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3. モラハラとの闘い

子供に対しても容赦ないモラハラ父…壮絶な体験談と家族の行く末とは?

更新日:

私の父はモラハラ・自己愛性人格障害者です。

容赦ないモラハラ教育を子供の頃から受けてきました。

モラハラ家族で育ったら、子供はどういった育ち方・生き方をするのか…

興味ありませんか?

 

あなたがお子さんがいるなら、明日は我が身かもしれません。。

モラハラの夫婦関係とモラハラの親子関係って、同じモラハラでも少し違うところもあって、

親と子だからこその、とても苦しい経験もしました。

今回はいつもとは視点を変えて、モラハラな親を持つ子供のリアルを、

包み隠さずお話します。モラハラ夫の子供への影響を、考えてみる機会にしてください。

 

大人になって気づいた…モラハラな父の強烈な『モラハラ教育

私の身に起きた、私の家族のリアル…。

今回は本当に包み隠さずにお伝えしようと思います。ですから、読み方次第で、

もしかしたらただの私の苦労自慢みたいに感じる方もいるかもしれません…。

 

でも、私もこんな話今更したくない(しても自分も気持ちよくはない)中、

どうしても、モラハラの家庭で育った子供の人生のリアルを伝えたい。

知って欲しい。その気持ちが強く、この記事を書く決意をしました。

 

そのため、私の家族構成、状況をありのままに書いてみます。

しかし、同情が欲しいとか、モラハラ克服をした今の私の自慢などでは一切ありませんし、

ただ淡々と身に起きたこと、現状を伝えます。

 

 

それに、モラハラが横行しているすべての家庭の子供が、私のようになるとも限りません。

個人の性格の素質の差や、家族以外の関係・環境・経験も差がありますしね)

しかし、そうなる(近い状況になる)のは高確率でありえること。

 

そのため、お子さん(年齢不問)がいらっしゃる方は、この記事の内容を参考にしてみてください。我が子に起こることもかもしれません。(本気で)

あるいは…生まれた時からモラハラな親を持った子の、

リアルな心の叫びだと思って読み進めて欲しいです。

 

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【前置き】私の家族・モラハラ父の特性などの詳細を紹介します

私の父のモラハラの特性を先に、一部、ご紹介しておきます。

  • お酒は飲まないタイプ(なので、お酒で暴れる系はゼロ)
  • 金遣いがあらいタイプではなく、とことんどケチなタイプ
  • 恩着せがましく、家族は全員奴隷状態
  • 自力で出世したエリートタイプ
  • 子供を可愛がるどころか自分の都合のいいアイテムとしか思っていない
  • 父には姉が2人。待望の末っ子長男で溺愛されて育った異常な自己愛タイプ
  • 子供に自分の夢を託すタイプではない

言うまでもなく、母は父からモラハラを受け続けてきましたが、

容赦ないモラハラを、幼い頃から父は子供たち(私+私の姉)にもしていました。

※個人的な見解ですが、うちのモラ夫は子煩悩だから大丈夫ってことはほぼないと思います。。

 

散々暴言を吐かれて苦しむ母の姿も見てきましたが、同じような暴言は、

子供に対しても当たり前のように発せられてきました。

誰がお前らを食わせてやってるんだ!自分で稼げるようになるまで文句言うな!

これは、父が不機嫌な時・不都合がある時はいつも言うことでした。

 

 

子供ですから…その発言になにくそ!となって自力で稼ぐ術はなく、

なにより子供にとっては、お父さんは一家の主で偉い人という認識なので、

これを言われると、いくら納得がいかなかろうが、自分の意思を押し殺すしかありません。

 

ちなみに、妻に対するモラハラと子供に対してするモラハラも基本的には同じなので、

モラハラのハネムーン期は子供に対してもあります。

キレる→優しくなる→イライラし始める→キレる…このリズムは夫婦間のモラハラと同じ。

 

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未だに記憶に残るとんでもないモラハラ父のエピソードは山ほど…

強烈な記憶として残っているエピソード(書き切れないほどありますが)…

父、母、姉と私で休日にテーマパークへ出かけた時のこと。私がまだ幼稚園の年長か小学校低学年くらいのことだと思います。

姉が父の逆鱗に触れる言動をしたようで(姉も確かまだ小学生の2,3年だった頃…)、なんと、我がモラハラ父は…

 

姉を置き去りにして、母と私を車に乗せて、帰ったんです。

 

怪獣モラオ
あんな言うこと聞かないバカ娘いらない!捨てる!!

と、超とんでもない暴言を母と私に聞かせながら…。

 

彼にとっては本気でもあり、言うことを聞かない我が子への躾のつもり。

小学生低学年の子を、道理のわからない初めて来た場所に、わざとおいて行きますか?

躾という体のいい言葉を利用した虐待です。

 

 

車中で、妹の私が、『可哀想だから迎えに行こうよ』と言うまで、

ブチ切れモードの怒りを放ちながら、車を飛ばすバカおやじ。

その私の言葉にすら、モラハラ父の恩着せは半端なかったです…。

 

俺はあんなバカ娘いらないんだ!お前(私)が言うから迎えに行ってあげるんだからな!!

と、姉を迎えに戻ることを私がそういうから、俺は戻ってやるんだって言い方をします。

子供に対しても平気で責任転嫁してきます、やってやったんだって。。

迎えに行った姉はすんなり車に乗せてもらえるわけもなく。

 

怪獣モラオ
反省してんのか?本気で怒らせたらこうなるからな!

