実際、法テラスってどうなんでしょう。
使える?
使えない?
法テラスの情報は、ネットの中にあふれていますよね。
実際のところ、どうなんでしょうか。
モラ夫との離婚が容易でないことはわかる。
弁護士に頼んだほうがいいのもわかる。
でも、頼まなくても裁判はできる。
無駄になるならお金は使いたくない。
こんな疑問にお答えするべく、私の実体験を元に、弁護士の先生と、法テラスについてお伝えしていきます。
法テラスに無料弁護士相談行ったことあるけど、モラハラされて精神的にボロボロだった私に
養育費なんてアテにしないで自分で稼ぐ努力した方がいいなど、当時の私には本当につらいお説教をされたのがトラウマです…— みゆまり (@Usagi721) March 9, 2019
弁護士も十人十色
昔、面白いドラマがありましたね。
天海祐希さん主演の、離婚弁護士。
観てました?
私はつい最近、無料配信サイトでシーズン2まで全部観ちゃいました。
最新作ですと、「昨日何食べた?」で、西島秀俊さんが、弁護士役をされています。
あんな風に、ドラマに描かれるような、絵に描いたような先生、実際いるんでしょうか。
悪徳弁護士、とか聞きますしね。
私は、今の先生にお願いして、かれこれ一年半ほど経ちました。
モラ夫との離婚の、一切合切について、全てにおいてお世話になっています。
今の先生は、なんというか生真面目で、冗談の通じないような一面もありますが、
温厚で穏やかで、頼り甲斐のある、男性のベテラン先生です。
先生に巡り合うまで、何人かの弁護士さんとお話ししました。
弁護士さんを決める上で、“相性”とか、“話しやすさ”を重視したからです。
私は、基本気弱なので、思った事を言えないような威圧的な先生ではダメだと思いました。
モラ夫を攻撃してもらうにはその方がいいのかもしれないと思いながら。
弁護士の先生と初対面
法テラスの無料相談にて、初めてお目にかかった先生は、関西訛りのある、細身のメガネをかけた男性の先生でした。
恐る恐る、初めて赴いた法テラスの窓口。
弁護士の先生と話すなんて、緊張する!
そんな思いで相談に臨みました。
するとその関西訛りの先生は、まず面と向かった瞬間、
「そんな小さいお子さんが居て、離婚相談、ですか?」
と、信じられないとういうような顔をして言いました。
そしてなんと、私に、自己破産を勧めてきました。
育休中の私が、家のローンを支払わず、離婚するには?という質問に対して、そう。
え?これは、弁護士の先生が伝授してくれた秘技なの?
一般人には思いつかない、これが、無料相談の真骨頂?!
でも、それは違うことがすぐにわかりました。
そのあと、離婚理由について聞かれ、
「夫のモラハラが辛い」
と答えると、
「モラハラねぇ」と、こちらの顔を見ずに、いかにもめんどくさそうでした。
「じゃあ今まで言われた中で1番辛かった言葉は何なの?」
なんか、私を試してるような、そんな挑戦的な聞き方。
私は一気に不愉快になりました。
彼の薬指には結婚指輪がありました。
もしかしたら、彼は、家で、モラハラを繰り返しているのかも知れない。
だから、私の相談を鼻で笑っているんだ。
彼の奥さんと子供が可哀想。
無料相談だと思って、自己破産だなんて、適当な事を言いやがって…。
勝手な妄想はどんどん膨らみ、規定の30分を前にして、私は席を立ちました。
ともすると、私の被害妄想なのかも知れません。
それが現実なのかも知れない。
でも、彼からは、困っている人の役に立つ仕事がしたい!
そんな熱き思いは、全く感じられませんでした。
法テラス利用の裏技
法テラスやっぱり使えないか…。
無料相談は基本2回までだし、なんかこの先も期待できなそう。
法テラスは諦めるしかないかな。
そう思いながら何気なくネット検索していると、もう一つ方法がある事に気がつきました。
“法テラス利用可”と掲示している先生なら、個人的に先生を探して、
それから法テラスの利用を申請することが可能という事です。
それなら、優しそうな、穏やかな、話しやすい、自分の理想の先生を見つけられるかも知れない。
そう思い立ち、私は弁護士会のホームページを見つけました。
こちらでは、法テラスが利用できるか否かと、得意分野、事務所の場所などが検索できました。
ここで何人かの先生を探し、電話でお話しして、この人なら、と、選んだのが、今の先生でした。
相性や話しやすさは最重要
離婚協議や、調停、裁判となると、夫婦お互いの、
人間性丸出しの、生きるか死ぬか、伸るか反るかの大勝負です。
体裁を取り繕ってなんかいられません。
自分の言いたいことや主張は、残らず全部、相手に伝えなければなりません。
言いたいことも言えず、先生のペースで、良いように進められては、勝ち負けに関わらず、あとあとしこりを残します。
ここだけは主張したい!というような、切実な思いも、
ちゃんと採り上げてくれる、そんな先生でなくてはなりません。
せっかくの、と言ったら変ですが、人生の一大イベントですから、ここは、
先生選びにはたくさんの時間をかけ、この人だ!と思う先生に、是非お願いしてくださいね!
まとめ
「子供に、どうして離婚したのか、ちゃんと説明したいから、納得いくまで戦う。」
これは、とあるモラハラ被害者の妻の言葉です。
勝てばいいとか、お金がたくさん入れば良いとかじゃなくて、
子供に説明するために、正々堂々、気がすむまで戦いたいんだと。
それには、二人三脚で、モラ夫に立ち向かってくれる、熱い先生でないとダメです。
そして法テラスは、金銭面において、私たち被害者妻の、とても大きな味方です。
次回の記事では、法テラスを通して先生に依頼している私が、
実際どれくらいかかったかなどの費用の詳細についてまとめたいと思います。
私の調停レポートも、よろしければご覧ください。
-
モラハラ夫との離婚調停とはどんなもの?不成立の場合は?
離婚には、協議、調停、審判、裁判といくつも種類があるのをご存 ...
続きを見る