モラハラの魔の手から、子供を守りたい。
私は、モラ夫との同居中、ずっとそんな事ばかり考えていました。
自分の夫がモラハラ人間だとわかった時から、その対処法や、関わり方、身を守る方法、治療法に至るまで、たくさんのことを調べました。
でも、最も焦りながら、食い入るように調べたのは
子供のことでした。
どうすればこの子を、平和に、モラハラに染まらないように育てられるのかどうかを。
私と同じように、我が子の身を案じているお母さんはきっと多いと思います。
今回は、モラ夫から子供を守る方法について、まとめたいと思います。
我が子を守りたい母親たち
まずは、ネットの中にあふれている、モラ夫に苦しみながらも、子供を守りたいと切に願う、母たちの声をいくつか見ていきましょう。
子供の為に私がモラ夫様の行動を止めるべきなのは分かってる。分かってるんだけど、何を言ってもモラ夫様の行動は変わらないし、むしろ逆に激ギレして私と子供に物凄い被害が、、、
なんとしても子供を守る為にも早く対処しなきゃ。
— グミ子 (@gumgum6773) April 23, 2019
モラハラ夫の横暴ぶりに振り回されるしかない妻と子供たち。
でも、何を言っても変わらないし、むしろ逆に激ギレされる。
手に取るように、その痛みがわかります。
毎日毎日神経がすり減るような、あの感じ…。
そして、子供達のため、すぐにでも対応しなければいけないことはわかってる。
だけど、どうすればいいのかわからない。
そんな状況なのかも知れません。
また仕事が始まり愚痴と文句の嵐?
外で感情出せないから当たるのは嫁?自分以外を悪者にしないと生きて行けない最悪な人間だわ?子供を守るために理不尽な事も言い返せないのが悔しい?子供が独り立ちしたらおさらばするのが今の目標です??#モラハラ夫#旦那デスノート— mu-mu (@takubui85) January 11, 2019
子供のために、理不尽な事も飲み込んで言い返さない。
なんて強いお母さんなんでしょうか。
何はなくとも、子供が独り立ちするまでは、離婚を選択しないという、強い気持ちが伺えます。
私がやり返す事でDVではなく喧嘩が成立していましたが、子供が生まれて以来自分が正しくとも、モラ夫に理不尽な事を言われようとも、出来るだけ逆らわずモラ夫に従うふりをするようになりました。子供を守る為、家庭内の空気や雰囲気に波風を立てたくなかったからです。
— シロキツネ (@white_foxxx) June 28, 2012
やり返すことで、DVではなく喧嘩の成立?!
私自身、そんな風に発想したことはこれまでにありませんでした。
でも子供が生まれてからは、子供を守るために、「従うふりをする」へシフトチェンジ。
家庭に在らぬ波風を立てたくない。
それによって子供を不安にさせたくはない。
やっぱりこれも、ものすごい強い母の愛を感じました。
母の強い愛は子供に届く?
どのお母さんからも、子供への強い愛を感じました。
強い気持ちを持っているからこそ、離婚をすぐに決断できないし、
自分が耐えればいいのだからと、自己犠牲を払ってしまうんだと思います。
「自分はどんなに傷ついても構わない。」
「でも、私は、子供を力一杯守りたい。」
という風に。
いや、かっこいいです。
そういう母親の姿は、本当にかっこいい。
例えば私が、モラハラ人間を父に持つ家の子供に生まれたとしたら。
そして、こんな風に、自分という子供を、
全力で、命懸けで守ってくれる母親がいたとしたら。
「本当にカッコいい、私のママ。マジで超自慢!」
そう思うとおもいます。
そしてどこまでもついていこうと、きっと思います。
そして、ママをかっこいいと思うと同時に、
ママには無理をしてほしくない。
もっと楽に、もっと自分を大切に生きてほしい。
そうも思うかもしれません。
そして、ママを支えたい、とか、思うかもしれません。
でも、そんなふうに思えるのは、今の私だから、です。
モラハラ人間とともに生活し、モラハラの苦しみを味わい、
実際に離婚に踏み切った事のある、私という大人だからです。
子供がある程度のことが理解できる歳になって、父親が母親に、ひどい言葉を浴びせているのを何度も見て、
自分の父親が、本当におかしい奴なんだってわかったら、
お母さんを応援しようっていう気にもなるかもしれません。