と言われ、姉が謝って言うことを聞くと言うまで怒鳴ってました。

 

 

キレると、とんでもない理性のぶっ飛んだことしか言わず、

しかもあたかも自分は正しいと言わんばかりの高圧な態度。

気に食わないことがあると、こんな出来の悪いバカはいらない!と平気で言っていました。

 

無論、子供のことでイラつくことがあった場合、父は、

怪獣モラオ
お前の教育が悪いからだ!お前に似て出来が悪いな!

と母に罵声を浴びせてきました。もちろん、子供の前で。

こういう記憶って、大人になっても残ってます。あなたの夫は大丈夫ですか?

 

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毒親だろうが子供にとっては一番の存在!言いなりのみの選択肢

子供の時って、家族が一番・親が一番なのは当たり前のことです。

今思うと、ありえない・とんでもないモラエピソードは腐るほどありますが、

いくら嫌なことを言われようが、受け止めてくれなくて悲しかろうが、自分の親。

 

子供の時分に、親がおかしい・モラハラ・心がヤバい人間だなんて、

まったく思ってもいませんでしたし、親がすべてなんですよね。

ですから、親がこうだと言えば、こうだと信じて疑う余地もないのは当たり前。

 

その分私には、モラハラ加害者の素質もあるのかもしれませんし、かといって、

モラハラ被害に遭い続けてきたので被害者のこともよくわかる感じです。つまり…

モラハラの子供はモラハラってよく言いますが、それは本当だと思う面が…。

 

一歩間違えれば、私もモラハラ加害者になっていたってこと。

 

 

(ちょっと脱線しましたが)、うちの母は、子供にかかるお金のことを気にして、

離婚はしませんでした。確かに、稼ぎはある程度あった父なので、習い事や進学については、

やりたいようにはさせてもらえたのはありますが、

 

その反面、モラハラは受けっぱなしです。

 

モラハラ特有の金銭的な圧はずーーーっと受け続けてきたし、なによりも、

個を一切認めてももらえなかった。

これが一番つらかったかもしれません…。

 

褒めて欲しくても認めて欲しくても、ストレートに褒めてもらった記憶がほぼありません。

怪獣モラオ
俺に似てお前はそういうところはできるよな

とか。俺に似て、俺の遺伝子、俺の教育のお陰。。私の頑張ったことは褒めてません。

 

たとえ、どんな結果を出そうがこういう言い方しかしないんです…。

 

 

なんにしても…子供ですから…。確かに父のお金で学校なども行けていて、

ご飯も食べられるし、この年代では自分の力で生きる選択肢なんてありませんから、

どんなことを言われても、モラハラ父の言葉を鵜呑みにして自分を責める日々です。

 

もうこれは習慣なんです、幼少期からそう言われて育っているから。

嫌なことを言われて父に抵抗しようが、お前のせいという言い方をされてきています。

 

怒られる=私のせい、うまくいかない=私のせい。自己肯定感は皆無です。

 

刷り込みのように、父の言うことが正しい・当たり前という風に言い聞かされてきましたし、一応、会社でも出世している父ですから、

怪獣モラオ
俺はこんなにすごい大人なんだ!お前もそうなってから文句言え!

って言われていたので、出世=すごい・社会から認められた人と思い込まされ、

認めてもらうためにはもっとすごい人間にならないといけないんだと思い込んでました。

 

 

でも、どれだけやっても、褒めても認めてももらえない…。

夫婦でもそれはもちろんつらいでしょうが、血縁であるお父さんに認めてもらえない孤独…。

子供としても当時は、苦しかったし悲しかったし、つらかったです。

 

個を認めてもらえず、恩着せがましいことしか言われない苦しみは耐えられない。

この人から逃れるには、もう自立して金銭的に頼らない生活をするしかない。

そう強く思うようになっていきました。

 

ちなみに、成長と共に自我は芽生えますから、姉と私にも少しずつ違いが出てきます。

私は大学の頃に絶対にこんな家出てやると決めた反面、

姉はいかに父と共存して、お金だけ甘え続ける方向に進んでいった感じです。

 

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守ってくれるのは『母』…でも…私をかばうことで罵声を浴びる母

子供に対してもモラハラをする父に対して、母はどう対処したか。

ちょっと、それもお話させてください。

基本的には言うまでもなく、母は父に勝てませんし、言いなりです。

 

父が爆発している時は、誰がなにを言っても歯が立たないわけで…。

ただ、どう考えても父がおかしい、子供(私たち娘)が可哀想という時は、

母がかばってくれる・守ってくれる時も、もちろんありました。

 

 

でも…先ほど軽く触れたように、母が盾になってくれたとしても…

怪獣モラオ
お前の教育がおかしいから、こんな風に育ったんだ!お前のせいだ!

って目の前で、母が怒られるんですよ。

 

もう…子供的には最悪ですよ、私のせいでお母さんがきつく言われて、

自分のせいって感じるのは当たり前。それにこういうセリフを聞き続けると、

お母さんがいけないって、日々刷り込まれるわけです。

 

 

大人になってモラハラを理解できれば、決して母が悪いのではなく、

モラハラ父が母に責任転嫁して当たっているだけなのは一目瞭然ですが、

当子供の私はそんなのわかりません…。やはり洗脳されるんです。

 

私も母に強く当たるようになったことも、事実、あります。

父と同じような扱いを母にしたことが…。❝モラハラの子はモラハラ❞の現象でもあったし、こんな父から離れない母への怒りでもあった気がします。

しかし、やっぱり私(子供)きっかけのことで、父に母がボロクソに言われ落ち込む母の姿は、見ていてたまりませんでした…。

 

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モラハラ父の両親と同居…父の両親もモラハラ夫婦…何が起こる?

