モラハラ夫から逃げる方法…ね。
それはもちろん知りたい。
だけど、例えば、シェルターに入るための細かい条件を聞いたり、貯金はいくらぐらい貯めればいいとか、そういう説明を聞いても、
なんか、入ってこない…。
具体的な情報を手にしないと、動かないことはわかってる。
そういう情報を積極的に集めないと、現実的にモラ夫から逃げ出すなんて無理。
それはわかってるんだけど…。
そんな方も多いのではないでしょうか。
そんな複雑な心、良くわかります。
ですが、いざという時のため、ある程度の情報は必要になってきます。
今回はそんな、現実的な逃げる手段についてお伝えしていきます。
かなり現実味のある話が、だーっと続きます。
ですので、気分が穏やかで、余裕があるとかでいいので、ぜひ、ご覧になってみてくださいね。
すこし前に、
「モラハラ夫から逃げ出すことを決断できないあなたへ」
という記事をお届けしました。
参考記事
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「モラハラ夫から逃げる」ことを決断できないあなたへ!
続きを見る
今回は、この続きのような内容です。
別居の決意が固まったら、あとはその具体的な方法を確認していきましょう。
いくつもの情報があふれていますが、実際のところは、その方法は全部でこの5つだと思います。
金銭的心配が一切ないという場合を除いて、ですが。
さぁ、一緒に確認していきましょう。
包丁持ち出したモラハラ夫から逃げるために別居始めた時、ウィークリーマンションに入る前数日ホテル暮らししたんですが、格安カプセルホテルは男性専用しかなかったから宿泊費がきつかったです
最低で一日5000円— モッモでなぜ悪い (@msmsm_msm) May 6, 2018
選択肢①生活保護
“生活保護を受けるかどうか”
それは簡単な選択肢ではないと思います。
私は実際、モラ夫の元を飛び出したとき、役所の方に1つの方法として提案を受けました。
でも、“生活保護を受ける”って事に対して、何か自分自信の中に、
抗うような気持ちがありました。小さなプライド?のようなものでしょうか。
だから、その選択肢を前にした時、最初は速攻で消去したんです。
でも、生きていくためにはっ!て考え直して、一時は受給する決意をしました。
ところが
親戚の家に間借りしている状態のままだと、生活保護は受け取れないため、
まずはどうにかしてアパートを借りて下さいと言うんです。
自分でアパートを借りて、親類からの援助がないという状態になって初めて受給の対象になると。
そしてそのアパートを借りる費用は、自分でなんとかするしかない、という事でした。
モラ夫の元から逃げ出した当初、親戚の家に間借りしていた私でしたが、
結果私は、受給するにはいたりませんでした。
でも、はじめから、家具家電付きのアパートに住み、誰かの援助なく暮らしていくという場合は、
これはもう、ありがたい国の制度です。
私も、すぐにアパート暮らしができていたら、きっとこの道を選んでました。
もしも今は無職という状態であっても、受給しながら求職活動をすることもできます。
生活保護は、国が算定した「最低生活費」に対し、収入等を差し引いて、足りない分を保護費として支給してもらえる制度です。
「最低生活費」はそこそこの金額ですので、一度、調べてみる価値ありです。
相談窓口は、お住まいの地域を所管する福祉事務所の生活保護の担当です。
受給条件などもこちらご覧になってみてくださいね。
選択肢②シェルター
母子寮やシェルターは、いく宛のない迷える母子を、優しく受け入れてくれる施設です。
でも、母子寮に入るのにも、いくつかの注意事項があります。
それは、
注意ポイント
・母子寮に入ったら、携帯電話は手放す事。
・実の親兄や弟とも、しばらく連絡を取らない事。
・しばらく入寮した後は、元いた土地以外のゆかりのない土地で、職業復帰訓練などを受け、暮らし始める事。(何年かしたら戻ってもいい)
自治体によって違いがあるかと思いますが、私の場合これらの条件を突きつけられました。
なんでこんなに厳しいかわかりますか?
DV男たちに、母子寮の場所を特定されないためです。
命の危険が及ぶような暴力から命からがら逃げてきて暮らしている人もいるからです。
私は、不安定な精神状態の中、携帯を取り上げられ、家族とも連絡が取れず、大切な友人たちとの交友関係も断つ。
退寮したら知らない土地で子供と2人きりで、何年も暮らす。
精神が完全に参っている状態で、
そんな厳しい条件を受け入れることはできませんでした。
でもその代わり、身はしっかり守ってくれる。
だから、相当悩みました。
悩みに悩みましたが、でも、やっぱり私は選べませんでした。
でも、もっと規則が緩いところや、身体的なDV行為がなくても、入所できるところは実際にあるみたいです。
私と同じようにモラ夫の元から逃げ、実家に避難していた友人は、とある夜、
「子供の面倒押し付けるのもいい加減にして!」と実家から子供と追い出されてしまったんですが、
その時、市役所に相談に行ったら、「行くとこないならシェルターに入りな」と、
その日の晩に、すんなりとシェルターに入れてくれたそうです。
ちなみに彼女は次の日、昨日は言い過ぎてごめんね、と母親から連絡をもらい、一泊二日でシェルターを後にしました。
実の親子といえど、この辺のヒリヒリした関係は、私もよくわかります。
でも、事なきを得て何よりでした。
この辺の親子関係についてはまた、別の記事で触れられればと思います。
そして、こちらでご紹介している女性相談でも、実際、シェルターの事を詳しく教えてもらいました。
もっと詳しくお知りになりたい方は、お住まいの地域の女性相談に、ぜひ聞いてみてくださいね。
参考記事
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【実体験】モラハラ夫に悩まされ役に立った『相談窓口』とは!
