目つきが変。顔つきが変。
そんな小さなことから始まり、あとは例えば、飲食店の店員さんに対する必要以上に横柄な態度を見て驚いたりしました。
見たところ高校生の、若い男の子の店員さんに対して、タメ口でズバズバと話しかけ、
「偉いなぁ、遊び盛りでこんなに働いてよ~。俺とは大違いだなぁ。俺はこんくらいの時、まいんち学校サボって川でタバコ吸ってたかんね~。ガハハハ!頑張れよ~!」
なんて言ったりしてるんです。
これ、文字にするとあまり伝わらないかもしれないんですけど、わかります?なんか異様なの。
明らかに、モラ夫ひとりが、周りと空気感が違う。
気持ち悪いテンションの高さというか、滑稽というか、近くで聞いていて歯が浮くというとか…。
全然場も盛り上がってないし、男の子は引き気味。
親戚のおじさんでもないのに、やたら偉そうに振舞っている。そういう感じ。

あとは、デートの待ち合わせをした時のこと。
彼はまるで変質者のような目つきをしていたことがありました。
なんとも近寄りがたい、知らない人だったら絶対離れて前を通るような感じでした。
でも、もう数ヶ月も一緒にいる、仮にも自分の彼氏なんだから、と、とりあえず近づいて見ると、すぐに普通に戻っていました。
そういうアレ?っていう場面に遭遇した時。
その時はすごくハッとするし、驚くのだけれど、それだけを切り取って、別れると言う選択肢にはならないし、それ以外の時間がプラスだから、ほんの少しマイナス因子があってもさほど気にならない。
でもその出来事は完全には無くならないから、
「違和感」
として自分の中に残っていく。
そして、そのマイナス因子が、ゆっくり、ゆっくりと
「蓄積されていく」
ような感じです。
だんだんとそれが大きくなって来たとき、もうその違和感に対して、
「自分の中で気づかないふりができなくなっていく」
のです。
そして、それと同時に私に施されていたのが、「彼の洗脳」だったんだと思います。
モラハラ夫の洗脳って、なんかの宗教みたいに、ターゲットを絞り込み、意図的に教祖様の存在を植え込んでいく、みたいなものとはちょっと違うと思います。
とにかく、日々の積み重ねなんです。
モラハラ夫は、じっくり、じっくりと時間をかけて、ターゲットに選んだ女性を洗脳していくんです。
じゃあモラハラ夫の洗脳って具体的にはどうやるんでしょうか。
実は、実体験したはずの自分でも、それがよくわからないのです。
文章にしてはっきりと、メカニズムを説明できたらいいのですが、自分でもわからないうちに、モラハラ夫と別れられない女になっていました。
だからこそ洗脳なんだと思いますが。でも逆に、それが解けた時ははっきりとわかりました。
なんで、おかしいことをおかしいと言えない女になってしまったんだろう。
周りのみんながやめろというのに、それを振り切って結婚してしまったんだろう。
それは、モラハラ加害者と被害者。
両方の心理にありました。
自己愛性障害などのパーソナリティ障害を抱える男と、依存心と責任感が強い女。
2人が出会ってしまったからなのです。
この記事を読んでください。二人の心理がよくわかります。
関連記事!あなたは理解できる?加害者モラハラ夫の心の奥底・心理とは!
関連記事!モラハラ夫に洗脳されやすい被害者妻の「心理と性格」を考えてみた!
これは今こうして、モラハラ夫の元を離れ、冷静に考えて、分析してみた結果、やっとわかった事です。
大事なことは
ココがポイント
できるだけ早く、「モラハラ」だと気づくことです。
そのためには、モラハラがどんなものなのか、理解することです。このチェックリストを使って、まずはチェックしてみてくださいね。
関連記事!ベスト9「モラハラ夫の口癖・発言集」もうお決まりのセリフ?

そして、自分の夫がモラハラ人間であると気がついたのは…
結婚し、出産した後の事でした。
私はネットの中でその事実を知りました。
あまりにも話が通じなくて、夫婦なのにまったくわかりあえなくて、尊厳を侮辱するようなひどい言葉を浴びせられるという日々が続きました。
生まれたばかりの子供のお世話をまったくせず、遊びに行くことしか考えていない。
何か揉め事が起きれば全て妻のせい。
初めての育児なんて、誰もが目一杯になってしまう、ただでさえ心身が疲れきってしまう事なのに、それを理解しようともせず、独身の頃のように自由にできないイライラを妻にぶつけまくっていました。
そんな生活の中で、私はどんどん心が壊れていき、精神疾患を患い、それで初めて、どうやらこれは、モラルハラスメントという嫌がらせ行為であり、夫はなんらかのパーソナリティ障害を抱えているのかも知れない、と気がついていきました。
「これって、モラハラ?」の記事はこちら!
この記事のつづき! >>モラハラ夫だと認識し、そしてモラハラ夫との闘いが始まる!