最近考えてしまう。モラハラが発覚するまではしっかり愛されてたんだよなって思ってたけど、
今では私に最初から愛情はあったのか? 付き合ってた頃も私を手に入れる為の演技だったんじゃないかって。かげではコイツはチョロいなって笑ってたんじゃないかって。何がホントでウソなのか麻痺してきた— ^^ (@OEtDXrv7NnkO2os) July 20, 2020
さて、今回のテーマは、モラハラ人間の演技についてです。
モラハラ自体が演技か?
モラハラが発覚するまでの紳士な姿が演技なのか?
モラ夫が、義両親や会社で振舞っているデキル男像が、演技なのか・・・。
今回は、モラハラ夫と演技という、永遠の謎について、ハッキリさせていきましょう。
モラハラ夫の本当の姿
モラハラ人間は基本的に演技がうまいです。
それはもう、めちゃくちゃうまい。
演劇部出身とか、そういうレベルではなくて、とにかくもう、
日常生活に溶け込むリアルな演技がうまいわけです。
考えてみてください、皆さん。
これまでのモラハラ 夫との歴史を。
お付き合いを始めたばかりの頃。
みなさんのモラハラ夫さんは、どんなでしたか?
これといって特徴がないような、目立たない草食タイプとは正反対で、いつも自分らしさを持っていて、ブレない芯があって、スマートなエスコート力を兼ね備えている。
初めてキスをするときは、得意の男らしさを発揮。少し強引に引っ張られていくあの感じが心地良くて、みるみると彼のペースに飲み込まれていった。
大人しくて真面目な私たちには無いものを、彼らはたくさん持っていた。
そうやって、彼らに心奪われ、あっという間に夢中になっていったーーー。
そんな風に、
私たちは
“演技派”な彼らに、まんまと騙されてしまったのです。
その証拠に、今隣にいる、あなたのモラハラ夫を見てください。
あの頃のキラキラとした、私たちを惹きつけていた魅力は、まだどこかにありますか?
私のことを全力で愛し、私をあんなに夢中にしてくれた、天真爛漫に輝いていた彼の姿はもう、微塵もありませんよね?
それはすべてが、演技だったからです。
あなたが惹きつけられていた、キラキラと輝いて、カッコ良かった彼は、
本当の彼の姿ではありません。
そして、結婚生活と共に、時間と共に、
彼が変わり果ててしまったのでもありません。
今あなたの隣で、あなたやお子さんを脅かしている、その姿こそ、
モラハラ夫の、本当の姿なのです。
モラハラ夫の演技力
私が最も、演技うま〜っと思ったのは、モラ夫氏の、結婚前のとある発言でした。
普通カップルで、結婚前に、まず一度は絶対話題になる、
「子供好きか」問題。ありますよね。
私は、彼のその言動を見て、「あ、この人子供好きなんだ。」
「この人の子供生まれたら、楽しい家庭になるんだろうな〜。」
と心から思いました。
この人ならば、子供が産まれても安心だし、姪っ子のことも可愛がってくれるんだろうな。
早く合わせたいなぁ、将来楽しみだなぁ、そんなふうに思いました。
それは、ショッピングモールでの出来事でした。
ベビールームの近くのベンチで、モラ夫氏と一緒に休んでいると、まだよちよち歩きの男の子が、私たちのそばに寄ってきました。
そして男の子は、モラ夫氏の膝につかまってニコニコと笑いました。
あどけなくて愛想がよくて、とっても可愛い男の子でした。
すると、すぐにお母さんが来て、「すみません」と言いながら、申し訳なさそうに男の子を抱いて居なくなりました。
そして私がふと、モラ夫氏の顔を見ると、
「かわいいなぁ」
なんとも穏やかに笑う、優しそうな横顔がそこにはありました。
そして、
「俺、昔から子供と老人には好かれるんだよね(照笑)」
そう言って、照れくさそうにはにかんで見せました。
その時の私は、
完全に、その優しいモラ夫氏の横顔に心奪われていました。
いや、正確に言うと、
モラ夫氏のナチュラルでピュアなお芝居に、魅せられていました。
当時の私には、モラ夫氏との結婚を決める上での、大きな選考ポイントとなる出来事でした。
でも、今こうして考えてみると、普通によくあるシチュエーションの中で、普通によくある台詞だったにも関わらず、
モラ夫氏の、見事な演技力に、まんまと魅せられてしまったのだ
と、そう思います。
今思えば、そんな、ゴマンとあるようなセリフはきっと、モラ夫氏がどこかで仕入れたネタのひとつだったんでしょう。
きっと、テレビドラマでどこかのイケメンが言ってたセリフのひとつだったのだと思います。
みなさんにも、こんなシチュエーション、身に覚えがないでしょうか。
そうやって、私たちは、モラハラ夫達の見事なまでの演技力に、身も心も奪われていき、洗脳されて行ってしまうのだと思います。
参考記事
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まとめ
私は、モラハラと演技という、永遠のテーマについてこう思います。
モラハラ夫が、私たちというモラハラ被害者と出会った時、彼らはきっと演技をしていません。
でも、お付き合いが始まってしばらくして、
私たちの事を人生の伴侶として考え始めた時、お芝居は始まります。
そして、モラ夫達は、本当は思ってもいない事、感じてもいない事、本当は意味が分からないけど、こういう時ドラマの主人公ならこう言うよなっていうセリフを言うんです。
私たちは、それに見事に騙されてしまい、気が付くと結婚して、子供ができているんです。
そして、「もう逃げられまい」という状況になれば、そこで、長い長いお芝居は終わります。
自分を偽り、思ってもいないことを言う、窮屈な生活を終えたモラハラ夫たちはそこから、
ぐんぐんと、本当の自分の姿をさらけ出していくのです。
これは、モラハラ夫たちにとってもまた、人生を賭けた、伸るか反るかの大勝負なのかも知れませんね。