったらパニック障害になってしまうのだろうか。

普通に生活はできるの?

仕事は?育児は?

そして、どういうメカニズムで、モラハラが原因で精神病になってしまうんだろうか。

 

モラハラに苛まれ、自分の感情をコントロールできない毎日は、パニック障害などの精神的な病に侵されてしまう可能性があります。

今回はそんな、モラハラとパニック障害の関係について詳しく見ていきましょう。

パニック障害は突然訪れる

パニック障害とは、

  • パニック発作
  • 予期不安
  • 広場恐怖

を三大症状とする、精神障害です。

 

そして、その恐るべき実際の症状はと言うと、或る日突然訪れるのです。

 

私の場合は、美容室でした。

いつもと変わらない朝。

お昼から予約して居た美容室へ。

初めていく美容室でした。少しドキドキしながら、期待を込めて。

そして当時、その美容室でしかやって居ないという、最新のパーマをかけてもらいました。

たしか、先に、スチームで水分補給をしてから、パーマをかけていくとかで。

 

よく美容室で見かける、頭の上をクルクル回るような、天使のはねみたいな、熱を発する機材。

あれがドーム状になって居て、頭からすっぽり被ると、中からものすごい音がするんです。

その音の正体がスチーム。

それまでの、なんの支障もきたして居ない自分ならば、

「結構音するなぁー(笑)早く終わらないかな…。」

その程度の感覚でした。

でも、当時の自分は違いました。

 

「ではこのまま、お時間置いていきますね。」

そう言ってその場を離れるスタッフさんの声が、パニックを起こすスイッチだったように思います。

どんどん離れていくスタッフさん。そして耳には威圧感のある風音。

それまでに心地よく耳に聴こえていたBGM、それどころか、となりのお客さんのおしゃべりも、何も聴こえない。

 

でも、風音は迫ってくる。

私は周りから遮断されている。

叫んでも、助けを求めても、誰にも聴こえない。

今は立ち上がることもできない。

この席から動くことはできない。

この席に括り付けられ、身動きができない体。

恐怖は迫ってくる。

腰が浮いたようになる。

足も震える。目が霞む。前が見えない。

私は、こんなにたくさんの人の前で、発作を起こして、どうにかなってしまうの?

いや、もうそんなことはどうでもいい。

息が苦しい。喉が詰まる。

倒れる、震える、もう、わからない。

自分がわからない。死ぬ。

死にそう。このまま死ぬんだ、私死ぬんだーーー。

 

時間にして多分、5分も経ってません。

だけど、スタッフさんが私の元を離れた瞬間から、その発作は訪れました。

上下も左右も分からなくなりそうになった、まさにパニック状態。

これがパニック発作です。

 

そんな精神状態になりながらも、私はなんとか、スタッフさんを呼び、スチームを外してもらい、事なきを得ました。

なんだろう。これはなんだったんだろう。

それまでに感じたことのない恐怖が自分を襲いました。

 

私、疲れてるのかな?

そんな風に無理やり解釈しようとしましたが、それからは頻繁に、電車やバスの中でも同じような“危機感”というか、“恐怖感”というか・・・

なんとも言えないものを感じるようになっていきました。

突然不安になるんです。

 

例えば、この電車が、何かの理由でこの電車が停まってしまったらどうしよう。とか。

停まったら、ここに閉じ込められてしまうことになる。

そしたら私は絶対パニックに陥る。そしたらもう自分をコントロールできない。

錯乱し、暴れてしまうに違いない。

どうしよう、どうしよう、もう落ち着いていられない…。

一体どうすれば…。

そんな切迫した状態になっていくのです。これが、予期不安です。

 

そして、そういうことばかり考えすぎて、外出するのが怖くなってしまうのが、広場恐怖です。

 

すぐそこに潜んでいる病気の原因とメカニズム

パニック障害になってしまう要因は、驚くほど分かりやすくて身近にあるんです。

だから、他人事ではないんです。

自分はメンタルが強いから大丈夫なんて、侮ってはいけません。

 

なんでもない普通の健康体の人が、精神疾患を患ってしまう要因、

それは、“ノルアドレナリン”です。

 