父は末っ子長男と書きましたが、父の両親も(祖父母が建てたおうちで)同居です。

これまた、父の母(私の祖母)が強烈なモラハラ人間で…。

お世辞にも周りから好かれている人ではありませんでした。

 

祖父と取っ組み合いの大喧嘩をしていたこともありましたし、

気に食わないことは自分がスッキリするまで当たり散らすし、人をけなすし…。

私の母はモラハラ夫とモラハラ姑のダブルパンチなわけで。

 

モラ父、お前もか…的な…(モラハラの子はモラハラのリアルです)

母は、現代版『おしん』状態。

 

 

余談ですが、姉が生まれた時、モラハラ祖母に母は、

『まぁ!あんたに似てブサイクな子!』

と言われたことがあります(苦笑)一応、本家の初孫ですよ。

 

それはさておき…父のみならず、祖母からも母はむちゃくちゃに言われてました。

私、生え抜きのモラ家庭育ちだったんですよね。

私はその環境で、結婚ってこんなもんなんだと思っていました。

 

 

祖母からいびり倒されて泣いて辛そうな母を見てきた上に、

恩着せがましい祖母や父の発言をいつも聞いていたので、

誰についておけば身を守れるか!(得か・言われずに済むか)

を子供ながらに身を守るために学び、家庭内の序列を見ていました。

だって子供ながらに怖いんですもの…。

 

しかも、みんなの家族もこんな感じが当たり前だと思っていたんです。

よその家庭の内情なんて見えないのが当たり前じゃないですか?

家族ってそういうものだと認識してしまってたんです…。

 

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子供に対してもモラハラは当たり前!妻よりも従順なターゲット!

モラハラ父にとって子供は、妻よりも洗脳しがいがある従順な獲物。

自我がまだないから、すんなり言うこと聞くし。

稼ぐことなんて不可能な年齢ともなれば、思うように子供をねじ伏せられます。

 

さらに、躾だ!愛情だ!という言葉を武器に、なんでもやりますから…。

実際に、自立に近い私のやりたいことは、ことごとく却下されました。

従順な奴隷を自分の手元から自由にさせる(=自立させる)のが嫌だったんでしょうね。

 

それと…我が家には謎ルール(?)があって、父がキレると、

怪獣モラオ
言うこと聞かせていただきますと言え!

って必ず言うんです…。実際言わされてました。今考えたら最低…

 

 

俺に背くなということですね、言うこと聞くと言わされるって(笑)

ほんと消えてってくらい、いかれたモラ親父的な存在に思えますが、

私は最終的に逃げたので、今となってはあまりなんとも思ってません。

 

やりたいことも父に理不尽に反対されやらせてもらえず、個を認めない父。

私は22歳になり、とうとう家出同然で実家を飛び出し、簡単に親が来れないエリアに逃げました。

もう…モラハラ父の呪縛、限界だったんです。

 

 

あんたに金で支配されて嫌味言われるくらいなら、捨ててやる、親なんて。

そんな感じ。自分を守るためにはこれしかなかった。

もう、父に従順な私ではいられないし、自力で生きていく方が幸せだと思ったから。

 

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学校では性格の悪いキツイ子に…?!言うまでもなく、問題発生!

モラハラ家族から家出した話よりも前の話ですが、❝自分の家族が当たり前❞

として育ってきたからこそ、色んな家庭で育った子供が集まる❝学校❞でも

トラブルは多々ありました。。

 

包み隠さず話したいので白状しますと、私中学生のある時まで超性格悪かったんです。

(だからって今、善人とは言いませんよ笑)

今思えば、それはやはり家庭環境が問題だったんだと思います。

 

 

変な話、ヤンキーや暴走行為をする子たちって、心が満たされていないから、

かまって欲しくてあんなことをやっているんだと思うんです。今では暴走バイクの

その騒音も、❝かまって!僕をかまって!寂しいんだ!❞って聞こえます。

(でも、普通の人は相手にしないので、相手にしてくれるのは警察だけみたいな…)

 

わたし
あぁ…この子、心が乾いてるんだ

って。ちょっと話が脱線しているようなんですが、思うのは、毒親育ちだと、

自分の本音の出し方も、愛の受け方も与え方も、表現の仕方がわからないってこと。

 

どうやっても自分を否定されたり、相手にしてもなえなかったり…そんな家庭で、

(私は非行はしませんでしたが)自分をわかってもらう術を知りませんから。

 

 

それに、当たり前にモラハラを受けて、モラハラな夫婦関係を見てきたわけです。

それがコミュニケーションだと思っているのは当然のことではないでしょうか?

私はそんな機能不完全的な家庭で、無償の愛を知らなかったのもあった気はします…。

 

そんな私が中学の頃、大きな事件が起きたんです。

クラスの男子からのいじめ。派生して女子からもハブられました。

靴を隠され、イタ電をされ続け、キモイと言われ…紙クズを投げつけられ…。

(今考えたら、あの時の自分の性格はよくなかった…でもこのいじめの内容はやり過ぎですよね?)

 

父親(母親)が母親(父親)に暴言を吐く姿や、馬鹿にされている姿を日常的に見聞きして育つとその光景が間違っていると誰からも教わることはありません。

子どもにとってはそれが普通であり、コミュケーションだと思ってしまいます。

これによって、父親(母親)が母親(父親)に言っていた酷い言葉を、外で友達に言ってしまいトラブルとなるケースもあります。

引用元:鈴木洋平法律事務所

 

その時のモラハラ父の発言で、私はウツになりました。

学校でのいじめに泣く私に、モラハラ父が言ったんです。

 

怪獣モラオ
甘ったれんな!お前が蒔いた種なんだから自分で解決しろ!

 

私も多感な時期ですから、こんないじめの苦しい時にすら受け止めてくれない父に、

『私のせいなんてよく言うね!私はそんなに望まれない子だったの?!』

と言い返したところ…とうとう言われました、とんでもない言葉。

 

 

前なんて快楽の末にできただけ!望んでなかった!

