あなたは、モラハラ夫のモラハラ に耐えかねて、
家出 したことはありますか?
いや、もう、いろいろ問題はあるんだけど、なんも決まってないけど、ひとまず、もう、
心身ともに限界なんで、家を出ます。
という、そういう心境です。
わかります。
なりますよね。
理性も何も、もう残ってない。
モラハラ夫に、とことん、コテンパンにモラハラ されて、私が家を出たら、子供たちはどうなるのとか、学校は?とか、仕事は?とか、そういう理性を全部無くしてしまって、着の身着のまま、
もう、飛び出しちゃうんだから!もう知らない!という、そういう心境です。
日々、モラハラ に追われ、毎日のように攻撃を受けている、モラハラ被害者の方であれば、このような心境になったことは、1度や2度じゃないはずです。
きっと、何度も何度もあると思います。
そんな時、実際に家出をしてみたら、どうなるのでしょうか?
モラハラ夫は反省するでしょうか?
実家に迎えに来るでしょうか?
少しは効果があるでしょうか?
一緒に確認していきましょう。
理不尽に旦那におこられる。
切実に家出したい…#モラハラ#家出— もか (@Mokachanxx58) January 23, 2020
私が実際に家出した時
では、まず、私の実際のケースについてお話しさせてくださいね。
我が家に子供が生まれたばかりの頃、それまでのように出来ていない家事、それまでと違う生活に我慢がならず、自分の存在が一番だったはずの愛する我が妻が、子供に奪われたような、
圧倒的に間違った感覚に囚われていた、うちの元モラ夫氏。
彼はとにかく、ストレスの塊といった感じで、毎日毎日イライラとしていました。
生まれたばかりの子供を慈しむどころか、それとは正反対。
私は、まだぷくぷくとしたあどけない娘を抱えて、
幸せと、悲しみと、モラ夫への緊張感とストレスでいっぱいになっていました。
そして、モラハラ夫のモラハラ は、止まることを知らず、子供の成長とは裏腹に、どんどんエスカレートしていくのでした。
その日も、朝起きるなり、不機嫌マックスのモラ夫氏がそこにいました。
その日は土曜日で、モラオはお休み。ものすごくお天気の良い秋の日で、普通の家族だったら、きっとどこかドライブにでも出掛けるような、そんな気持ちのいい日でした。
でも、我が家の、うちの中だけは、それとは
隔離された世界みたいに、殺伐とした空気が支配していました。
あぁ、息が詰まるな。
何か行動を起こせば、それが正でも誤でも、ケチをつけられるような、心が締め付けられるようなそんな状態でした。
ソファにどっしりと座り、スマホをいじくりまわしているモラ夫を尻目に、朝ごはんの片付けを終え、ベビーベッドで眠る娘の様子を伺いながら、掃除に洗濯、部屋の片付けなどをしていました。
そしてひと段落したところで、娘をリビングに連れていき、おむつを取り替えました。
ジリジリと心の中は心臓が痛いような、そんな状態だったけど、目の前にころころと横になって、ぞうさんのおもちゃで遊んでいる娘に、柔らかい笑顔を向けながらーーーー。
そして、交換した後の
おむつをうっかりリビングの真ん中に置き忘れたまま、
娘をベビーベッドに寝かせて、手を洗って部屋に戻ると、
待ってましたとばかりに、
獲物を目の前にした赤鬼が仁王立ちしているみたいに、モラ夫が待ち構えていたのてす。
「お前は本っ当になんも出来ないんだな」
何をやってもダメ。
運動も算数も国語も、習い事も、工作も音楽も、ほんっっとうに何をやってもダメだな、お前は。
そうやって、
本当に何もできない子供を追い詰めるような言い方で、溜息混じりに私の前でうなだれて見せました。
「これから先どうすんだよ。そんなんで、本当に子供なんか育てられると思ってんの?」
世界中が俺の味方。
俺は間違っていない。
間違ってるわけがない。
みんな、みんなそう思ってるぞ。
お前、ほんとに恥ずかしいぞ。
そんな風に、モラハラ夫から放たれる狂気。
そこからはもう、有無を言わせない、嫌味たっぷりの、乱暴で汚くて、ムカついて怒り狂ってしまいそうな暴言を私に浴びせ続けました。
私には途中から、彼の言葉は聞こえなくなっていました。
ぼーっとして、意識が遠のいていくような感覚でした。
朝からノンストップで、流れるように家事をしていた手はパタリと止まり、もう、
すべでどうでもいいやという感覚に陥りました。
“理性”という気持ちが、形を成して、自分の体から飛び出していくのがわかるようでした。
これは、日々の積み重ねです。
こういうことが1度や2度あったからと言って、その度に出て行こうとは思いません。
皆さんもそうだと思います。
そして、私は、家事を中断し、静かに荷物をまとめて、子供を抱いて家を出ました。
この時の心境を振り返れば、私はこうするしかありませんでした。
家出した後の、モラハラ夫たちは…
いつもそこにいるのが当たり前で、自分の言うことをなんでも聞いて、家のことに子供のこと、自分の身の回りの世話をするのは当たり前。
時にストレスをぶつけて、時に発散の道具にする、
そんな妻という存在がいなくなったら、モラハラ人間はいったいどうすると思いますか?