決して難しい話じゃありません。

 

“ノルアドレナリン”は、人が激しい感情や肉体的疲労などにより、人体に激しいストレスを感じた時に分泌される物質です。

そして、その物質が増える事で、血圧が上がったり、心拍数が上がるなるなどの症状が現れます。

 

しかし、そのストレスがあまりにも激しすぎて、“ノルアドレナリン”が大量に放出されてしまうと…

血圧が上がるだけでは収まらず、その物質は行き場を失い、身体の中の物質が不均衡になった時、自律神経がバランスを崩し、パニック障害などの精神疾患を引き起こしてしまうというのです。

 

私、思うんです。ハッキリと。

夫との共同生活で、最初は、モラハラだなんて知りもせず、激しく罵られたり、何をどう言っても伝わらない、追い詰められた苦しい毎日は、絶対、この、ノルアドレナリンが大量に放出されて居たに違いないと。

 

皆さんもそうだと思いますが、モラハラ夫との生活は、自分が生きてきて初めて、とてつもなく神経をすり減らし、とてつもなくエネルギーを使いました。

決して目には見えないものだけど、自分の体の中で、血管は真っ赤になり、脳が爆発しそうなのがわかるようでした。

 

それは今になって思えば、

ただの感覚的なダメージじゃなく、本当に身体を蝕んでいたのだとわかりました。

 

パニック障害になりやすい人

パニック障害は、遺伝や環境にも関係するそうですが、性格的になってしまいやすい人がいるそうです。

  • 神経質な人
  • 繊細な人
  • 不安や恐怖を感じやすい人
  • 自分よりも他人を優先してしまう人

モラハラ被害者になってしまいやすいタイプとどこか、特徴が似ていると思います。

 

モラハラ被害者の性格的特徴や心理についてまとめた記事がありますので、こちらもご覧になってみてくださいね。

参考記事

モラハラ夫に洗脳されやすい被害者妻の「心理と性格」を考えてみた!

続きを見る

 

パニック障害の治療とその後

パニック障害は治る病気のようです。

主に薬物治療で、私は何度か通院して、飲み薬をもらい、治療期間約半年程度で完治しました。

 

傷口が見えるわけではありませんので、完治といっても、不確かな部分はあります。

もう発作が起きることも、予期不安もありませんが、ふいに満員電車に乗っているときに思い出したりすることはあります。

そして、治療している間は育児休暇中でもあり、子供の事を優先せざるを得ない状況は、より自分を強くさせたと思います。

 

でも、仕事復帰した後だったらと考えると、ちゃんと通勤できただろうかとか、仕事中に発作が起きたらどうしようとか、そういう不安が尽きません。

 

パニック障害などの精神疾患によって仕事を失ってしまうこともあると思います。

モラハラ夫との生活、神経をすり減らす生活は、こんな風に病気を引き起こしてしまうこともあります。

そして、今が平気でも、何カ月、何年たってから支障が出ることもあるそうです。

無理しちゃいけません。

 

自分の身体をこきつかってはいけません。

モラ夫とのバトルで、「あー、ノルアドレナリンが出てる!」そうおもったら、危険信号です!

 

まとめ

強い精神的苦痛などにより引き起こされるパニック障害。

パニック障害は、怖い病気です。

発作を起こしたときは「死ぬかもしれない」と本当に思いました。

病気を引き起こしてしまう前に、対策を練っていきましょう。

 

モラハラ夫との生活に強いストレスを感じるなら、まずは離れることです。

こちらの記事もご覧になってみてくださいね。

参考記事

モラハラ夫と別れたい!私がやった離婚への手順と失敗とは?

続きを見る

 

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***M***

私は子供つれてモラハラ夫の元から逃げ出しました。子供との穏やかな毎日はとても幸せです。モラハラの苦しみ・辛さ痛いほどわかります。私の実体験を知っていただくことで、同じように苦しんでおられる方のお力になれれば幸いです。お気軽にコメントください!お待ちしています。すぐにお返しできないこともありますが、必ず返信いたします。

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