 

この言葉はアウトでしょう…。モラ特有の負けん気・売り言葉に買い言葉。

キレたら何言うかわからないモラハラ人間といえど、言っちゃいました父、この言葉。

ただでさえ、いじめで人が怖くなっている時に…。

 

 

これを機に…なんで私って生きてるんだろうとばかり考えていました。

モラハラ父よ。いくらなんでもそれは言っちゃダメ。(ちなみに、家出と共にウツは克服できました。)

以降10年近く、私は人から嫌われてる…でも全部自分のせい(=自分が蒔いた種)

なんだ…と考えるように。

 

この話でわかって欲しいことがあります。モラハラの度合いによりますが、

子供に対してもモラハラ人間は、キレたら何を言い・しでかすかわかりません

脅しではなく、子供に自我が芽生えてくるほどに、子供にもモラります。

 

子供の性格にもよるでしょうし、母がどれだけ父から守ってあげたか、

モラハラによる子供の傷を、家族がどこまでフォローできているかにもよります。

私は特に負けん気が強かったので、父にケンカ売ったのも否めませんし。

 

うちの場合は、父の仕事のストレスがMAXな時とモラの爆発期が重なったタイミングには

暴力もありました。目の前で母が手をあげられたのも数回見ました。子供に対しても殴る蹴る…顔にあざができたことも…。

これ以上は言えないレベルのことも…

 

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大人になってトラブルが多発!モラハラ教育の『弊害』とは?

実家を出た私は、学生時代のバイトで貯めたお金を駆使しつつ、

すぐに働き始め、とりあえずの生活は賄えるようになりました。

 

そしてとうとう、無事モラハラの呪縛から逃れて幸せに過ごしましたとさ♪

 

なんて、なるわけがありません!!生きづらさは続きます。

これまで散々モラハラ父に叩き込まれた、歪んだ考えは簡単には消えません。

それが当たり前として育ってきたから、わかんないんですもの。社会ってものが。

 

みんな社会人1年目はわからないことだらけよ!

って意見はあるでしょうが、モラハラ父のやり方での生き方しか知りません。

モラハラ父の教育により、自己肯定感も自信もありません

 

 

そんなモラ教育を受けてきた私は社会に出てから、トラブルも多かったですし、

病むことも多かった…。今考えると、自分がトラブルメーカーだっただけですが(汗)

抜けないんです…。共依存による自立を妨げる考え方が板につき過ぎて…。

 

自尊心も自己肯定感もないまま育ってきた人間が、親のいない世界ではどう生きるのか…。

一般的なモラハラのない家族で育った子供とは違う、歪んだ見方や考え方のおかげで

弊害は多々経験しました。いくつか起きたことを紹介してみます。

 

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共依存の相手を失う恐怖…周りに認めて欲しい気持ちが強くなる

言うまでもなく、モラハラの価値観・尺度でしか世の中の見方を知りません。

だから、自分の感覚にない優しい世界を目にして驚くことばかり。

人の純粋な優しさですら、裏がないか怖いんです、モラ父に恩を着せられてきたから。

 

甘え下手極まりなかったですし、損得で人を見てしまう癖もついていました。

親に認めてもらうという無償の愛を知らないため、必要以上に周りから認められようとして、無理して自我を殺して努力をし、身体を壊すこともありました。

それに…モラハラ父がやってきたことを、周りにしてしまっていたこともあります。

 

 

とりあえず社会に出て、生活はできるようになったとしても、

ちょっとしたことがあらゆるシーンで、対応不可能な心境に陥ってしまうのです。

周り=敵みたいな感覚もあるし、認めて欲しい気持ちもあるし…。

 

まさに、モラハラの加害者と被害者の両方の感情を持っている状態。

原因は、これまでの教育でゴリゴリの共依存体質で育ってきたから。

そして、共依存を克服しないまま社会に出たから。

 

 

自由になったつもりでも、結局、共依存って強烈な依存心ですから、

次なる依存先がないと不安でしかたなくなってしまうんです…。

モラハラの人と別れても許してまたそのモラ人間に戻ってしまう人の心理と同じ原理。

 

誰か・なにかに精神的に依存・執着していないと、虚しさや孤独の恐怖が芽生えてきます。

親からもらうべき(もらうはず)だった自分の存在への肯定感がないので、

満たされなかった思いと、満たしたい思いの間で苦しむことになったのです。

 

 

でも…結局、子供の時に親から受けるべき愛情の欠落は、

親からの愛でしか埋められません。周りの人に求めても埋まることも、

埋めてもらえることもできません。自分の心の問題だから。

 

まるでモラハラ加害者です…。当時私は、加害者だったと思います。

たとえモラ父から離れても、共依存が消えるわけではなく、

父に代わる依存先を探してしまっていたのでしょう。

 

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あなたは、モラハラ夫を許すことができますか?   ...

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社会に出てからもトラブル続きの人間関係…人とうまくやれない

一人暮らしで、ちゃんと稼ぐ。生活を賄う。

この根性は、モラハラ父への反骨精神だけだったかも…。

そして、仕事をしても…これまでモラハラ教育で培った生きにくさは健在です。

 

というか…仕事に関しては色んなモラハラ育ちならではの特性が出た気がします…

  • (自分で言うのもなんですが…)認められたい気持ちから仕事はできた
  • 誰を味方につけたらいいのか見ていた(損得勘定、引き継いでますね…)
  • あまり周りと上手に付き合えない(顔色をうかがって気疲れが多かった…)

…あげればキリがないですが。これまで培ったモラハラの支配下の生き方のリアル。

どうも『うまくいかないのは自分が蒔いた種』という発言が残って空回りです。

 

 

色んな意味でモラハラ加害者の特徴と、被害者の特徴がもろに出ていた感じで、仕事を依存先にしていたところもあるのかもしれません。

独り立ちして父を見返したい・認めて欲しいという深層心理があったんですね…。

結果を出して、黙らせてやる!あいつに勝つ!!

