モラ夫との離婚について、弁護士の先生に頼むか頼まないか。
悩ましいところだと思います。
でも私個人としては、やっぱり頼んだほうが良いと思います。
その分お金はかかります。
仮に、法テラスを利用しないで頼めば、相談料、着手金に成功報酬…。
幾らかかるかわかりません。
私個人的には、法テラスを通して、先生にお願いして良かったと思います。
実際のところ幾らかかったかなどお伝えしていきますね。
モラ夫との離婚は年単位?!
モラハラ夫との離婚は、長い長い道のりです。
モラ夫に限らないかも知れませんが、親権、財産分与などが争点になる場合や、
お互い譲らず、主張が激しくぶつかり合っている場合などは、離婚するまでに、予想以上に時間がかかります。
調停も裁判も、一回やれば終わり、ではありません。
証拠となるデータや、主張書面、反論書面、
その他各種書類、毎回毎回、いろんなものを用意して臨まなくてはなりません。
私の場合、先生と毎回2時間くらいかけて主張書面の作成をして、先生がそれをまとめ、
きちんとした様式にしたものを、裁判所などに提出して下さっていました。
とてもじゃありませんが、一から十まで全部を自分でやることは不可能だったと思います。
さらに、離れてもなお、神経を逆撫でしてくるのが、モラハラ人間です。
代理人を通して連絡するよう言っても、勝手にLINEして来て文句を言ったり、
お金を払いたくないあまり、
「金遣いの荒い妻だった。貯金は妻が全部遣い込んだから、手元には一銭もない。」
などと、驚かされるような嘘をついたり。
そういう精神的揺さぶりにも、耐えなければならない。
私からすれば、嘘八百の、笑ってしまうような主張でも、
正式に書面にして来ている以上は、こちらも応えなければならないんです。
離れてもなお、こちらの精神を攻撃してくるモラハラ夫。
離れるまでは覚悟して望まなければなりません。
何を隠そう、私は、家を飛び出してから、かれこれ一年半、未だ裁判は継続中です。
うちのモラ夫の場合、私が代理人をつけた途端、自分もそうしていました。
でも、この離婚騒動の原因は妻にあるとして、その弁護士費用も全て、妻が支払えと要求して来ました。
でもそんな事、こちらが200%有責の悪者でもない限り、ありえませんけどね。
モラハラ夫と闘う弁護士費用と依頼方法
弁護士費用って、イメージ的に、一番最初に相談料を支払い、実際に着手する時に着手金、
そして全て終わった一番最後に、成功報酬を支払う。
そんな感じだと思ってました。
でも実際は違いました。
実際は事件ごとにそれを繰り返すんです。
例えば、
・婚姻費用の額を決めるのに争う「婚姻費用分担調停」
・離婚までの監護権を争う「監護者指定の審判」
・婚姻費用を約束通り支払わない相手に給与差押えする時の「強制執行手続き」
などなど、詳細はいろんな項目に分かれているんです。
それがひとつひとつ、“事件”と呼ばれて、その事件ごとに、着手金や報酬を支払っていくのです。
法テラスの場合は、その金額はかなり少額ですが、事件の内容により、どんどん上乗せされて行きます。
そして、毎月定額を法テラスに支払います。
家計の実態報告のようなものは必要ですが、月々5,000円程度の支払いでもOKです。
私が一番最初の着手金でお支払いしたのは12万円でした。それを全て分割で。
そして事件ごとに、数万円ずつ上乗せされていった感じです。
メリット・デメリット
ここで、簡単に、私なりの法テラスのメリットとデメリットをお伝えします。
法テラスは、国が運営する、法律トラブルに関する様々な手助けをしてくれる機関です。
収入や資産状況により、自己資金では弁護士や司法書士に依頼できない人たちのための機関です。
メリット
メリットはやはり、支払いについてです。
弁護士費用と言うのは基本的に一括支払いなんだそうですが、
法テラスなら分割払いに応じてくれます。
私は、法テラスがなかったら、弁護士の先生には依頼できず、
モラ夫から離れたはいいけれど、調停に裁判にと、
自分一人で抱え込み、さらに疲弊していたと思います。
デメリット
そしてデメリットは、正直あんまり見あたりません・・・。
辛うじてあげるとするなら、
基本的には先生を選べないという事ですね。
法律扶助なんて、普通に平和に生活していたら、直面しない問題です。
前もって何カ月も前から、用意周到に、準備できることではありません。
急に予想外の問題に直面して、専門家に扶助を依頼するわけですよね。
そんな時は、法テラスの窓口で申込するわけですが、
その場合は弁護士の先生を選べません。
その日の担当の弁護士さんが引き受けてくれます。
先生も人間ですから、相性というものがあります。
その辺は注意が必要です。
でも諦めてはいけません。詳しくはこちらの記事をご覧になってみてくださいね。
参考記事 実際、法テラスってどうなんでしょう。 使える? 使えない? ... 続きを見る
法テラス活用!モラハラ夫と闘う弁護士を妥協せず選んだ体験記!
意外な落とし穴
慰謝料や、婚姻費用。
満足のいく金額を手にできたら、ひとまずは安心しますよね。
まとまった額が入ったら、やっぱり喜ばしいと思います。
でも!!
こういうことがあります。
ちょっと皆さん聞いて下さい。先週モラ夫から婚費の振込みがあったので弁護士事務所に報告の電話をしました。事務の女の人に「婚費の振込みがあったので先生にお伝え下さい。」と伝えました。そしたら「法テラスの返済に充てないといけないので使わないで下さい。」と。。。何か初めの説明の時に
— モラ夫と別居からの離婚成立! (@ok______827) April 1, 2019
そうなんですよ。
これなんです。
こちらは生活が困窮している中、やっと入ったと思った婚姻費用。
これですこしは楽できるかな、と。
でも、法テラスの支払いに充当しないといけないんですよね。
まぁ、ごもっともな話なんですけど。
でも!!
全部持っていかれたりしません!!
大丈夫です!
やはり、家計費の詳細について報告する必要はありますが、
逼迫している旨伝えれば、法テラスは譲歩してくれます。
私の場合、モラ夫がゴネていて、最初、
婚姻費用を全然支払わなかったんです。
そこで、こちらは痺れを切らし、
給与差し押さえに踏み切ろうとしました。
すると、その寸前で、滞納していた分を、ごっそりまとめて入金してきたのです。
けっこうまとまった額で、ちょっと驚きました。
そして先生に報告すると、私も、上記ツイートのように説明を受けましたが、
「もしも、家計費に充当するようでしたら、その旨法テラスに伝えてください。」
と先生からアドバイスが。
そして、書面で、家計状況を報告することにより、
一括返済を逃れることができました。
一部は支払うよう命じられましたが、そのほとんどを手元に残して、家計費に充当することができました。
最終的に法テラスに支払う金額は変わりませんが、
困っている今、状況をわかってもらえるのはとてもありがたかったです。
まとめ
月々の支払いは5,000円。
(収入や家計の状況により変化すると思います。)
それで、モラハラ夫から守ってもらえて、精神的苦痛から解放されて、
法律の専門家が、無事に離婚できるまで、二人三脚で戦ってくれる。
正直、子供のことで手一杯で、モラ夫と離れた新生活が始まった時、
裁判のことを考える余裕は少しもなくて、先生に丸投げ状態にしてしまった時もありました。
それでも、ずっとずっと、サポートして下さっています。
いろんなことを乗り越えなければならないモラ夫裁判。
法テラスの利用は検討して見る価値があると思います。