でも、そうではない、まだ未熟な、お母さんことが大好きな、
純粋で小さな子供が、それを理解できるでしょうか。
本当はすごく辛そうだけど、無理してそうだけど、お母さん、なんか必死で頑張ってる。
そんなお母さんの、真意をくみ取ることができるでしょうか。
ストレートに、素直に、それに甘え、それに従い、ここで静かに生きていこうと、割り切れるでしょうか。
そして、母親のいないところでも繰り広げられるはずの、父親からのモラハラ攻撃。
そんな攻撃から、自分をどう守ればいいのか、果たしてそれがわかるでしょうか。
子供心に、色んなことを思うはずです。
いろんな風に悩み苦しむと思います。
でも、「モラハラ人間は基本スルーすればいい」なんていう、
モラハラを熟知したカウンセラーような俯瞰的見解を、子供の心で考えられるでしょうか。
自分を守ってくれる強い母がそばにいることは、子供にとって大きな支えかもしれません。
どうしても離婚できない環境下であれば、それだけが心の支えといってもいいでしょう。
でも、純粋で多感で、繊細な子供の心を、
母の強い気持ちだけで、モラハラ人間から守るのは、とても難しいことだと、私は思います。
どんなに強い愛情で守っても、
それさえも脅かしてしまうのが、モラハラの怖さだと、私は思っています。
そして、子供が見ていないと思って油断して、
父の横暴に顔をゆがめる母の姿を見ることが、何よりも辛いはずです。
モラハラは、大切な我が子の、人格形成にかかわってくる問題です。
以前、「モラハラが子供に及ぼす影響」について詳しく書いた記事があります。
モラハラ人間と子供がいっしょに暮らしている場合の、子供に及ぼす影響について詳しく書いてありますので、ご覧になってみてくださいね。
参考記事
-
モラハラ夫が「子供に及ぼす影響」と悩み続けた私の決意とは?
私は、これを知った時、大きな離婚の決意をしました。 自分がモ ...
続きを見る
子供たちの本音
「“子どものために”という言葉を殺し文句のようにふりかざしていましたが、自分のフィルターをはずして、ちゃんと子どもの気持ちを聞いてほしかったです。子どもにとって何が一番有益で幸せか、そのために何ができるか'''、考えてほしかった」(Gさん♀・23)
「(離婚した親は)責任を感じすぎないでほしいな、と思います。親から『あのとき離婚しちゃって、ごめんね』という言葉をかけ続けられると、子どもがプレッシャーを感じてしまうこともあります。 ある程度までは責任を感じてほしいですけれど、そこから先は、親子でも“一対一の人間”として、ふつうに接してくれたらと思います」(Dさん♀・21)
「4歳の子にも離婚の理由を説明してくれた。子どもだからという理由で説明がなかったことはない。悩まずにすんでいる」(離婚時4歳,現在21歳)
私は実の子でもちろん育ててくれた事に関しては感謝はしてます。
しかし、母親の人生を自分の思い通りに進めようとするのは許せないし、もう母の顔が傷着くのは見たくない、と思う一心です。— モラハラ 父親 子の悩み (@dvkononayami) December 17, 2018
これらは、離婚や両親の問題において、子供たちの本音をまとめたサイトやツイッターから見つけたものです。
その子供によって、一人一人違う、いろんな考えをちゃんと持ってます。
両親に対する思いや、夫婦の事、家族の事、子供なりにいろんなこと、感じています。
子供の本音って、ハッとさせられますよね。
まとめ
モラハラ人間の夫の元を離れ、我が子のためと信じて、マイホームを手に入れるべく、忙しく働く毎日。
忙しい毎日の中でも、穏やかな環境の中で、子供を慈しみ、たっぷり甘えさせ、大好きだと伝える。
夫の顔なんて見たくもないけど、子供にはいつでも父親に会えることを伝え、面会の機会を設ける。
私の場合は、こういう道を歩んでいますが、果たしてそれが、若干2歳の我が子の本当の望みなのか、知る術はありません。
でも、精神崩壊していたモラハラの毎日から抜け出し、モラハラと子供を切り離し、今の自分が選ぶのはこの道だと信じてます。
今は信じて進むしかありません。
この問題には、模範解答はありません。
でも、後悔しない事は出来ます。
後悔しないように、子供の心を想い、選択肢を知り、モラハラを知り、
最善の策を講じる事は出来ます。