…こんなマインドでは、仕事も健康な気持ちでは取り組めるはずもなく。

 

仕事って確かにあくまで仕事ですから、結果を出すのは大事なんですが、

当時の私は、結果出してる=えらい・大事にされるべきという考えはありました…。

これは加害者気質が強く出ていますね。まぁそれはさておき…

 

 

家出の数か月後には、普通に両親とも連絡を取るようになっていた私ですが、

またやっちゃいます。仕事の悩みを父に相談。無駄なのに…。

仕事で頑張っていることを認めて欲しい気持ちからだと思います。

 

前書きにも記したように父は出世してますから、アドバイスが欲しい、

頑張っていることを認めて欲しい・褒めて欲しい。そんな気持ちでです。

相談なんてしても足元見られて、マウントされるだけなのに…。

 

 

相談を父にして、バカにされる。その繰り返し。

共依存、しかも親と子という血縁だからこそ、いつかは親もわかってくれると思っていたんでしょうね。

当時、まだこれがモラハラ・共依存ということに気づいてはいません。

 

親という切れない関係だからこそ、共依存の❝共❞の部分をどう埋めたら良いのか、

結局わからず、認めて欲しい・受け止めて欲しい気持ちはいくつになってもあって…

そう簡単に克服できなかったんです。

 

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『絶対に幸せになれない』恋愛を繰り返す!不幸体質まっしぐら!

モラハラの子はモラハラ…な反面、被害者体質も持ち合わせているため、

恋愛しても、父のような心に問題のある人や、騙すような人に依存するかのごとく、

大事にしてくれない人・無理しないといけない人におぼれがちでした…。

 

また、モラハラ気質な部分も持ち合わせているため、

相手に求めすぎる恋愛もありましたし、うまくいかない人にばかりに

惹かれてしまいます。今考えたら、見る目なすぎ…。

 

 

とはいうものの、やはりこちらの心がフラッフラの依存体質なので、

自分から引き寄せたようなものでした。共依存の相方探しのような恋愛をしていました。

共依存を克服していないとこうなってしまうんです。

 

結局、父からもらえなかった愛情を、恋愛に求めていただけ

そりゃ幸せな恋愛なんてできません。まして幸せで健康的な家族を知らないし。

自尊心・自己肯定感の低さを、恋愛で穴埋めしようとしたって無駄ですから。

 

 

性格に超問題ありな人と付き合ったり、遊ばれてるのに一生懸命になったり、手がかかるポンコツ男子の世話役みたいになってみたり…。

思い出しただけで恐怖!自分を大事にしていないと良い恋愛は無理なわけで、

一人になるのが怖かっただけ・満たされない心を埋めたいだけ。

 

つまり…モラハラを受けて育った子は、モラハラ(共依存)を克服しない限り、

寂しさを紛らす恋愛や、親からもらえなかった欠落部分を埋めるための恋愛をして、

良い恋愛をできにくくなってしまいがちです。

 

だって、幼い頃から自分を大事にすることを教えてもらっていないし、

自分を出しても受け入れてもらえてこなかったから、相手に捨てられる恐怖も多いし、相手に心の穴を埋めてもらう期待もします。結果…

相手にモラハラをする、あるいは、モラハラな相手を選ぶのが落ち。

 

 

モラハラ克服までの道のり…抜け出せないままだとどうなる?

私は社会人になって、会社の異動や過労により適応障害を発症したことを機に、

メンタルクリニックに通うようになり、やっと!そこで!生きずらさに気付いたんです。

それがモラハラと悟った頃、私はすでに31歳になってました。

 

そのくらい…子供にとって、親を人格から疑う・否定するって難しいんです。

私の場合は、その後カウンセリングを受けて2年半(1回/月1~月1.5)ほどで、

生きづらさから抜け出せ、結果、モラハラ・共依存を克服できました。

 

 

当時は苦しかったけど、仕事で心が崩壊したことが功を奏して、私は克服できたのですが…

最初に触れた、共存を選んだ姉。どうなってると思いますか?

 

抜け出そうという選択肢がないまま、モラハラに耐えて生活し、

今もなお、父に翻弄されています。決して上手に共存なんてできていません。

 

離れる選択肢をモラハラ父に奪われたとも言えますが、反面、

姉も共依存克服のチャンスはあったのに、抜け出そうとしなかったのも否めません。

そもそも、どんな毒親であろうが、親は親ですからね…。

 

 

モラハラな親って、子供が成人しようが、結局、自分の支配に置こうとします。

お前が自分の金で生活するようになったら、俺は何も言わない!だから、世話になってる限りは言うこと聞け!

と、散々私も言われてきましたが、結局気に食わないことがあると、

今でも私の人格を否定する超ひどい暴言を言いますから。

今は何言われてもなんとも思うこともなく、勝手に言っててくらいですけど。

 

親から精神的に離れる選択をしないとどうなるのか、そのリアルをお伝えします。

モラハラな親を持ち、共依存を克服できない子供のリアルです。

 

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父と戦う毎日…でも、父の手のひらで生きる操り人形になる現実

お姉ちゃんなんだから!