私の場合は、まず、家出してしばらく経ってから、モラ夫からのLINEがありました。
今どこにいるんだ?
黙って子供を連れ出して、どうなるかわかってるんだろうな?
責任とれよ。
出るとこ出るからな。
そういう、乱暴で拙い文章でした。
ごめん、俺が悪かった。
そんな、自分の予想に反した、驚きと喜びを私に与えてくれるような、しおらしいメッセージをくれるかもしれないという、
ほんのわずかな期待も、鮮やかに裏切ってくれました。
その後執拗なLINEは何度もきました。
夜中に電話もたくさんなりました。
そして翌日になると、私の中に、“理性”が戻ってきているようでした。
荷物だって一泊分しかないし、勢い任せに家を出てきても、このままどこか遠くへ行けるはずもない。
本当に別居に踏み切るには、周到な準備が必要。
そういう考えに至って、私は実家を後にしました。
帰ったらまた、鬼の形相で、こちらを睨みつけてくるのだろうか。
何時間も続くお説教が待っているのだろうか。
私は、重たい気持ちを引きずりながら家に帰りました。
そして玄関を開けて入ると、テレビの音が聞こえてきました。
・・・居るな。
リビングにいるモラ夫が放つ殺気が伝わってきました。
廊下を歩いてリビングに向かうと、ソファーにどっしりと座って腕組みしているモラ夫の姿がありました。
ああ、やっぱりか。
やっぱり始まるのか。
すると、案の定。
「お前、なんか言うことないの?」
モラ夫はテレビ画面から目を離さず、苛々たっぷりと言う様子で私に吐き捨てました。
「昨日は家を空けてすみませんでした。」
そんなセリフを言ってみても、モラ夫にとっては馬の耳に念仏状態。
私の謝罪は、完全になかったことになり、そこから、永い永いお説教が始まり、家についてから、腰を下ろすまで、何時間もかかってしまいました。
モラハラ夫相手に家出をすると、このような残念な結果になってしまいます。
普通、夫婦喧嘩して、妻が実家に帰ったら、どうなるでしょうか?
明確な理由があって、どちらかが明らかに悪でない限り、
お互いに歩み寄って謝ったりするかもしれないし、
一晩たってお互い冷静になって、良い冷却期間になったりするかもしれません。
でも、残念ながら、モラハラ夫にはそれは望めません。
家出するにしてもしないにしても、「俺は悪くない」という絶対的な意思があり、そこは変えられません。
私の場合、自宅に戻ってきた妻に対し、お説教するというという結果でしたが、以下のようなケースも考えられます。
●お説教する(超絶自信家系モラ夫)
●まるで何もなかったかのように「おかえり」と言い、笑顔をみせる(ホラー系モラ夫)
●家出した時点で警察に届ける(突拍子系モラ夫)
●自分の実家に言いつける(マザコン系モラ夫)
●帰ってきてもガン無視(ネチネチ系モラ夫)
●泣いて謝る(演技派モラ夫)
まとめ
モラハラ夫相手に家出をすると、いずれにしても、上記のような結果となり、根本的な解決にはつながりません。
それによってモラハラが治ったり、緩和されたり、罪悪感を抱くようなことは、残念ながらありません。
家出した妻に対して、謝るどころか、家出した妻を責め立ててくるのです。
最後の泣いて謝るというパターンも、決して罪悪感を持つわけではなく、
妻を家に戻すための演技や、ハネムーン期と言われるものに過ぎません。
あなたが一世一代の覚悟で、家出をしてみても、
残念ながらその真意は、モラハラ人間には伝わりません。
どうしても耐えかねた時、我慢ならない時は、家出しても構いません。
でも、問題の解決につなげるためには、やはり、離れて暮らすこと。
一晩だけじゃなくて、もう、これからずっと、ずっとです。
モラハラ夫から離れる術はたくさんあります。
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