続きを見る
選択肢③アパートを借りる
モラ夫の元から逃げ出した私は、最初の3カ月は親類の家にお世話になり、その後アパートを借りました。
育休中、働いていない状態で、子供を抱えて、家探しして、契約なんてできるんだろうか。
それに、敷金礼金、前家賃、家具家電購入費用はどうするの?
両脇に子供と犬を抱えた私の前に、大きく立ちはだかる壁。
それは途方も無いような、無理難題に思えました。
でも結果からすると、私たちは無事にアパートを借りることができたのです。
私は育児休職中でしたが、会社には所属していたこと、それから、親に保証人になってもらったので、それで大丈夫だったのかもしれません。
でも、敷金や礼金等の初期費用は、一部を親類から借り、一部は持っていたクレジットカードのキャッシングを使いました。
もちろん、まだまだ支払いは続いています。
そうするよりほかにありませんでした。
でも、うちの場合はわんこ連れですから無理でしたが、
市営住宅や、家具家電の備えられた敷金礼金のかからない物件もたくさんあると思います。
それなら初期費用はぐっと抑えられると思います。
そして、安定するまでは生活保護を受給し、徐々に生活の基盤を整えていけば、
ほら!きっとやっていけるはず!
そんな気がしませんか?
私は、親戚の家にお世話になったり、借金もしたりしましたけど、今になって思うのは、
最初は初期費用を抑えたアパートに住み、生活保護を受給し、仕事や生活が安定したら、受給をやめて、コツコツやっていく。
この方法がベストだったんじゃないかなって思っています。
初めの数年のうちは歯を食いしばって踏ん張って、そしてお金を貯めて、いつか、小さくてもいいからマイホームを・・・。
そんな現実的な夢を、私は追いかけています。
皆さんも一緒にいかがでしょうか。
選択肢④親類や友人に頼る
実家に頼れないという人は、たくさんいると思います。
誰もが皆、困った時は実家に。
夫と喧嘩したら実家に。
家事や育児に疲れたら実家に…。
そんな恵まれた環境にはないはずです。
実際に私も、実家には頼ることができない族の1人です。
アパートを借りる時保証人にはなってもらいましたが、いざという時、帰り戻れる実家は私にはありません。
なので、私がモラ夫の元を飛び出してすぐにお世話になったのは、親戚の家でした。
いくら親戚と言えど、3ヶ月もの間、0歳の子供と大人1名、ワンコ1匹を無償で住まわせてくれるなんて、神の所業です。
世の中には、モラハラ人間のような鬼もいれば、こんな風に手を差し伸べてくれる神様もいるんですよね。
実際、この一族が居なければ、私たち親子は、そのままモラ夫と暮らし、精神を崩壊しているか、路頭に迷っているかどちらかです。
きっとあなたの周りにも、いるはずです。
選択肢の1つとして、持っておいてくださいね。
選択肢⑤実家
まぁ、ちょっとは嫌味を言われるかもしれないけど、なんの問題もなく、すぐに実家に帰れる方は、
もう、すぐに実行していただきたいと思います。
モラハラ人間とは、離れることが一番なんです。
すぐに別居、すぐに離婚じゃなくてもいいので、まずは一度離れてみてほしいです。
帰れる場所が当たり前のようにあると、
モラ夫と離れる事に対して、希薄になってしまうかもしれないと思い、改めて言わせて頂きました。
ですが、実家があるにはあるけど、嫌味を言われたり、モラハラの危険度が伝わっておらず、そうそう置いてもらいないという方もいるかもしれません。
その場合は、すぐに伝わらなくても仕方ないので、懇切丁寧に、ちゃんと説明してみてください。
自分が精神疾患に侵されてしまいそうだという事を伝えてもいいと思います。
モラ夫は義両親の前ではいい夫を演じるので、理解を得るまで大変かもしれませんが、
どこまでも自分の子供を拒絶する親はいません。
諦めずに伝えてみてください。
お子さんとあなたのためです。
実家に迷惑をかけられないと思っている方も同じです。
今はそんな風に気を揉むときじゃありません。
まとめ
モラハラ夫が世の中にあふれ、モラハラでの離婚相談が弁護士事務所に殺到している今、モラ夫から逃げ出した母子が生きていけるすべは、何かしらあります。
何かしらって無責任な言い方の様になってしまいますが、でも、被害者の生活状況や、親類関係、経済状況、お子さんの有無などによって、方法はみんな違うからです。
あなたに合った方法が必ずあるはずです。
渡る世間は鬼ばかりではありません。
逃げ出せる方法は必ずあります。
もう後ろを振り返らないでくださいね。
モラハラ夫から逃げる時、
その後、人にどう思われるかなんて、
どーでもいいと思った。— yumi ゆみ (@ygjumi) December 19, 2014