そんな言葉で、もしかしたら、モラハラは姉の方がきつかったかもしれません。

抜け出せない姉は、今もなお父の機嫌に振り回されています。

 

姉は今でも、父に認められようとする・勝とうとするの繰り返しです。

それがゆえに、精神的な自立はもちろん、金銭的な自立もしていません。

今でも金銭的なモラハラ父の抑圧に、振り回されています。

 

 

理想論ではなく、順当にいけば親が先に逝って子供は残ることを考えれば、

やはり、自分(親)がいなくなっても子供が自立して自分の力で生きていけるようにするのが、子育てに必要なことだと思うのですが、

モラハラの場合、我が子であろうが自分の支配下におき、心の踏み台にしてしまうため、自立する道すら塞いでしまうんです。

 

基本的に、モラハラ人間は治ることがないことを考えると、

被害者が抜け出すしか救いはありえません。が、夫婦間ですら簡単ではないのに、

子供からしたら、無条件に血縁。そこから抜け出す罪悪感は半端ないんです。

 

良い記事があったので気になる方はこちら!

 

今でも、父に認められようとしてみたり、黙らせようと戦いを挑んだりしている姉は、

結局、モラハラ父のとんでもない腐った性格には勝てず、

毎度泣き寝入りして、もはや父の操り人形状態になっています。

 

本人は認識できていないようですが、すべてが『父基準』の判断になり、

自分の人生を生きているように見せかけて父を意識した行動しかできていません。

…モラハラを受けて育った子供は、無意識にモラ人間を軸に判断してしまうんです。

 

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自立心のない大人になれない大人に…言い訳上手な逃げ上手に?!

機能不完全家族のもとで育つと、アダルトチルドレンになることがありますが、

言うまでもなく、姉はアダルトチルドレンです。

姉の場合の秀でているアダルトチルドレンの特徴は…承認欲求が強いこと。

 

そして以前の私と同じく、モラハラ加害者気質も被害者気質も持ち合わせた人格になっている様子。

私も昔はそうだったからこそわかるんですが、自信がない分(親からの愛が足りない分)、

傷つくのが怖くて、言い訳上手になっているようにも感じています。。

 

 

自分を守る『かっこいいその場しのぎの言い訳』がとにかく姉には多い…。

ただ、心理的にそうしていないと、自分を肯定できないんだろうなという感じです。

実際にそのかっこつけた、ていのいい言い訳を、実行したことはほぼありません。

 

ありのままの自分を真っ直ぐ受け止められないから、それっぽい言い訳で乗り切る。

その繰り返し。これって、続けていかないと自分を保てないので、

延々繰り返して、引き際を失ってしまい、悪化する一方でしかありません。

 

 

でも…そうやっていないと自分の存在・価値を感じられない

幼少期から散々、1人の人間としてありのままを受け止めてもらえてこなかった分、

そうしていないと怖い…。ダメな自分を受け止められないというか。

 

言葉で表現するのは難しいのですが、自分に不足する部分を人から攻撃されるのは怖い。

だから、心を守ろうとするのは人間として当たり前でもあって、本能でもあると思うのですが、

悪いところもあっても良い、ダメな自分でも良いと教えてくれる家庭なら、

こんなうわべだけの強がりで生きていかなくても済むのではないでしょうか。

 

 

そして、父の支配下で生きる・自立できないで生きるとどうなるかというと…

自分のやりたいことと言いながら、父を軸にしたことしかできていません。

本人は気づいていませんが、他人軸でしか生きていません。

 

人生の目的が、父に認められること・父に勝つことに向かっているからです。

自分の人生なのに、絶対的に勝てるはずも、認められるはずもない相手に

振り回されたまま歳を重ねるなんて…。

 

でもこの言い訳って、とり方によっては自らモラハラされにいっているわけで、

自分からモラハラを抜け出さない選択しかしていない

ということでもあり。それに気づいて欲しい…と、妹ながらに思うのです。

 

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親離れできない子供と、親離れ『させない』親の依存はエンドレス

これまでの内容でも触れていますが、モラハラ人間は、

自分のためには子供であろうが踏み台にする生き物です。

言い換えると、子離れできないんです、子供ですら自由にされる・させるのが不快。

 

うちの父はまさにそう。よく、モラハラ人間は別れたとしても、

ストーカーのようなことをすると言いますが、子供にですら同じなんです。

なにがなんでも、一度自分以下だと判断した人間が、自分より幸せになるなんて許せない。

 

 

恐怖で縛り付けた親子関係(つまりモラハラ)です。

子離れしない反面、親離れできない子供として育てます。

どちらかが共依存から抜け出さない限り、エンドレスなのがモラハラの怖いところ。

 

親に認められることに縛られているので、納得がいくまで親から離れられません。

本人がこれじゃだめだと気づかないと、この関係は終われません。

でも、気付かせないように長年、モラ教育されています。

 

歯向かう勇気がないといえばないんですが、歯向かい方を間違えているんです。

同じ土俵で戦っている限り…。

 

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離れても親は親…『血縁』だからこそ苦しい!親への情と疑念

姉は事あるごとに、『私がこの連鎖を終わらせる』と言っています。

私は都度、

そんなことに一生懸命になってもムダだから、もっと自分の人生を生きる選択をし方が幸せじゃないかな?

とは伝えているのですが…

 

モラハラって、被害者が相当な覚悟をして、勇気を出して共依存から抜け出す一歩を踏み出さない限り終わりません。

いくら姉がここで終わらせると言おうが、その費やした時間も心労も…

親が生きている限り終わりませんし、叶いませんし、その時が来た時には自分がモラハラ人間になっているのかもしれません。。

 

 

しかも…親と子という関係(肩書)はどうやっても変わりません。

親を危険な人格の人間だと把握して、離れる選択肢ってあっても良いんですが、

それはモラハラならではの罪悪感の植え付けから簡単にできないんですよね。

 

まして、これまで愛を求めてきた親に対して、親からの愛を諦めるって、

子供からしたらかなり酷な話でもあり…。親を疑う勇気と情を捨てる勇気です。

 

ちょっと余談的にこの内容にあたることでお伝えしたいのが、

以前放送されたテレビドラマ、『明日の約束』ってご存知でしょうか?

モラハラの題材ではありませんが、毒親のお話でして。

 

このドラマの一説で、スクールカウンセラー役の井上真央ちゃんが、

毒親に悩む生徒に掛けたセリフなんですが、とても納得したものがありました。

 

『親から離れて生きる選択肢もある』といったたぐいのセリフです。

 

 

なにも知らない人からしたら、親を見捨てるだの、親と距離を置く子供って、

『えっ?!』ってなるかもしれませんが、

相手が精神疾患である上に、その被害をダイレクトに受けるくらいなら、

ほどよい距離をとって、別の生き方をするのだって必要な選択なんですよね。

 

モラは9割がた治らないにもかかわらず、そこにこだわっていてもどうしようもないし、

改善されることも、勝つことも、納得できることもない。

親だろうが、仕方ない。そういう人なんだから。

 

だったら、こちらが変わるしかないのが結論だと思います。

親・家族だからといっても、相手のメンタルが普通ではない以上、それしかない。

と…気づけたら早いのでしょうが、姉は『長女だから』を理由に父にしがみついています。

 

 

アダルトチルドレンの特徴でもありますが、家族の中での❝役割❞にハマり過ぎて、

自分の自由を犠牲にしているのは自分だと…気づいてくれたらいいのですが…。

 

これまで散々やってきてやったのに薄情な!恩を仇で返して!

こんなことを言われて、言いなりになる必要も怯える必要もなく、

自分の問題ではなく相手の心の問題と割り切ってしまえば楽なのでしょうが…。

 

余談ですが、姉は母に…父と同じような態度を取り、母をバカにすることもあります。

結局…幼い頃から父に母の悪口を吹き込まれてきたので、洗脳ですね…。

それも本来であれば、モラハラ父を心から切り離せば終われるのですが。

 

参考記事

 

『不幸比べ』をして無駄な安心感を得る…幸せを生み出さない思考

モラハラを受け続けてきた人の思考で、共通していることがある気がします。個人的にですが。

それは『不幸比べ』をすることで『自分の方がマシ』『自分の方が幸せ』

思い込もうとする・不健康な❝自分以下探し❞で安心感を得る思考癖。

 

今の自分の状況がおかしい、苦しい、寂しいと深層心理としては気づいているけど、受け止められない。

誰だってそういう気持ちってあると思うんです。

自分を守りたい本能から現状とまっすぐ向き合えなくて、心の防御のために、言い訳をする・現実をねじ曲げ認識してしまうってことはありえます。

 

 

だって、モラハラを受けてきた人にとって、現実を受け入れるということは、

モラハラ加害者からの、あらゆる望み・愛、これまで一生懸命求めて来たものを根こそぎ・根本から一切捨てるということでもあるから。

共依存で成り立っていた依存相手を捨てるって、相当勇気がいる決断だと思います。

 

共依存で自分が成り立っている部分がある上に、共依存だからこそ生きられてることもあるんです。

共依存の相手を捨てる=無になる・孤独と恐怖と紙一重。

自分も依存しているからこそ離れるのが怖い。でも本当は苦しい。

 

ちょっと前置きが長くなっちゃいましたが、

その現実と深層心理のギャップから、こういった、自分より不幸と思う人を見て、

不幸比べをして不健康な安心感を得て、自分の方が幸せだと錯覚してしまいます。

 

 

確かに、自分が健康で、お金に困ることもなく、生きられていることは幸せなことですが、

自分より不幸だと思う境遇な人を見て、自分の安心感を得るって、

たまには自分の救いになることもあるでしょうが、それを常にやっているというのは…

 

なにか変わるでしょうか?現実の苦痛がなくなるでしょうか?

誰が得をしているのでしょう、この不幸マウント。満たされてないのは変わらず、

見て見ぬふりをしているだけのまやかしなんですよね、この思考。

 

 

この人よりはマシって安心感や優越感で、今ある苦痛をなんとなくは補えても、

なにも解決していませんし、モラハラに至ってはこれでは一切抜け出せない思考に陥ります。

…私の姉は、まさにその状態。

 

自分の方がマシ、上、この人よりは幸せだ…って…。

人と比べるのって、モラハラじゃなくても何ひとつ良いものは生み出しません。

(※稀に人と比べるからこそ頑張れる人もいますが。。)

でも、現実を受け入れるのができないと、そうやることでしか、自分の幸せを感じられないのかもしれません。

 

そういう生き方や、見方、考え方しかできないって、

自ら、自分の幸せを切り開くことを放棄しているのと同じではないでしょうか…。

人と比べているからこそ、劣等感も増す。その悪循環に気付ければいいのですが。

 

わかりやすい記事がありました♪ご参考までに

 

 

子供から見た『モラハラを受ける母』にしてほしかったこと…

実家から離れ、今は結婚もし、モラハラに無縁な生き方をできるようになった私。

家族と言えど、人は人、その人が選んだ生き方として干渉しないようになりました。

だから、本当は母にも姉にもモラハラを抜け出して欲しいとは思いつつも…

  • 本人が本気で抜け出そうとする
  • 共依存を認め抜け出す勇気を持つ
  • 本人が心底モラハラの被害に気づく

これらを自覚する以外は、周りがいくら気づかせようとサポートしてもどうしようもなく…。

『家族なのに冷たい』って、私のことを思う人もいるかもしれませんが、

モラハラは、本人の気づき・手放す勇気でしか抜け出す方法はないと思うんです。

 

その気づきやヒントは人によって違いますから、こういったサイトのリアルな声が、抜け出すきっかけになる人もいるでしょうし、

メンタルクリニックなどでのプロによる心のケアなどかもしれません。

自身に合う抜け出す方法を見つけるのが大事だと思います。

 

 

ただ、そんな私が、すべてを経た上であえて言うなら…という思いはいくつかあります。

もしあなたにお子さんがいる場合は、将来子供はこう感じているかもしれない…

という気持ちで、ここからは読み進めて欲しいです。

 

あくまで私はモラハラ父を持つ、(元)いち被害者に過ぎませんので、

あなたのお子さんが同じとは限りませんが、モラハラ家族で育った場合、子供は、

こういう気持ちを持っていることもあるという参考にしてみてください。

 

モラハラな夫に苦しむのは妻だけではありません。お子さんがいる場合は、

お子さんも、苦しんでいます。そして苦しい生き方をする可能性も高いです。

私さえ我慢したらという考え…捨てるきっかけになれば…嬉しいです。

 

 

モラハラ言動を子供に対しても行うお父さんなんて『いらない!

たらればな話で申し訳ないのですが…

今でも、母は父と離婚した方がいいと思っています。

子供の頃、モラハラをうけまくっていた頃も、思っていました。

 

『こんなお父さんいらない』

って。

 

だって、いたところで、お金だけじゃないですか。

まともな愛情なんて、妻のみならず、子供にも与えていないじゃないですか。

 

でも、お母さんにとっては、そんな夫だろうが、お金は大事だし、

子供の進学とか習い事とか、ある程度の生活とか。そういう心配はありますよね。

しかし、お金で縛られている以上、モラハラは終われません。

 

 

モラハラ人間の常套句のお金にまつわる縛り付けで、

子供の人生一生が左右される可能性があるんです。というか、子供だけではなく

あなたの人生もです。子供のために我慢…って、結果子供も苦しみます。

 

 

心も健康で、楽しく笑って生きている母が見ていたいです。

もちろん、離婚していたらしていたで、金銭的に厳しい生活を強いられて、

大変だとは思いますが、人生(一生)をモラハラに苦しむかお金で縛られるか。

 

 

そして、モラハラのない世界を見せて欲しかった。

私は幸い、自身が心を病んだきっかけで、モラハラのない世界を知れました。

ただ、抜け出せないまま大人になった人は、モラハラに苦しむ生き方しかしりません。

 

生え抜きなモラハラ・サラブレッドな生活が当たり前と思っているのですから。

お母さん、子供にモラハラを抜け出すチャンスを与えてあげてください。

子供が小さい場合は、子供をモラハラから救えるのはお母さんしかいません。

 

あるいは、私のように子供自身が、モラハラの弊害で負った心の傷から

挫折を経験し、親を捨てる(距離を置く)という苦しい選択肢を選べるかどうか…

 

参考記事

 

このままモラハラ被害を受け続けて終わるであろう…母への気持ち

どういう生き方を選ぼうが、最終的には本人の自由。

だからこそ母に今更どうこうはもう言いません。

離婚したらいいのにとは思っていても…。本人がそう思わない限り無理ですから。

 

が、モラハラの恐怖を知り、抜け出した私は、思うこともあります。

 

お母さんはもう、人生をモラハラと共に過ごして終わるのかな…

という気持ちです。人生の大半を、モラハラを我慢する生き方しかしていない。

そのまま人生を終えてしまうということ。モラハラのない幸せな暮らしを知らないまま。

 

 

母が選んだ道です。仕方ないんですが、もどかしい気持ちはあります。

人生は一度きり。当たり前ですが。

その大事な時間を、モラハラの嫌味や苦しみばかりに費やしている状態…。

 

モラハラの手の中で、本人が動ける限りの自由は謳歌するでしょうが、

モラハラのない、素敵な自由・時間・人生は知らない一生になる。

姉に関してもそれは思います。抜け出すなら今。思い立ったが吉日です。

 

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おわりに

モラハラから抜け出したのに、それ以降もモラハラの教育での弊害はオンパレードで、

私の場合、モラハラを完全克服できたのは33歳くらいの頃でした。

でも…抜け出せないまま人生を終わる人もいるわけで…。

 

と考えると、たまらなくもどかしいので、モラハラに関する記事をたくさん書いて、

一人でも多くの人に、モラハラから抜け出すヒントにして欲しいと思っています。

 

ですから、ここでご紹介した私のエピソードを見て、

私、この人よりはよっぽどマシだ…

と、安心材料にしてほしいわけでもないですし、

私の方がもっとひどい目に遭ってるかも…

と、モラハラレベルや不幸レベルを比較してほしいわけではありません。

 

 

モラハラから抜け出して幸せになる方法はあります。

モラハラを断ち切って幸せな暮らしを得ている子供もいますし、

今なお被害者なあなたも、ちょっとの勇気と共依存の克服で、必ず幸せになれます。

 

ただ、子供も苦しい人生を送る可能性が高い、あるいは、

子供からも夫と同じようなモラハラをあなたが受けることもある。

そう考えたら…どうするのがあなたも子供も一番幸せになれる方法なのか。

 

モラハラを受けて育った子供からのメッセージとして、

この記事をきっかけに、考える機会にしてみて欲しいです。

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azuking

国内・海外問わず旅行が好き!海外だって1人で行くほどの、怖いもの知らずな一面も。現在は田舎移住ライフでのんびり生活をしています。心理学も好きで、良いのか悪いのか人間関係を観察してしまう癖も…。それも私らしくていいかな♪

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